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公開番号2025130797
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028085
出願日2024-02-28
発明の名称建物の施工方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類E04B 1/35 20060101AFI20250902BHJP(建築物)
要約【課題】建物の施工の遅延を回避することが可能となる、建物の施工方法を提供すること。
【解決手段】建物1の施工方法は、建物を複数の工区に分割して施工するための方法であって、第1工区2aにおいて、第1地上躯体10aを施工する第1施工工程と、第1施工工程の途中に、第2工区2bにおいて、第2地上躯体10bにおける少なくとも外壁部26を含む一部分を第1地上躯体10aに支持させながら、当該一部分を施工する第2先行施工工程と、第2先行施工工程の後に、第2地上躯体10bにおける他の一部分を第1地上躯体10aに支持させながら、当該他の一部分を施工する第2後行施工工程と、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
建物を複数の工区に分割して施工するための施工方法であって、
第1の工区において、前記建物を構成する第1の地上躯体を施工する第1施工工程と、
前記第1施工工程の後又は途中に、前記第1の工区に隣接する第2の工区において、前記建物を構成する第2の地上躯体における少なくとも外壁部を含む一部分を前記第1の地上躯体に支持させながら、当該一部分を施工する第2先行施工工程と、
前記第2先行施工工程の後に、前記第2の地上躯体における他の一部分を前記第1の地上躯体に支持させながら、当該他の一部分を施工する第2後行施工工程と、
を含む、建物の施工方法。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記第2先行施工工程においては、前記第2の地上躯体における前記外壁部及び屋根部を含む前記一部分を施工する、
請求項1に記載の建物の施工方法。
【請求項3】
前記第2先行施工工程の後に、少なくとも前記第2の工区内の空調を調整する空調調整工程を含む、
請求項2に記載の建物の施工方法。
【請求項4】
前記第2の地上躯体の前記外壁部を、前記第2の地上躯体の柱部又は梁部と外壁受け材及び下地部材を介して接続し、
前記下地部材は、受け梁材と、前記外壁受け材と前記受け梁材とを接続する胴縁材と、を備え、
前記受け梁材及び前記胴縁材を、H鋼材でそれぞれ構成した、
請求項1から3のいずれか一項に記載の建物の施工方法。
【請求項5】
前記下地部材は、前記胴縁材の水平方向の位置を調整するための位置調整部を備える、
請求項4に記載の建物の施工方法。
【請求項6】
前記第2先行施工工程の前に、前記第1の地上躯体を補強するための補強材を前記第1の地上躯体に設ける補強工程を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の建物の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、建物を複数の工区に分割して施工するための技術の一つとして、2つの工区に2つの地上躯体のフレーム部を施工し、且つ2つのフレーム部同士の間に別途設けたレール体を介して他の地上躯体の屋根部を掛け渡し、その後屋根部の下で他の地上躯体の残り部分を施工する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平09-273311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年では、建物を施工する際に、風によって当該施工が遅延することを回避したい、というニーズが高まっている。しかしながら、上記従来の技術においては、上述したように、2つの地上躯体のフレーム部の施工と他の地上躯体の屋根部の掛け渡しを先行して行うので、建物を施工する際の風の影響を受けやすくなることから、当該風により建物の施工が遅延することを回避することが難しくなるおそれがあった。よって、建物の施工の遅延を回避する観点からは改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、建物の施工の遅延を回避することが可能となる、建物の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の建物の施工方法は、建物を複数の工区に分割して施工するための施工方法であって、第1の工区において、前記建物を構成する第1の地上躯体を施工する第1施工工程と、前記第1施工工程の後又は途中に、前記第1の工区に隣接する第2の工区において、前記建物を構成する第2の地上躯体における少なくとも外壁部を含む一部分を前記第1の地上躯体に支持させながら、当該一部分を施工する第2先行施工工程と、前記第2先行施工工程の後に、前記第2の地上躯体における他の一部分を前記第1の地上躯体に支持させながら、当該他の一部分を施工する第2後行施工工程と、を含む。
【0007】
請求項2に記載の建物の施工方法は、請求項1に記載の建物の施工方法において、前記第2先行施工工程においては、前記第2の地上躯体における前記外壁部及び屋根部を含む前記一部分を施工する。
【0008】
請求項3に記載の建物の施工方法は、請求項2に記載の建物の施工方法において、前記第2先行施工工程の後に、少なくとも前記第2の工区内の空調を調整する空調調整工程を含む。
【0009】
請求項4に記載の建物の施工方法は、請求項1から3のいずれか一項に記載の建物の施工方法において、前記第2の地上躯体の前記外壁部を、前記第2の地上躯体の柱部又は梁部と外壁受け材及び下地部材を介して接続し、前記下地部材は、受け梁材と、前記外壁受け材と前記受け梁材とを接続する胴縁材と、を備え、前記受け梁材及び前記胴縁材を、H鋼材でそれぞれ構成した。
【0010】
請求項5に記載の建物の施工方法は、請求項4に記載の建物の施工方法において、前記下地部材は、前記胴縁材の水平方向の位置を調整するための位置調整部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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