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公開番号
2025133569
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031596
出願日
2024-03-01
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
11/12 20060101AFI20250904BHJP(車両一般)
要約
【課題】ドライ性能を維持しつつ、優れた氷雪上性能を発揮し得るタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、トレッド部2を有するタイヤである。トレッド部2は、周方向溝3と、陸部4とを含む。周方向溝3は、クラウン周方向溝5と、ショルダー周方向溝6とを含む。陸部4は、ミドル陸部7を含む。ミドル陸部7には、連通サイプ10と、内側サイプ15と、外側サイプ20とが設けられている。連通サイプ10は、第1連通サイプ11を含む。第1連通サイプ11は、クラウン周方向溝5から直線状に延びる第1直線部26と、第1直線部26の端部からショルダー周方向溝6まで湾曲して延びる第1湾曲部27とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、
前記複数の周方向溝は、タイヤ赤道側に配されたクラウン周方向溝と、前記クラウン周方向溝のタイヤ軸方向外側に隣接するショルダー周方向溝とを含み、
前記複数の陸部は、前記クラウン周方向溝と前記ショルダー周方向溝との間に区分された1つのミドル陸部を含み、
前記ミドル陸部には、
前記クラウン周方向溝から前記ショルダー周方向溝まで延びる複数の連通サイプと、
前記クラウン周方向溝に連通してタイヤ軸方向に延び、かつ、前記ショルダー周方向溝には連通していない複数の内側サイプと、
前記ショルダー周方向溝に連通してタイヤ軸方向に延び、かつ、前記クラウン周方向溝には連通していない複数の外側サイプとが設けられており、
前記複数の連通サイプは、複数の第1連通サイプを含み、
前記複数の第1連通サイプは、それぞれ、前記クラウン周方向溝から直線状に延びる第1直線部と、前記第1直線部の端部から前記ショルダー周方向溝に向かって湾曲して延びる第1湾曲部とを含む、
タイヤ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記複数の連通サイプは、複数の第2連通サイプを含み、
前記複数の第2連通サイプは、それぞれ、前記ショルダー周方向溝から直線状に延びる第2直線部と、前記第2直線部の端部から前記クラウン周方向溝まで延びる内側部とを含み、
前記内側部は、前記第2直線部の端部から湾曲して延びる第2湾曲部を含む、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記複数の第1連通サイプは、それぞれ、前記第1直線部の端部から前記ショルダー周方向溝まで延びる外側部を含み、
前記外側部は、前記第1湾曲部を含み、
前記内側部のタイヤ周方向の長さは、前記外側部のタイヤ周方向の長さよりも小さい、請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記外側部のタイヤ周方向の長さは、前記クラウン周方向溝側の縦エッジ上における前記第1連通サイプから前記第2連通サイプまでのタイヤ周方向の距離の50%~100%であり、
前記内側部のタイヤ周方向の長さは、前記タイヤ周方向の距離の10%~50%である、請求項3に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記内側部は、前記第2湾曲部の端部から前記クラウン周方向溝まで直線状に延びる第3直線部を含む、請求項4に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第1連通サイプは、前記第1直線部と前記第1湾曲部との間で折れ曲がっている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第1湾曲部は、前記ミドル陸部の踏面のタイヤ軸方向の中心位置を横切っている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記外側サイプは、前記クラウン周方向溝側の端が閉じた第1外側サイプを含み、
トレッド平面視において、前記第1外側サイプは、前記第1湾曲部を前記ショルダー周方向溝側に向かってタイヤ軸方向に平行に延長した仮想領域内に配置されている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記内側サイプは、前記ショルダー周方向溝側の端が閉じた第1内側サイプを含み、
トレッド平面視において、前記第1内側サイプは、前記第1湾曲部を前記クラウン周方向溝側に向かってタイヤ軸方向に平行に延長した仮想領域内に配置されている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記内側サイプは、前記ショルダー周方向溝側の端が閉じた第2内側サイプを含み、
前記第2内側サイプのタイヤ軸方向の長さは、前記第1内側サイプのタイヤ軸方向の長さよりも大きい、請求項9に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部の陸部に直線状に延びる第1傾斜サイプ及び第2傾斜サイプが設けられたタイヤが提案されている。このタイヤは、前記第1傾斜サイプ及び前記第2傾斜サイプのそれぞれに深底部及び浅底部を設けることにより、ドライ路面での操縦安定性及び氷雪上性能の向上を期待している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-064106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車両の性能向上に伴い、タイヤについても氷雪上性能のより一層の向上が求められている。しかしながら、特許文献1に示されるサイプのように、全範囲で直線状に延びるサイプは、特定の方向のみに摩擦力を提供する傾向があり、氷雪路での旋回性能(とりわけ、操舵の応答性である。)について改善が求められていた。一方、氷雪路を走行するタイヤであっても、ドライ路面での走行性能(以下、「ドライ性能」という。)を維持する必要がある。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、ドライ性能を維持しつつ、優れた氷雪上性能を発揮し得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、前記複数の周方向溝は、タイヤ赤道側に配されたクラウン周方向溝と、前記クラウン周方向溝のタイヤ軸方向外側に隣接するショルダー周方向溝とを含み、前記複数の陸部は、前記クラウン周方向溝と前記ショルダー周方向溝との間に区分された1つのミドル陸部を含み、前記ミドル陸部には、前記クラウン周方向溝から前記ショルダー周方向溝まで延びる複数の連通サイプと、前記クラウン周方向溝に連通してタイヤ軸方向に延び、かつ、前記ショルダー周方向溝には連通していない複数の内側サイプと、前記ショルダー周方向溝に連通してタイヤ軸方向に延び、かつ、前記クラウン周方向溝には連通していない複数の外側サイプとが設けられており、前記複数の連通サイプは、複数の第1連通サイプを含み、前記複数の第1連通サイプは、それぞれ、前記クラウン周方向溝から直線状に延びる第1直線部と、前記第1直線部の端部から前記ショルダー周方向溝に向かって湾曲して延びる第1湾曲部とを含む、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、上記の構成を採用したことによって、ドライ性能を維持しつつ、優れた氷雪上性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
図1のミドル陸部の拡大図である。
図2の第1連通サイプ及びその周辺の拡大図である。
図2の第2連通サイプ及びその周辺の拡大図である。
図3のA-A線断面図である。
図1のクラウン陸部の拡大図である。
図6のB-B線断面図である。
図1のショルダー陸部の拡大図である。
比較例のタイヤのトレッド部の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の特徴を内包して記載されているが、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。また、本明細書で説明されない構成には、周知の構成を適宜採用することができる。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、冬用の乗用車用の空気入りタイヤとして用いられる。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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