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公開番号
2025138375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037429
出願日
2024-03-11
発明の名称
地絡検出装置及び地絡検出方法
出願人
Astemo株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
G01R
31/52 20200101AFI20250917BHJP(測定;試験)
要約
【課題】地絡検出に要する時間を従来よりも短縮することが可能な地絡検出装置及び地絡検出方法を提供する。
【解決手段】Yコンデンサが接続された電池の地絡を検出する地絡検出装置であって、第1抵抗器と第1スイッチとを備え、一端が電池のプラス電極に接続された第1の直列回路と、第2抵抗器と第2スイッチとを備え、一端が電池のマイナス電極に接続された第2の直列回路と、一端が第1の直列回路の他端に接続され、他端が接地された第3抵抗器と、一端が第2の直列回路の他端に接続され、他端が接地された第4抵抗器と、第1の直列回路の他端の正極参照電圧と第2の直列回路の他端の負極参照電圧とに基づいて電池の地絡を検出する検出回路とを備え、検出回路は、第1スイッチ及び第2スイッチを所定周期でON/OFFさせた場合における正極参照電圧及び負極参照電圧の飽和電圧を推定することにより地絡を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
Yコンデンサが接続された電池の地絡を検出する地絡検出装置であって、
第1抵抗器と第1スイッチとを備え、一端が前記電池のプラス電極に接続された第1の直列回路と、
第2抵抗器と第2スイッチとを備え、一端が前記電池のマイナス電極に接続された第2の直列回路と、
一端が前記第1の直列回路の他端に接続され、他端が接地された第3抵抗器と、
一端が前記第2の直列回路の他端に接続され、他端が接地された第4抵抗器と、
前記第1の直列回路の他端の正極参照電圧と前記第2の直列回路の他端の負極参照電圧とに基づいて前記電池の地絡を検出する検出回路とを備え、
前記検出回路は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチをON/OFFさせた場合における前記正極参照電圧及び前記負極参照電圧の飽和電圧を推定することにより前記地絡を検出することを特徴とする地絡検出装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記検出回路は、複数の時刻に取得した前記正極参照電圧及び前記負極参照電圧の時系列電圧データに基づいて前記正極参照電圧及び前記負極参照電圧の飽和電圧を推定することを特徴とする請求項1に記載の地絡検出装置。
【請求項3】
前記複数の時刻は3つの時刻であることを特徴とする請求項2に記載の地絡検出装置。
【請求項4】
前記検出回路は、前記飽和電圧の推定値に基づいて地絡抵抗を算出し、当該地絡抵抗に基づいて前記地絡を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の地絡検出装置。
【請求項5】
Yコンデンサが接続された電池の地絡を検出する地絡検出方法であって、
第1スイッチON/OFFさせた場合における前記電池のプラス電極電圧を第1抵抗器と前記第1スイッチとを備える第1の直列回路と第3抵抗器とで分圧して得られる正極参照電圧と、第2スイッチをON/OFFさせた場合における前記電池のマイナス電極電圧を第2抵抗器と前記第2スイッチとを備える第2の直列回路と第4抵抗器とで分圧して得られる負極参照電圧とを取得し、前記正極参照電圧及び前記負極参照電圧の飽和電圧を推定することにより前記地絡を検出することを特徴とする地絡検出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地絡検出装置及び地絡検出方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、主として二次電池の充放電回路の漏電を検出する回路及び方法に関し、例えばハイブリッドカーや電気自動車等の電動車両を走行させるモーターを駆動する電源装置の漏電を検出する電動車両用漏電検出回路が開示されている。
【0003】
この電動車両用漏電検出回路は、組電池の高電圧側に直列に接続された第1の漏電検出スイッチ及び第1の漏電検出抵抗、また組電池の低電圧側に直列に接続された第2の漏電検出スイッチ及び第1の漏電検出抵抗を備え、第1の漏電検出スイッチをオンとして第2の漏電検出スイッチをオフとした状態で第1の漏電電圧を検出し、第1の漏電検出スイッチをオフとして第2の漏電検出スイッチをオンとした状態で第2の漏電電圧を検出し、第1の漏電電圧と第2の漏電電圧から漏電を検出するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4785627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、通常の組電池には両電極(プラス電極及びマイナス電極)にYコンデンサが接続される。このYコンデンサは、コモンモードノイズ対策として組電池の両電極に設けられるものであり、コモンモードノイズをバイパスすることで当該コモンモードノイズが組電池に流入するのを阻止するものである。
【0006】
このYコンデンサは、背景技術における一対の漏電検出抵抗と積分回路を構成するので、背景技術における第1の漏電電圧及び第2の漏電電圧は飽和するまでに一定の時間を要する。したがって、背景技術は、第1の漏電電圧及び第2の漏電電圧が飽和するのを待ってから漏電(地絡)を検出する必要があるので、漏電検出(地絡検出)に時間を要するという問題がある。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、地絡検出に要する時間を従来よりも短縮することが可能な地絡検出装置及び地絡検出方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明では、地絡検出装置に係る第1の解決手段として、Yコンデンサが接続された電池の地絡を検出する地絡検出装置であって、第1抵抗器と第1スイッチとを備え、一端が前記電池のプラス電極に接続された第1の直列回路と、第2抵抗器と第2スイッチとを備え、一端が前記電池のマイナス電極に接続された第2の直列回路と、一端が前記第1の直列回路の他端に接続され、他端が接地された第3抵抗器と、一端が前記第2の直列回路の他端に接続され、他端が接地された第4抵抗器と、前記第1の直列回路の他端の正極参照電圧と前記第2の直列回路の他端の負極参照電圧とに基づいて前記電池の地絡を検出する検出回路とを備え、前記検出回路は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチをON/OFFさせた場合における前記正極参照電圧及び前記負極参照電圧の飽和電圧を推定することにより前記地絡を検出する、という手段を採用する。
【0009】
本発明では、地絡検出装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記検出回路は、複数の時刻に取得した前記正極参照電圧及び前記負極参照電圧の時系列電圧データに基づいて前記正極参照電圧及び前記負極参照電圧の飽和電圧を推定する、という手段を採用する。
【0010】
本発明では、地絡検出装置に係る第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記複数の時刻は3つの時刻である、という手段を採用する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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