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公開番号2025132462
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030058
出願日2024-02-29
発明の名称緩衝器
出願人Astemo株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類F16F 9/508 20060101AFI20250903BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】耐久性を向上させることが可能な緩衝器を提供する。
【解決手段】第1通路101,132に設けられる減衰力発生機構40と、第1通路101,132とは並列の第2通路107にあってシリンダ2内の一側室である下室20に設けられる周波数感応部と、を有し、減衰力発生機構40は、ピストン18の摺動によって生じる油液Lの流れを抑制して減衰力を発生させる、シリンダ2内の一側室20に設けられるメインバルブ231と、ピストン18の摺動によって生じる油液Lの流れを抑制して減衰力を発生させる、シリンダ2内の他側室19に設けられるメインバルブ129と、を有し、シリンダ2内の下室20と上室19とを連通可能な常時連通路である常時連通路127を形成するサブバルブ130が、メインバルブ129,231のうちの上室19に設けられたメインバルブ129側に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
作動流体が封入されるシリンダと、
前記シリンダ内に摺動可能に嵌装され、該シリンダ内を2つの室に区画するピストンと、
一端側が前記ピストンに連結されると共に他端側が前記シリンダの外部に延出されるピストンロッドと、
前記ピストンの移動により一方の前記室から作動流体が流れ出す第1通路と、
前記第1通路と並列に設けられる第2通路と、
前記第1通路に設けられて減衰力を発生させる減衰力発生機構と、
前記第2通路にあって前記シリンダ内の一側室に設けられる周波数感応部と、
を有し、
前記減衰力発生機構は、
前記ピストンの摺動によって生じる作動流体の流れを抑制して減衰力を発生させる、前記シリンダ内の前記一側室に設けられる第1メインバルブと、
前記ピストンの摺動によって生じる作動流体の流れを抑制して減衰力を発生させる、前記シリンダ内の他側室に設けられる第2メインバルブと、
を有し、
前記シリンダ内の前記一側室と前記シリンダ内の前記他側室とを連通可能な常時連通路を形成するサブバルブが、前記第1メインバルブおよび前記第2メインバルブのうちの前記第2メインバルブ側に配置されていることを特徴とする緩衝器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緩衝器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
緩衝器には、周波数に感応して減衰力が可変となるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7038613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
緩衝器において、耐久性を向上させる要望がある。
【0005】
したがって、本発明は、耐久性を向上させることが可能となる緩衝器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る一態様の緩衝器は、作動流体が封入されるシリンダと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装され、該シリンダ内を2つの室に区画するピストンと、一端側が前記ピストンに連結されると共に他端側が前記シリンダの外部に延出されるピストンロッドと、前記ピストンの移動により一方の前記室から作動流体が流れ出す第1通路と、前記第1通路と並列に設けられる第2通路と、前記第1通路に設けられて減衰力を発生させる減衰力発生機構と、前記第2通路にあって前記シリンダ内の一側室に設けられる周波数感応部と、を有し、前記減衰力発生機構は、前記ピストンの摺動によって生じる作動流体の流れを抑制して減衰力を発生させる、前記シリンダ内の前記一側室に設けられる第1メインバルブと、前記ピストンの摺動によって生じる作動流体の流れを抑制して減衰力を発生させる、前記シリンダ内の他側室に設けられる第2メインバルブと、を有し、前記シリンダ内の前記一側室と前記シリンダ内の前記他側室とを連通可能な常時連通路を形成するサブバルブが、前記第1メインバルブおよび前記第2メインバルブのうちの前記第2メインバルブ側に配置されている、構成とした。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、耐久性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る一実施形態の緩衝器を示す一部を断面とした正面図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器のピストン周辺を示す部分断面図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器の伸び側の減衰力発生部周辺を示す部分断面図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器の周波数感応部周辺を示す部分断面図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器の固定オリフィスを形成する一方のディスクを示す平面図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器の固定オリフィスを形成する他方のディスクを示す平面図である。
本発明に係る一実施形態の緩衝器のピストン速度が微低速域および低速域の減衰力特性を示す特性線図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下においては、説明の便宜上、図1~図4における上側を「上」とし、図1~図4における下側を「下」として説明する。
【0010】
本実施形態の緩衝器1は、図1に示すように、いわゆる複筒型の油圧緩衝器であり、作動流体としての油液LおよびガスGが封入されるシリンダ2を備えている。シリンダ2は、円筒状の内筒3と、この内筒3よりも大径で内筒3を覆うように同心状に設けられた有底円筒状の外筒4と、を有しており、内筒3と外筒4との間にリザーバ室6が形成されている。シリンダ2には、内筒3内に油液Lが封入されており、リザーバ室6に油液LおよびガスGが封入されている。緩衝器1は、外筒4の上部開口側を覆うカバー7と、いずれも外筒4の外周側に固定されるメインブラケット8およびスプリングシート9と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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