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公開番号
2025131271
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028912
出願日
2024-02-28
発明の名称
ハンドオーバの効率を改善する無線品質の測定及び報告のための端末装置、基地局装置、制御方法、及びプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
16/28 20090101AFI20250902BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】無線品質の測定報告に起因するハンドオーバの効率の低下を防ぐこと。
【解決手段】端末装置は、接続中の基地局装置から、他の基地局装置が形成する複数のビームのそれぞれについての無線品質の測定およびその測定の結果の報告に関する設定情報であって、複数のビームのうちの2つ以上のビームからなるビームのグループの情報を含んだ設定情報を受信し、設定情報に基づいて、複数のビームのそれぞれから送信された参照信号を観測して、複数のビームのそれぞれについての無線品質を測定し、複数のビームのそれぞれについての無線品質と、ビームのグループの情報に基づいて、グループについての無線品質の統計値を特定し、設定情報に基づいて、統計値を基地局装置へ報告する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
端末装置であって、
接続中の基地局装置から、他の基地局装置が形成する複数のビームのそれぞれについての無線品質の測定および当該測定の結果の報告に関する設定情報であって、前記複数のビームのうちの2つ以上のビームからなるビームのグループの情報を含んだ前記設定情報を受信する受信手段と、
前記設定情報に基づいて、前記複数のビームのそれぞれから送信された参照信号を観測して、当該複数のビームのそれぞれについての無線品質を測定する測定手段と、
前記複数のビームのそれぞれについての無線品質と、前記ビームのグループの情報に基づいて、前記グループについての無線品質の統計値を特定する特定手段と、
前記設定情報に基づいて、前記統計値を前記基地局装置へ報告する報告手段と、
を有することを特徴とする端末装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記報告手段は、周期的に前記統計値を前記基地局装置へ報告する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記報告手段は、前記基地局装置から所定の指示を受信した場合に、当該所定の指示に応答して、前記統計値を前記基地局装置へ報告する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項4】
前記設定情報は、前記無線品質の測定に関する測定設定情報と、当該測定の結果の報告に関する報告設定情報とを含み、前記測定設定情報と前記報告設定情報との少なくともいずれかに前記ビームのグループの情報を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
基地局装置であって、
接続中の端末装置へ、他の基地局装置が形成する複数のビームのそれぞれについての無線品質の測定および当該測定の結果の報告に関する設定情報であって、前記複数のビームのうちの2つ以上のビームからなるビームのグループの情報を含んだ前記設定情報を通知する通知手段と、
前記端末装置から、前記複数のビームのうちの前記グループに属するビームのそれぞれについての無線品質から特定される無線品質の統計値の報告を受信する受信手段と、
前記報告に基づいて、前記端末装置を前記他の基地局装置へハンドオーバさせるかを決定する決定手段と、
を有することを特徴とする基地局装置。
【請求項6】
前記受信手段は、前記端末装置から、前記統計値の報告を周期的に受信する、ことを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。
【請求項7】
前記受信手段は、前記統計値を報告させるための所定の指示を前記端末装置へ送信し、当該所定の指示に応答して前記端末装置から送信された前記統計値の報告を受信する、ことを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。
【請求項8】
前記設定情報は、前記無線品質の測定に関する測定設定情報と、当該測定の結果の報告に関する報告設定情報とを含み、
前記通知手段は、前記測定設定情報と前記報告設定情報との少なくともいずれかに前記ビームのグループの情報を含めて前記設定情報を生成する、ことを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。
【請求項9】
端末装置によって実行される制御方法であって、
接続中の基地局装置から、他の基地局装置が形成する複数のビームのそれぞれについての無線品質の測定および当該測定の結果の報告に関する設定情報であって、前記複数のビームのうちの2つ以上のビームからなるビームのグループの情報を含んだ前記設定情報を受信することと、
前記設定情報に基づいて、前記複数のビームのそれぞれから送信された参照信号を観測して、当該複数のビームのそれぞれについての無線品質を測定することと、
前記複数のビームのそれぞれについての無線品質と、前記ビームのグループの情報に基づいて、前記グループについての無線品質の統計値を特定することと、
前記設定情報に基づいて、前記統計値を前記基地局装置へ報告することと、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項10】
基地局装置によって実行される制御方法であって、
接続中の端末装置へ、他の基地局装置が形成する複数のビームのそれぞれについての無線品質の測定および当該測定の結果の報告に関する設定情報であって、前記複数のビームのうちの2つ以上のビームからなるビームのグループの情報を含んだ前記設定情報を通知することと、
前記端末装置から、前記複数のビームのうちの前記グループに属するビームのそれぞれについての無線品質から特定される無線品質の統計値の報告を受信することと、
前記報告に基づいて、前記端末装置を前記他の基地局装置へハンドオーバさせるかを決定することと、
を含むことを特徴とする制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルラ通信システムにおける端末装置による無線品質の測定及び報告技術に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
セルラ通信システムでは、端末装置の移動や通信環境の変化などにより、端末装置が接続先のセルやビームを切り替えるハンドオーバが行われる。ハンドオーバの際には、端末装置による各セル/ビームの測定が行われ、その測定の結果によってその端末装置の接続先のセルが決定される。非特許文献1には、測定された無線品質の最良値が所定の閾値以下である場合には、その最良値が、また、所定の閾値を超える無線品質が測定されたビームが存在する場合、そのビームについての無線品質の線形平均値が、そのビームに対応するセルの品質として扱われることが記載されている。すなわち、測定された無線品質が所定の閾値を超えるビームの数が1つ以下である場合には最良のビームの測定品質が、また、その数が2つ以上である場合にその閾値を超える品質の線形平均値が、そのビームに対応するセルの品質として扱われる。一例において、端末装置は、その品質をハンドオーバ先の候補のセルについての品質として基地局装置へ通知し、基地局装置は、そのいずれかのセルにハンドオーバするように端末装置へ指示を送信する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
3GPP(登録商標) TS 38.331
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の基準を用いる場合、多くのビームについての品質が閾値を大きく下回るセルであっても、閾値を超える品質を有する特定のビームについての品質が良好である場合にはハンドオーバ先のセルとして選択されてしまいうる。この場合、ハンドオーバ先のセルにおいて良好な通信品質で通信を行うことができるのが少数のビームだけとなりうるため、端末装置が移動している場合などに短期間に再度のハンドオーバが必要となる確率が高くなるなど、ハンドオーバの効率が低下してしまいうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ハンドオーバの効率の低下を防ぐことを可能とする無線品質の測定結果の報告技術を提供する。
【0006】
本発明の一態様による端末装置は、接続中の基地局装置から、他の基地局装置が形成する複数のビームのそれぞれについての無線品質の測定および当該測定の結果の報告に関する設定情報であって、前記複数のビームのうちの2つ以上のビームからなるビームのグループの情報を含んだ前記設定情報を受信する受信手段と、前記設定情報に基づいて、前記複数のビームのそれぞれから送信された参照信号を観測して、当該複数のビームのそれぞれについての無線品質を測定する測定手段と、前記複数のビームのそれぞれについての無線品質と、前記ビームのグループの情報に基づいて、前記グループについての無線品質の統計値を特定する特定手段と、前記設定情報に基づいて、前記統計値を前記基地局装置へ報告する報告手段と、を有する。
【0007】
本発明の一態様による基地局装置は、接続中の端末装置へ、他の基地局装置が形成する複数のビームのそれぞれについての無線品質の測定および当該測定の結果の報告に関する設定情報であって、前記複数のビームのうちの2つ以上のビームからなるビームのグループの情報を含んだ前記設定情報を通知する通知手段と、前記端末装置から、前記複数のビームのうちの前記グループに属するビームのそれぞれについての無線品質から特定される無線品質の統計値の報告を受信する受信手段と、前記報告に基づいて、前記端末装置を前記他の基地局装置へハンドオーバさせるかを決定する決定手段と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、無線品質の測定報告に起因するハンドオーバの効率の低下を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
無線通信システムの構成例を示す図である。
無線通信システムによって実行される通信処理の流れの例を示す図である。
無線通信システムによって実行される通信処理の流れの例を示す図である。
ビームのグループ単位の無線品質に基づくイベントの例を説明する図である。
無線通信システムによって実行される通信処理の流れの例を示す図である。
ビームのグループ単位の無線品質に基づくイベントの例を説明する図である。
無線通信システムによって実行される通信処理の流れの例を示す図である。
無線通信システムによって実行される通信処理の流れの例を示す図である。
無線通信システムによって実行される通信処理の流れの例を示す図である。
基地局装置および端末装置のハードウェア構成例を示す図である。
基地局装置の機能構成例を示す図である。
端末装置の機能構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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