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公開番号
2025135919
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034002
出願日
2024-03-06
発明の名称
堰堤の製作方法
出願人
JFE建材株式会社
代理人
弁理士法人インテクト国際特許事務所
,
個人
主分類
E02B
7/02 20060101AFI20250911BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】堰堤を構成する部材の溶接工程において、各部材の組み立て時にずれが発生しないよう精度よく溶接できると共に、作業時間を短縮して製造コストを削減することができる堰堤の製作方法を提供する。
【解決手段】複数の柱部により構成される堰堤の製作方法であって、前記柱部は、第1のフランジと第2のフランジとを締結部材によって締結するフランジ締結工程と、前記第1のフランジと第1のパイプの接合部の一部及び、前記第2のフランジと第2のパイプの接合部の一部を仮付けする仮付け工程と、前記第1のフランジと前記第1のパイプの接合部を前記第1のパイプの全周に渡り溶接すると共に、前記第2のフランジと前記第2のパイプの接合部を前記第2のパイプの全周に渡り同時に溶接する本溶接工程と、により製造される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の柱部を備える堰堤の製作方法であって、
前記柱部は、第1のフランジと第2のフランジとを締結部材によって締結するフランジ締結工程と、
前記第1のフランジと第1のパイプの接合部の一部及び、前記第2のフランジと第2のパイプの接合部の一部を仮付けする仮付け工程と、
前記第1のフランジと前記第1のパイプの接合部を前記第1のパイプの全周に渡り溶接すると共に、前記第2のフランジと前記第2のパイプの接合部を前記第2のパイプの全周に渡り同時に溶接する本溶接工程と、により製造されることを特徴とする堰堤の製作方法。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載する堰堤の製作方法において、
前記本溶接工程では、前記第1のフランジと前記第2のフランジが締結された状態で、前記第1のフランジと前記第1のパイプの接合部及び、前記第2のフランジと前記第2のパイプの接合部が溶接されることを特徴とする堰堤の製作方法。
【請求項3】
請求項1に記載する堰堤の製作方法において、
前記本溶接工程では、前記第1のフランジと前記第1のパイプの接続部及び、前記第2のフランジと前記第2のパイプの接続部が、前記第1のパイプ及び前記第2のパイプの軸方向に移動自在な溶接装置により溶接され、
前記溶接装置は、前記第1のパイプ及び前記第2のパイプの軸方向に延びるように敷設される溶接機用レール上に載置されることを特徴とする堰堤の製作方法。
【請求項4】
請求項1に記載する堰堤の製作方法において、
前記第1のパイプは、駆動手段によって回転駆動される駆動ローラに支持され、
前記第2のパイプは、従動ローラによって回転自在に支持され、
前記従動ローラは、前記第1のパイプ及び前記第2のパイプの軸方向に延びるように敷設されるターニングロール用レール上に移動自在に載置されることを特徴とする堰堤の製作方法。
【請求項5】
請求項1に記載する堰堤の製作方法において、
前記本溶接工程では、倣い装置を備える溶接装置により前記第1のフランジと前記第1のパイプの接合部及び、前記第2のフランジと前記第2のパイプの接合部が溶接されることを特徴とする堰堤の製作方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、山間地の河川や渓谷等に構築され、洪水時等に発生する流木や岩石などを捕捉して災害を未然に防止する堰堤の製作方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
山間地の河川や渓谷等に構築され、洪水時等に発生する土石流対策又は流木対策に用いるものとして、河川内で河川の幅方向に設けられる透過型の砂防堰堤が知られている。透過型の砂防堰堤は、一般に河川の両岸からそれぞれ河川の中央に向かって延出し、コンクリート等から構築される非越流部と、両岸から延出した非越流部同士の間に配置される捕捉体により構成される。以下、本明細書において、透過型の砂防堰堤に用いられる捕捉体を、堰堤の捕捉体あるいは単に堰堤と称する。
【0003】
堰堤は、上流からの水を通過させつつも、土石流に含まれる流木や岩石などの物体が下流域に到達することを抑制する。
【0004】
従来、このような堰堤の構成として、特許文献1に記載されるような、複数の柱部と梁部とを立体的に組み合わせた構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006―328721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般に、堰堤100は、図1に示すように、複数の柱構造体110が河川の幅方向に離間するように配置される。柱構造体110は、一対の上流側の柱部120と下流側の柱部130及び梁部140により構成される。上流側の柱部120と下流側の柱部130は、頭頂部付近で交差するように接合され、上下方向の中間部において梁部140を介して接続される。それぞれの柱部120、130は、第1の柱部材1と第2の柱部材2を長手方向に複数連結して、所定の長さとなるように構成されている。また、離間して配置される柱構造体110は、それぞれ複数の桁部150により連結される。
【0007】
このように、堰堤100に用いられる柱部120、130、梁部140及び桁部150は、多数の連結部を介してそれぞれが連結されている。
【0008】
また、柱部120、130、梁部140及び桁部150は、鋼管からなるパイプ部と、鋼板からなるフランジ部により構成されており、各連結部は、それぞれのフランジ部同士をボルトとナット等の締結部材によって連結させる構造を有する。
【0009】
堰堤100に用いられる柱部120、130、梁部140及び桁部150、並びに各連結部には、土石流に含まれる流木や岩石を捕捉する際に破壊されないよう、強度面に優れた構造であることが求められる。
【0010】
従来、このような柱部120、130、梁部140及び桁部150は、パイプ部とフランジ部を強固に溶接することにより接合されている。また、これらの溶接はパイプ部とフランジ部の接合部につき一箇所ごとに行われていた。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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