TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025128311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2025098002,2023005367
出願日2025-06-11,2023-01-17
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/03 20060101AFI20250826BHJP(車両一般)
要約【課題】ノイズ性能の悪化を制限しつつ操縦安定性能を向上する。
【解決手段】トレッド部は、タイヤ周方向に延びる第1エッジe1に位置する第1端7Aから第2エッジe2に位置する第2端7Bまで延びる複数の横溝状要素7が形成された陸部4を備え、横溝状要素7は、一つの横溝状要素の第2端7Bと、それにタイヤ周方向で隣接する別の横溝状要素の第1端7Aとがタイヤ周方向の同じ位置となるように、タイヤ周方向に配置され、横溝状要素7は、第1端7Aの側の第1部分と、第2端7Bの側の第2部分と、これらの間の第3部分とを含み、これらは、タイヤ周方向に対して、いずれも同じ向きに傾斜する。第3部分のタイヤ周方向に対する角度θ3は、第1部分のタイヤ周方向に対する角度θ1及び第2部分のタイヤ周方向に対する角度θ2よりも小さい。第3部分の長さは、第1部分の長さ及び第2部分の長さの和よりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、少なくとも1つの陸部を備え、
前記陸部は、タイヤ周方向に延びる第1エッジと、タイヤ周方向に延びる第2エッジとを含み、
前記陸部には、複数の横溝状要素が形成されており、
前記複数の横溝状要素のそれぞれは、前記第1エッジに位置する第1端から前記第2エッジに位置する第2端まで連続して延び、かつ、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向に対して傾斜しており、
前記複数の横溝状要素は、タイヤ1周に亘って第1の配列で並べられており、
前記第1の配列は、一つの横溝状要素の前記第2端が、それにタイヤ周方向で隣接する横溝状要素の前記第1端とタイヤ周方向で同じ位置とされており、
前記複数の横溝状要素のそれぞれは、前記第1端の側の第1部分と、前記第2端の側の第2部分と、これらの間の第3部分とを含み、
前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分は、タイヤ周方向に対して、いずれも同じ向きに傾斜しており、
前記第3部分のタイヤ周方向に対する角度θ3は、前記第1部分のタイヤ周方向に対する角度θ1及び前記第2部分のタイヤ周方向に対する角度θ2よりも小さく、
前記第3部分の長さは、前記第1部分の長さ及び前記第2部分の長さの和よりも大きく、
前記複数の横溝状要素が形成された前記陸部には、前記複数の横溝状要素のみが設けられており、
前記複数の横溝状要素は、幅が2mmよりも大きい溝である、
タイヤ。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記第1部分の幅及び前記第2部分の幅は、前記第3部分の幅よりも小さい、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記角度θ1と前記角度θ2とは互いに等しい、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記タイヤが、正規リムに正規内圧でリム組みされ、かつ、正規荷重を負荷してキャンバー角ゼロで平面に接触させた正規荷重負荷状態の接地面において、前記陸部を横切る前記接地面の縁のタイヤ周方向の長さは、前記横溝状要素の一つのタイヤ周方向の長さの20%以下である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記陸部には、前記第1の配列が、複数セット設けられている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第3部分のタイヤ周方向に対する角度θ3は、20~50度の範囲にあり、
前記第1部分及び前記第2部分のタイヤ周方向に対する角度θ1及びθ2は、それぞれ、60度以上かつ90度未満の範囲である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第3部分の長さL3は、前記第1部分の長さL1と前記第2部分の長さL2との和(L1+L2)の1.2倍以上である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記第3部分の長さL3は、前記第1部分の長さL1と前記第2部分の長さL2との和(L1+L2)の3.5倍以下である、請求項7に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記第1部分は、直線状に延びる部分を含み、前記第2部分は、直線状に延びる部分を含み、前記第3部分は、直線状に延びる部分を含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記第1部分、前記第2部分、及び、前記第3部分は、その間に円弧部分を介在させることなく、互いに直接的に連結されている、請求項9に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、タイヤのトレッド部には、排水性等の観点から、タイヤ軸方向に延びるサイプや横溝が設けられる(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-168946号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年の車両の高性能化及び静粛化に伴い、タイヤについては、さらなる操縦安定性の向上やノイズ性能の改善が求められている。一方、サイプや横溝は、トレッド部の剛性を低下させる他、走行時に様々なノイズを発生させる。したがって、トレッド部にサイプや横溝を配置するにあたり、ノイズ性能や操縦安定性に十分に配慮する必要がある。
【0005】
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、ノイズ性能の悪化を制限しつつ操縦安定性能を向上することができるタイヤを提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、少なくとも1つの陸部を備え、前記陸部は、タイヤ周方向に延びる第1エッジと、タイヤ周方向に延びる第2エッジとを含み、前記陸部には、複数の横溝状要素が形成されており、前記複数の横溝状要素のそれぞれは、前記第1エッジに位置する第1端から前記第2エッジに位置する第2端まで連続して延び、かつ、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向に対して傾斜しており、前記複数の横溝状要素は、タイヤ1周に亘って第1の配列で並べられており、前記第1の配列は、一つの横溝状要素の前記第2端が、それにタイヤ周方向で隣接する横溝状要素の前記第1端とタイヤ周方向で同じ位置とされており、前記複数の横溝状要素のそれぞれは、前記第1端の側の第1部分と、前記第2端の側の第2部分と、これらの間の第3部分とを含み、前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分は、タイヤ周方向に対して、いずれも同じ向きに傾斜しており、前記第3部分のタイヤ周方向に対する角度θ3は、前記第1部分のタイヤ周方向に対する角度θ1及び前記第2部分のタイヤ周方向に対する角度θ2よりも小さく、前記第3部分の長さは、前記第1部分の長さ及び前記第2部分の長さの和よりも大きい、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、上記の構成を採用したことにより、ノイズ性能の悪化を制限しつつ操縦安定性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態のタイヤのトレッド部の部分展開図である。
図1の陸部の要部拡大図である。
図1の横溝状要素(サイプ)の中心線を表す線図である。
横溝状要素の他の例を示す陸部の平面図である。
横溝状要素の他の例を示す陸部の平面図である。
横溝状要素の他の例を示す陸部の平面図である。
接地面の形状を示すトレッド部の平面図である。
第1の配列が複数セット形成された陸部の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のいくつかの実施形態が図面に基づき説明される。
図面は、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0010】
図1は、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2の部分展開図であり、図2は、図1の要部拡大図である。本実施形態のタイヤは、例えば、空気入りタイヤとして実施される。空気入りタイヤとしては、例えば、乗用車用タイヤが好適であり、とりわけ乗用車用ラジアルタイヤが好適である。本発明は、自動二輪車用タイヤや、重荷重用タイヤとして実施されても良い。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

住友ゴム工業株式会社
タイヤ
17日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
21日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
11日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフボール
5日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
3日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
脱輪抑止システム
14日前
住友ゴム工業株式会社
自動二輪車用タイヤ
27日前
住友ゴム工業株式会社
スタッダブルタイヤ
11日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
26日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
14日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
27日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
12日前
住友ゴム工業株式会社
車両のタックイン特性の評価方法。
20日前
住友ゴム工業株式会社
変性シリカ、ゴム組成物及びタイヤ
24日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
17日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
6日前
住友ゴム工業株式会社
天然ゴム臭の臭気低減剤、および、これを用いた天然ゴム製物品
7日前
住友ゴム工業株式会社
ノイズを低減する方法及びリングアーティファクトを低減する方法
今日
住友ゴム工業株式会社
重荷重用空気入りタイヤ
6日前
住友ゴム工業株式会社
高分子鎖の数値解析用モデルの作成方法及び高分子材料のシミュレーション方法
20日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤの性能値の推定方法、学習モデルの学習方法、及びタイヤの性能値の推定装置
19日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ摩耗状態のシミュレーション方法
6日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフクラブヘッドのフィッティング装置、フィッティング方法及びフィッティングプログラム
5日前
個人
カーテント
3か月前
個人
タイヤレバー
1か月前
個人
前輪キャスター
14日前
個人
車窓用防虫網戸
3か月前
個人
ルーフ付きトライク
1か月前
個人
ホイルのボルト締結
2か月前
個人
車輪清掃装置
3か月前
個人
タイヤ脱落防止構造
11日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
個人
キャンピングトライク
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
続きを見る