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公開番号2025134672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2025033652
出願日2025-03-04
発明の名称骨固定プレート
出願人学校法人日本大学,株式会社ベアーメディック
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 17/80 20060101AFI20250909BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】外科手術において、骨固定プレートと皮下組織とを密着できる骨固定プレートを提供する。
【解決手段】本発明に係る骨固定プレート10は、固定具により頭蓋骨に固定される骨固定プレートであって、前記固定具が挿通される開口部13と複数の連結片14とを有するメッシュ構造を備え、前記複数の連結片のうち少なくとも1つの連結片が、前記骨固定プレートの一方の面から他方の面に向けて突出するように曲げられた湾曲突起15である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
固定具により頭蓋骨に固定される骨固定プレートであって、
前記固定具が挿通される開口部と複数の連結片とを有するメッシュ構造を備え、
前記複数の連結片のうち少なくとも1つの連結片が、前記骨固定プレートの一方の面から他方の面に向けて突出するように曲げられた湾曲突起である、骨固定プレート。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
固定具により頭蓋骨に固定される骨固定プレートであって、
プレート本体と、
前記プレート本体の周縁に配置され、前記固定具が挿通される開口部と、
前記プレート本体に形成される複数のスリットと、
前記スリットの間に配置される帯状構造と
を備え、
少なくとも1つの前記帯状構造が、前記骨固定プレートの一方の面から他方の面に向けて突出するように曲げられた湾曲突起である、骨固定プレート。
【請求項3】
前記湾曲突起の頂の高さが、0.8以上2.0mm以下である、請求項1又は請求項2に記載の骨固定プレート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外科手術で用いる骨固定プレートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
脳神経外科分野において、脳腫瘍や脳動脈瘤などを治療するために開頭術が行われる。
【0003】
開頭術では、一例として、初めに、頭部の皮膚を切開後、直下の皮下組織(筋膜や腱膜)を剥離する。次に、頭蓋骨に医療用ドリルなどを用いて複数の孔(バーホール)を開け、バーホール間の頭蓋骨を切断して、骨弁を取り外す。これにより、頭蓋骨の一部に骨窓部が形成される。次に、骨窓部を介して、硬膜を切開後、病変を治療する。治療終了後、硬膜を縫合し、骨窓部に取り外した骨弁を戻し、頭蓋骨と骨弁を骨固定プレートで固定する。最後に、骨固定プレートを含む頭蓋骨を皮下組織で覆って皮下組織を縫合した後、皮膚で覆って皮膚を縫合する(例えば、非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
和久井大輔他:“開頭術後頭蓋骨固定プレートによる頭皮断裂および美容上の問題をきたした3例”、Jpn. J. Neurosurg、Vol.21(2012)、pp.138-142.
木股敬裕他、“頭頚部悪性腫瘍切除後におけるQOLを考慮した再建”、日本整容脳神経外科研究会第7回研究会記録集(2014)p.11-14.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、開頭術に骨固定プレートを用いる場合、プレートの慢性的な機械的刺激による頭皮へのダメージにより,頭皮が菲薄化し,骨固定プレートが透見されるようになる。さらに、皮膚切開を行い脆弱化した部位に頭皮断裂が生じる。
【0006】
また、骨固定プレートと皮下組織の間に空隙(死腔)が残存すると、皮下貯留が生じ、創部離開、感染、髄液漏が生じる(非特許文献1、2)。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述したような課題を解決するために、本発明に係る骨固定プレートは、固定具により頭蓋骨に固定される骨固定プレートであって、前記固定具が挿通される開口部と複数の連結片とを有するメッシュ構造を備え、前記複数の連結片のうち少なくとも1つの連結片が、前記骨固定プレートの一方の面から他方の面に向けて突出するように曲げられた湾曲突起である。
【0008】
また、本発明に係る骨固定プレートは、固定具により頭蓋骨に固定される骨固定プレートであって、プレート本体と、前記プレート本体の周縁に配置され、前記固定具が挿通される開口部と、前記プレート本体に形成される複数のスリットと、前記スリットの間に配置される帯状構造とを備え、少なくとも1つの前記帯状構造が、前記骨固定プレートの一方の面から他方の面に向けて突出するように曲げられた湾曲突起である。
【0009】
また、本発明に係る骨固定プレートは、前記湾曲突起の頂の高さが、0.8以上2.0mm以下であってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、外科手術において骨固定プレートと皮下組織とを密着できる骨固定プレートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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