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公開番号
2025136378
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034902
出願日
2024-03-07
発明の名称
ナノバブル水生成機能を有する散水用ノズルガン
出願人
株式会社富士計器
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01F
23/2375 20220101AFI20250911BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】水道水をその水圧を利用して、シャワー状、ジェット状、ミスト状等に散水する散水用ノズルガンにナノバブル水生成機能を持たせる。
【解決手段】本体部2における水の流路の上流端に設けられたホースプラグ11と、本体部2における流路の下流端に設けられて水をシャワー状、ジェット状、ミスト状、コーン状等に切り替えて散水するための散水用ノズル5と、本体部2の外側に設けられて散水用ノズル5からの散水を操作するレバー12と、レバー12操作により本体内の流路の水を塞ぎ又は開放する弁体8と弁機構13と、から成る散水用ノズルガン1において、本体部2内の流路を通過する水に含まれる水泡を微細化する小型で高性能のナノバブル水生成器3を内蔵する。ナノバブル水生成器3は、水道水を円筒体3-1の中心軸から所定距離離れた同心円状に形成された複数の分岐孔6をそれぞれ有する入水面体3-2と、水道水を流出する出水面体3-3とにより構成され、円筒体は本体部のハンドル部4内に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部と、
前記本体部の内部に形成された水の流路と、
前記本体部における前記流路の上流端に設けられたホースプラグと、
前記本体部における流路の下流端に設けられて水をシャワー状、ジェット状、ミスト状、コーン状等に切り替えて散水するための散水用ノズルと、
前記本体部の外側に設けられて前記散水用ノズルからの散水を操作するレバーと、
前記レバーの往復操作により前記本体内に形成された流路の水を塞ぎ又は開放する弁体と弁機構と、
前記本体部内の流路を通過する水に含まれる水泡を微細化するナノバブル水生成器と、から成り、
前記ナノバブル水生成器は、前記本体部中の水路中に配置されたことを特徴とする、ナノバブル水生成機能を有する散水用ノズルガン。
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【請求項2】
前記ナノバブル水生成器は、
前記給水ホースの内面に密接する円筒体と、
水道水を前記円筒体の中心軸から所定距離だけ離れた同心円状に形成された複数の分岐孔を有する入水面体と、
前記円筒体から水道水を流出する複数の分岐孔を有する出水面体と、により構成され、
前記円筒体は、前記本体部のハンドル部の内部に配置され、
前記入水面体と前記出水面体間の前記円筒体の内面壁には、螺旋状の切込みによる凹凸部が形成され、
前記入水面体の複数の分岐孔から流れ込む水が、前記螺旋状の凹凸部に接触及び衝突することにより前記円筒体内で乱流を生じさせ、水道水内の気泡が微細に粉砕されて前記出水面体からナノバブル水が流出するように形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載のナノバブル水生成機能を有する散水用ノズルガン。
【請求項3】
前記入水面体に設けられた複数の分岐孔は、その入水側から出水側に向けての中心軸が当該入水面体の中心軸に対し所定角度だけ傾斜している請求項2に記載のナノバブル水生成機能を有する散水用ノズルガン。
【請求項4】
前記入水面体に設けられた複数の分岐孔は、前記同心円上に等間隔の設けられた、請求項2又は3に記載のナノバブル水生成機能を有する散水用ノズルガン。
【請求項5】
前記入水面体の厚寸法は、円筒体の直径寸法の少なくとも概ね1/4である、請求項4に記載のナノバブル水生成機能を有するナノバブル水生成機能を有する散水用ノズルガン。
【請求項6】
前記入水面側から前記出水面側への流水方向から見て、前記入水面体と前記出水面体におけるそれぞれの分岐孔の中心位置は、一致しないよう所定の角度ズレて配置されている、ことを特徴する請求項4に記載のナノバブル水生成機能を有する散水用ノズルガン。
【請求項7】
前記入水面体と前記出水面体は、少なくとも5ミリメートル以上の厚さを有する黄銅素材、樹脂素材又はステンレス素材により形成される、ことを特徴とする請求項6に記載のナノバブル水生成機能を有する散水用ノズルガン。
【請求項8】
前記円筒体は、黄銅素材、ステンレス素材又は樹脂素材により形成される、ことを特徴とする請求項7に記載のナノバブル水生成機能を有する散水用ノズルガン。
【請求項9】
本体部と、
前記本体部の内部に形成された水の流路と、前記本体部における前記流路の上流端に設けられたホースプラグと、
前記本体部における流路の下流端に設けられて水をシャワー状、ジェット状、ミスト状、コーン状等に切り替えて散水するための散水用ノズルと、
前記本体部の外側に設けられて前記散水用ノズルからの散水を操作するレバーと、
前記レバーの往復操作により前記本体内に形成された流路の水を塞ぎ又は開放する弁体と弁機構と、
から成る散水用ノズルガンに接続されるホース接続プラグであって、
流路を通過する水に含まれる水泡を微細化するナノバブル水生成器が、その内部に配置されたことを特徴とする散水用ノズルガン用ホース接続プラグ。
【請求項10】
前記ナノバブル水生成器は、
前記給水ホースの内面に密接する円筒体と、
水道水を前記円筒体の中心軸から所定距離だけ離れた同心円状に形成された4つの分岐孔を有する入水面体と、
前記円筒体から水道水を流出する4つの分岐孔を有する出水面体と、により構成され、
前記円筒体は、前記本体部のハンドル部の内部に配置され、
前記入水面体と前記出水面体間の前記円筒体の内面壁には、螺旋状の切込みによる凹凸部が形成され、
前記入水面体の4つの分岐孔から流れ込む水が、前記螺旋状の凹凸部に接触及び衝突することにより前記円筒体内で乱流を生じさせ、水道水内の気泡が微細に粉砕されて前記出水面体からナノバブル水が流出するように形成される、
ことを特徴とする請求項9に記載の散水用ノズルガン用ホース接続プラグ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に洗浄、清掃、園芸などに用いられ、水道水をその水圧を利用して、シャワー状、ジェット状、ミスト状、コーン状等に散水する散水用ノズルガンに関し、特にナノバブル水生成機能を有する散水用ノズルガンを低コストで提供する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ナノバブル水とは、一般的に気泡の直径サイズが概ね100μm以下のマイクロバブルや、同サイズが50~500nm程度のナノバブルサイズの気泡を多く含む微細気泡水を意味する。
【0003】
このため、ナノバブル水は、水がキメ細やかでサラサラ状態を呈して、手足等の毛穴や汗腺に沁み込んで汚れを落とし、屋外の壁や床のレンガや石材の微細な隙間に入り込んでいる汚れを効果的に除去し、さらには、植物の葉や枝に付着している土、塵、ほこりを効率的に洗い流すと共に、水分子が葉の組織に効果的に浸透することから、従来の主な利用分野であった洗濯機やシャワー等の屋内での利用分野に留まらず、屋外での物品等の洗浄や清掃や園芸用等にナノバブル水を利用することが注目されるに至っている。
【0004】
また、ナノバブル水の電気的作用による洗浄効果も注目されてきている。ナノバブルの表面には通常、マイナスの電荷が帯電しており、電荷の反発作用により気泡同士が合体することなく、電荷がナノバブル水中に拡散・浮遊している。これに対し、油分、細かい異物等による汚れは、通常プラスに帯電している。よって、マイナスの電荷を帯びているナノバブル水の水分子が、プラス電荷の汚れ物質内に浸透し易くなって吸着することになる。これによって、例えば、草木の葉の表面に付着しているほこりや塵等の汚れを分離し洗い流し、葉や枝を構成する組織内に水分子が容易に浸透、植物の成長が促されると共の病害虫に侵されに難くなるのである。
【0005】
このような優れた作用効果を奏するナノバブル水を発生するには、従来から、例えば、高速せん断方式、加圧圧壊方式、キャビテーション方式などが知られているが、何れの方式のナノバブル発生器も、散水器内に内蔵させることは困難であった。また、従来のナノバブル発生器を外部から散水器に連結して使用するとなると、ナノバブル発生器の重量と大きさから散水器の操作性や使用勝手において支障が生じてしまう。特に、家庭用の散水機に、高速せん断方式や加圧圧壊方式のナノバブル発生器を用いることは現実的ではなかった。
【0006】
水の中に溶融しているいわゆる溶存空気からキャビテーション方式でナノバブル水を生成する例としては、入口から出口に向かいその中心軸に直交する断面積を漸減する通水用入口側の第1ノズルと、第1ノズルの出口から連通して設けられた連通路を介して連続して配設され、入口から出口に向かってその中心軸に直交する断面積を漸増する通水用出口側の第2ノズルと、前記連通路にのみ開口した隙間又は側室とを有するマイクロバブル発生装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0007】
また、同様に水の中の溶存空気からキャビテーション方式によってマイクロバブル水を生成させる他の例としては、美容や健康面での効果に奏するシャワーヘッドが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2009-136864号公報
特開2016-002196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1によるマイクロバブル発生装置は、側室を備える連通路で急膨張した水流を第2ノズルで絞りによる減圧するために、使用するのに十分な量の水が供給できなくなることがある。そのため、そのときの水道圧の状況に応じて側室の軸流方向での幅サイズを調整しなければならず、家庭用の散水器内に内蔵させることは不可能である。
【0010】
また、特許文献2は、家庭でシャワーや洗濯の際にナノバブル水を使用できるようにしたものではあが、ここに用いられているような比較的に小型のマイクロバブル生成器であっても、軽くて小型で操作性を考慮すると主に家庭内で使用される散水器内に流用することは困難であった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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