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公開番号
2025135164
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024032831
出願日
2024-03-05
発明の名称
燃料電池冷却システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H01M
8/04 20160101AFI20250910BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】インタークーラを冷却するとともに、効率的に燃料電池の温度を上げる技術を提案する。
【解決手段】燃料電池冷却システムでは、第1冷却流路と、第1冷却流路に設けられた燃料電池と、第2冷却流路と、第2冷却流路に設けられたラジエータと、第2冷却流路に設けられたインタークーラと、第1冷却流路と第2冷却流路との間で熱交換を行う中間熱交換器と、第2冷却流路に設けられたバイパス流路を備え、前記燃料電池の発電中において、第1冷却流路の冷媒の温度が第1基準値より低い場合は、中間熱交換器、インタークーラ及びバイパス流路を通る経路で第2冷却流路に冷媒を循環させる第1動作を行い、第1冷却流路の冷媒の温度が第1基準値より高い場合は、中間熱交換器、インタークーラ及びラジエータを通る経路で第2冷却流路に冷媒を循環させる第2動作を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料電池冷却システムであって、
冷媒を循環させる第1冷却流路と、
前記第1冷却流路に設けられた燃料電池と、
冷媒を循環させる第2冷却流路と、
前記第2冷却流路に設けられたラジエータと、
前記第2冷却流路に設けられたインタークーラと、
前記第1冷却流路と前記第2冷却流路との間で熱交換を行う中間熱交換器と、
を備え、
前記第2冷却流路が、前記ラジエータに対して並列に設けられたバイパス流路を備え、
前記燃料電池の発電中において、前記第1冷却流路の冷媒の温度が第1基準値より低い場合は、前記燃料電池と前記中間熱交換器を通る経路で前記第1冷却流路に冷媒を循環させるとともに、前記中間熱交換器、前記インタークーラ及び前記バイパス流路を通る経路で前記第2冷却流路に冷媒を循環させる第1動作を行い、
前記燃料電池の発電中において、前記第1冷却流路の冷媒の温度が前記第1基準値より高い場合は、前記燃料電池と前記中間熱交換器を通る経路で前記第1冷却流路に冷媒を循環させるとともに、前記中間熱交換器、前記インタークーラ及び前記ラジエータを通る経路で前記第2冷却流路に冷媒を循環させる第2動作を行う、
燃料電池冷却システム。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記第1動作及び前記第2動作では、前記第2冷却流路において前記中間熱交換器と前記インタークーラに並列に冷媒が流れる、
請求項1に記載の燃料電池冷却システム。
【請求項3】
前記第1動作において、前記第1冷却流路の冷媒の温度が第2基準値より低い場合には、前記第1冷却流路の冷媒の温度が前記第2基準値より高い場合よりも、前記第1冷却流路の冷媒の循環速度を遅くする、請求項1または2に記載の燃料電池冷却システム。
【請求項4】
前記第1動作において、前記第1冷却流路の冷媒の温度が前記第2基準値より低い場合には、前記第1冷却流路の冷媒の温度が前記第2基準値より高い場合よりも、前記第2冷却流路の冷媒の循環速度を遅くする、請求項3に記載の燃料電池冷却システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、燃料電池冷却システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の燃料電池システムは、冷媒を循環させる第1冷却流路と第2冷却流路を有している。第1冷却流路には、燃料電池が設けられている。第2冷却流路には、ラジエータが設けられている。第1冷却流路と第2冷却流路に跨って中間熱交換器が設けられている。中間熱交換器は、第1冷却流路と第2冷却流路との間で熱交換を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-33108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料電池システムでは、燃料電池に供給される圧縮空気を冷却するために、インタークーラが設けられる。特許文献1の技術においては、第2冷却流路にインタークーラを設けると、ラジエータで冷却された冷媒をインタークーラと中間熱交換器に供給できる。燃料電池の発電中においては、第1冷却流路に冷媒を循環させるとともに、ラジエータと中間熱交換器とインタークーラを通るように第2冷却流路に冷媒を循環させることができる。燃料電池で発生した熱は、第1冷却流路を流れる冷媒によって中間熱交換器へと伝達される。中間熱交換器は、第2冷却流路の冷媒(すなわち、ラジエータで冷却された冷媒)との熱交換によって第1冷却流路の冷媒を冷却する。このため、第1冷却流路の冷媒によって燃料電池を効率的に冷却できる。また、インタークーラは、第2冷却流路の冷媒(すなわち、ラジエータで冷却された冷媒)との熱交換によって圧縮空気を冷却する。このため、圧縮空気を効率的に冷却できる。
【0005】
低温環境において燃料電池を始動した場合、始動直後においては燃料電池の温度が低く、発電効率が低い。また、燃料電池を始動すると、インタークーラに冷媒を供給する必要がある。上記の燃料電池システムでは、インタークーラに冷媒を供給すると、中間熱交換器にも冷媒が供給される。すると、中間熱交換器と第1冷却流路の冷媒によって燃料電池が冷却され、燃料電池の温度が上昇し難い。このため、燃料電池の発電効率が上昇し難い。このように、第2冷却流路にインタークーラを設けると、低温環境において燃料電池の温度が上昇し難いという問題があった。本明細書では、インタークーラに冷媒を供給しながら燃料電池の温度を上げることが可能な技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(態様1)
本明細書が開示する燃料電池冷却システムでは、冷媒を循環させる第1冷却流路と、前記第1冷却流路に設けられた燃料電池と、冷媒を循環させる第2冷却流路と、前記第2冷却流路に設けられたラジエータと、前記第2冷却流路に設けられたインタークーラと、前記第1冷却流路と前記第2冷却流路との間で熱交換を行う中間熱交換器と、を備え、前記第2冷却流路が、前記ラジエータに対して並列に設けられたバイパス流路を備え、前記燃料電池の発電中において、前記第1冷却流路の冷媒の温度が第1基準値より低い場合は、前記燃料電池と前記中間熱交換器を通る経路で前記第1冷却流路に冷媒を循環させるとともに、前記中間熱交換器、前記インタークーラ及び前記バイパス流路を通る経路で前記第2冷却流路に冷媒を循環させる第1動作を行い、前記燃料電池の発電中において、前記第1冷却流路の冷媒の温度が前記第1基準値より高い場合は、前記燃料電池と前記中間熱交換器を通る経路で前記第1冷却流路に冷媒を循環させるとともに、前記中間熱交換器、前記インタークーラ及び前記ラジエータを通る経路で前記第2冷却流路に冷媒を循環させる第2動作を行う。
【0007】
上記の燃料電池冷却システムでは、燃料電池の発電中において第1冷却流路の冷媒の温度が第1基準値より低い場合、第1動作を行う。第1動作では、中間熱交換器、インタークーラ及びバイパス流路を通る経路で冷媒が第2冷却流路を循環する。ラジエータをバイパスする経路で冷媒が循環するので、第2冷却流路の冷媒の温度が下がり難い。そのため、中間熱交換器内での第1冷却流路と第2冷却流路との間の熱移動量が小さくなる。その結果、第1冷却流路の冷媒の温度が下がりにくくなり、燃料電池の温度を効率的に上げことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
燃料電池冷却システムのブロック図である。
第1循環流路の説明図である。
第2循環流路の説明図である。
燃料電池冷却システムの動作選択処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
上記態様1に続き、本明細書が開示する燃料電池冷却システムの追加的な構成について以下に説明する。
(態様2)
前記第1動作及び前記第2動作では、前記第2冷却流路において前記中間熱交換器と前記インタークーラに並列に冷媒が流れる、態様1に記載の燃料電池冷却システム。
(態様3)
前記第1動作において、前記第1冷却流路の冷媒の温度が第2基準値より低い場合には、前記第1冷却流路の冷媒の温度が第2基準値より高い場合よりも、前記第1冷却流路の冷媒の循環速度を遅くする、態様1または2に記載の燃料電池冷却システム。
(態様4)
前記第1動作において、前記第1冷却流路の冷媒の温度が前記第2基準値より低い場合には、前記第1冷却流路の冷媒の温度が第2基準値より高い場合よりも、前記第2冷却流路の冷媒の循環速度を遅くする態様1~3のいずれかに記載の燃料電池冷却システム。
【0010】
態様2によれば、第2冷却流路を流れる冷媒が、中間熱交換器に流入するとともに、インタークーラに流入する。すなわち、中間熱交換器が第1冷却流路と第2冷却流路との間で熱交換を行うのとともに、インタークーラの冷却を行う。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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