TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025138815
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2025112471,2021091790
出願日2025-07-02,2021-05-31
発明の名称改善システム、改善方法
出願人Astemo株式会社
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06Q 10/0639 20230101AFI20250917BHJP(計算;計数)
要約【課題】因果関係グラフへの編集を順序情報に反映させる。
【解決手段】改善システム10は、業務プロセスにおける複数の評価指標に関するパラメータ情報を読み込み、評価指標同士の相関関係を相関係数で表現した第1相関を算出する第1相関計算部と、第1相関及び複数の評価指標の順序情報に基づき、評価指標の相関関係をリンクで示した因果関係グラフを作成するグラフ生成部と、因果関係グラフをユーザに提示し、ユーザによる因果関係グラフへの変更を受け付けるインタフェース部と、ユーザによる因果関係グラフへの変更に係る評価指標を差分評価指標として抽出し、順序情報において差分評価指標の順序を変更した暫定順序情報を複数とおり作成し、暫定順序情報及びパラメータ情報に基づきグラフ生成部が作成した一時因果関係グラフがユーザによる変更後の因果関係グラフと一致する当該暫定順序情報を更新後の順序情報とする順序計算部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
業務プロセスにおける複数の評価指標に関する情報であるパラメータ情報を読み込み、前記評価指標同士の相関関係を相関係数で表現した第1相関を算出する第1相関計算部と、
前記第1相関、および前記複数の評価指標の優先順位に関する情報である順序情報に基づき、前記評価指標をノードとし前記評価指標の相関関係をリンクで示した因果関係グラフを作成するグラフ生成部と、
前記因果関係グラフをユーザに提示し、前記ユーザによる前記因果関係グラフへの変更を受け付けるインタフェース部と、
前記ユーザによる前記因果関係グラフへの変更に係る前記評価指標を差分評価指標として抽出し、前記順序情報において前記差分評価指標の順序を変更した暫定順序情報を複数とおり作成し、前記暫定順序情報および前記パラメータ情報に基づき前記グラフ生成部が作成した一時因果関係グラフが前記ユーザによる変更後の前記因果関係グラフと一致する当該暫定順序情報を更新後の前記順序情報とする順序計算部と、を備える改善システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の改善システムにおいて、
前記順序計算部により前記順序情報が更新されると、前記順序情報における下位の前記評価指標を説明変数とし、前記順序情報における上位の前記評価指標を目的変数として単回帰分析を実施し、前記単回帰分析の回帰式における1次項の傾きおよび符号に基づく値を改善効果として算出する第2相関計算部をさらに備え、
前記インタフェース部は、更新された前記順序情報および前記第2相関計算部が算出した前記改善効果を提示する、改善システム。
【請求項3】
請求項2に記載の改善システムにおいて、
前記インタフェース部は、前記ユーザによる前記ノードの選択に基づき、選択された前記ノードに関連する前記改善効果を前記ユーザに提示する、改善システム。
【請求項4】
請求項2に記載の改善システムにおいて、
前記インタフェース部は、前記ユーザの操作に基づき、前記改善効果における数量に所定の倍率を乗じて表示する、改善システム。
【請求項5】
請求項1に記載の改善システムにおいて、
前記順序計算部は、前記暫定順序情報を作成する際に、前記差分評価指標に含まれる評価指標間の順序には、変更前順序情報から削除された評価指標間の順序が反映される、改善システム。
【請求項6】
1または複数のコンピュータが実行する改善方法であって、
業務プロセスにおける複数の評価指標に関する情報であるパラメータ情報を読み込み、
前記評価指標同士の相関関係を相関係数で表現した第1相関を算出する第1相関計算ステップと、
前記第1相関、および前記複数の評価指標の優先順位に関する情報である順序情報に基づき、前記評価指標をノードとし前記評価指標の相関関係をリンクで示した因果関係グラフを作成するグラフ生成ステップと、
前記因果関係グラフをユーザに提示し、前記ユーザによる前記因果関係グラフへの変更を受け付ける入力ステップと、
前記ユーザによる前記因果関係グラフへの変更に係る前記評価指標を差分評価指標として抽出し、前記順序情報において前記差分評価指標の順序を変更した暫定順序情報を複数とおり作成し、前記暫定順序情報および前記パラメータ情報に基づき前記グラフ生成ステップにより作成された一時因果関係グラフが前記ユーザによる変更後の前記因果関係グラフと一致する当該暫定順序情報を更新後の前記順序情報とする順序計算ステップと、を含む改善方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、改善システム、および改善方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
ソフトウェア開発プロジェクトではプロジェクトから得られたデータに基づいて改善施策の立案を行うことがある。施策の立案を効率的に行うため、プロジェクトの発生事象をノードとし、原因となるノードから結果となるノードへ有向線でつないだ因果関係グラフを用いる。因果関係グラフは、「ある事象が起きると、別の事象が起きやすい」などの関係性をノードと有向線で表したものである。たとえば「プロジェクトの利益向上」などの重要な発生事象につながる有向線を逆向きにたどることで、施策立案者は行うべき施策を見つけることができる。特許文献1には、それぞれが原因又は結果である複数の要素の因果関係を示す情報である因果関係情報を基に前記複数の要素にそれぞれ対応した複数のノードと前記複数の要素の因果関係に対応した複数のエッジとで構成された有向グラフを生成するグラフ生成部と、当該生成した有向グラフを含む出力情報を表示するUI(User Interface)制御部とを備え、前記有向グラフでは、水平方向又は垂直方向である第1の方向が、+x方向と-x方向を持つx方向であり、前記第1の方向と直交する第2の方向が、+y方向と-y方向を持つy方向であり、一つ以上のノードから別の一つ以上のノードにそれぞれ接続される二つ以上のエッジの一部の線分が重複することが許容されている、因果関係表示システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-098387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている発明では、因果関係グラフへの編集を順序情報に反映できない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様による改善システムは、業務プロセスにおける複数の評価指標に関する情報であるパラメータ情報を読み込み、前記評価指標同士の相関関係を相関係数で表現した第1相関を算出する第1相関計算部と、前記第1相関、および前記複数の評価指標の優先順位に関する情報である順序情報に基づき、前記評価指標をノードとし前記評価指標の相関関係をリンクで示した因果関係グラフを作成するグラフ生成部と、前記因果関係グラフをユーザに提示し、前記ユーザによる前記因果関係グラフへの変更を受け付けるインタフェース部と、ユーザによる前記因果関係グラフへの変更に係る前記評価指標を差分評価指標として抽出し、前記順序情報において前記差分評価指標の順序を変更した暫定順序情報を複数とおり作成し、前記暫定順序情報および前記パラメータ情報に基づき前記グラフ生成部が作成した一時因果関係グラフが前記ユーザによる変更後の前記因果関係グラフと一致する当該暫定順序情報を更新後の前記順序情報とする順序計算部と、を備える。
本発明の第2の態様による改善方法は、1または複数のコンピュータが実行する改善方法であって、業務プロセスにおける複数の評価指標に関する情報であるパラメータ情報を読み込み、前記評価指標同士の相関関係を相関係数で表現した第1相関を算出する第1相関計算ステップと、前記第1相関、および前記複数の評価指標の優先順位に関する情報である順序情報に基づき、前記評価指標をノードとし前記評価指標の相関関係をリンクで示した因果関係グラフを作成するグラフ生成ステップと、前記因果関係グラフをユーザに提示し、前記ユーザによる前記因果関係グラフへの変更を受け付ける入力ステップと、前記ユーザによる前記因果関係グラフへの変更に係る前記評価指標を差分評価指標として抽出し、前記順序情報において前記差分評価指標の順序を変更した暫定順序情報を複数とおり作成し、前記暫定順序情報および前記パラメータ情報に基づき前記グラフ生成ステップにより作成された一時因果関係グラフが前記ユーザによる変更後の前記因果関係グラフと一致する当該暫定順序情報を更新後の前記順序情報とする順序計算ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、因果関係グラフへの編集を順序情報に反映できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態における改善システムの機能構成図
パラメータ情報の一例を示す図
順序情報の一例を視覚的に示す図
第1の実施の形態におけるインタフェース部の表示の一例を示す図
因果関係グラフの一例を示す図
第2相関の一例を示す図
ユーザによる因果関係グラフの操作を示す図
第1相関の一例を示す図
順序計算部の処理を視覚的に示す図
順序計算部の処理を視覚的に示す図
順序計算部の処理を視覚的に示す図
順序計算部の処理を示すフローチャート
順序計算部の処理を示すフローチャート
第2の実施の形態における改善システムの機能構成図
第2の実施の形態におけるインタフェース部の表示の一例を示す図
レイアウト情報の一例を示す図
第3の実施の形態におけるインタフェース部の表示の一例を示す図
第4の実施の形態におけるインタフェース部の表示の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
―第1の実施の形態―
以下、図1~図13を参照して、改善システムの第1の実施の形態を説明する。
【0009】
図1は、改善システム10の機能構成図である。改善システム10は、第1相関計算部101と、第2相関計算部107と、グラフ生成部103と、順序計算部109と、インタフェース部110とを備える。改善システム10は、1または複数の演算装置から構成される。この演算装置はたとえば、中央演算装置であるCPU、読み出し専用の記憶装置であるROM、および読み書き可能な記憶装置であるRAMを備え、CPUがROMに格納されるプログラムをRAMに展開して実行することで様々な演算を行う。演算装置は、CPU、ROM、およびRAMの組み合わせの代わりに書き換え可能な論理回路であるFPGA(Field Programmable Gate Array)や特定用途向け集積回路であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現されてもよい。また演算装置は、CPU、ROM、およびRAMの組み合わせの代わりに、異なる構成の組み合わせ、たとえばCPU、ROM、RAMとFPGAの組み合わせにより実現されてもよい。
【0010】
第1相関計算部101、第2相関計算部107、グラフ生成部103、および順序計算部109はたとえば、上述したCPU、ROM、およびRAMの組合せにより実現される。インタフェース部110はたとえば、液晶ディスプレイおよびポインティングデバイスの組合せ、または液晶ディスプレイにより実現される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

Astemo株式会社
半導体装置
5日前
Astemo株式会社
電力変換装置
20日前
Astemo株式会社
電流検出装置
1日前
Astemo株式会社
電圧検出装置
1日前
Astemo株式会社
インバータ制御装置
11日前
Astemo株式会社
バッテリー充電装置
1日前
Astemo株式会社
支持ユニット、懸架装置
1日前
Astemo株式会社
バンプストッパ、緩衝器
1日前
Astemo株式会社
インジェクタ故障検出装置
1日前
Astemo株式会社
制御装置及び鍵情報秘匿方法
1日前
Astemo株式会社
タスク処理方法および制御装置
1日前
Astemo株式会社
地絡検出装置及び地絡検出方法
5日前
Astemo株式会社
車両制御装置及び車両制御方法
5日前
Astemo株式会社
めっき部材およびその製造方法
12日前
Astemo株式会社
過電圧検知装置及び電圧検出装置
12日前
Astemo株式会社
ダイナミックダンパ及びプロペラシャフト
19日前
Astemo株式会社
自動車用電子制御装置およびメモリ管理装置
1日前
Astemo株式会社
サーバ装置
11日前
Astemo株式会社
走行支援装置
11日前
Astemo株式会社
車両制御システム
今日
Astemo株式会社
改善システム、改善方法
5日前
個人
裁判のAI化
2か月前
個人
工程設計支援装置
1か月前
個人
情報処理システム
2か月前
個人
フラワーコートA
1か月前
個人
検査システム
2か月前
個人
冷凍食品輸出支援構造
26日前
個人
為替ポイント伊達夢貯
26日前
個人
介護情報提供システム
2か月前
個人
設計支援システム
2か月前
個人
表変換編集支援システム
19日前
個人
設計支援システム
2か月前
個人
携帯情報端末装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
携帯装置
2か月前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
2か月前
個人
結婚相手紹介支援システム
1か月前
続きを見る