TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025128291
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2025097528,2023184234
出願日2025-06-11,2018-10-17
発明の名称制御装置
出願人株式会社ニコン
代理人藤央弁理士法人
主分類H04N 23/90 20230101AFI20250826BHJP(電気通信技術)
要約【課題】テレビの放送用のカメラの切替は依然としてディレクターと呼ばれる責任者の指示により行われるため、切替の自動化は考慮されていない
【解決手段】制御装置は、施設内の第1領域の第1被写体を撮影する複数の第1カメラと、施設内の第2領域の第2被写体を撮影する複数の第2カメラと、にアクセス可能であり、複数の第1カメラのうちいずれかの第1カメラによって撮影された第1被写体の映像データに基づいて、第1被写体内の観客群の視線方向を検出する検出部と、観客群の視線方向に基づいて、観客群の第2領域内の注視領域を特定し、複数の第2カメラの各々によって撮影された第2被写体の映像データに基づいて、注視領域内に存在する観客群の注視対象を特定する特定部と、注視対象に基づいて、複数の第2カメラの中から映像データの送信元となる特定の第2カメラを決定する決定部と、特定の第2カメラからの映像データを送信する送信部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
施設内の第1領域の第1被写体を撮影する複数の第1カメラと、前記施設内の第2領域
の第2被写体を撮影する複数の第2カメラと、にアクセス可能な制御装置であって、
前記複数の第1カメラの各々が撮影した前記第1被写体内の観客群の人数に基づいて、
前記複数の第1カメラの中から特定の第1カメラを選択する選択部と、
前記特定の第1カメラによって撮影された特定の第1被写体の映像データに基づいて、
前記特定の第1被写体内の特定の観客群の視線方向を検出する検出部と、
前記検出部によって検出された特定の観客群の視線方向に基づいて、前記特定の観客群
の前記第2領域内の注視領域を特定し、前記複数の第2カメラの各々によって撮影された
第2被写体の映像データに基づいて、前記注視領域内に存在する前記特定の観客群の注視
対象を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された注視対象に基づいて、前記複数の第2カメラの中から映
像データの送信元となる特定の第2カメラを決定する決定部と、
前記決定部によって決定された特定の第2カメラからの映像データを送信する送信部と

を有する制御装置。

発明の詳細な説明【参照による取り込み】
【0001】
本出願は、平成29年(2017年)10月17日に出願された日本出願である特願2
017-201190の優先権を主張し、その内容を参照することにより、本出願に取り
込む。
続きを表示(約 3,500 文字)【技術分野】
【0002】
本発明は、制御装置、制御システム、および制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0003】
特許文献1は、スポーツ競技等の撮影に用いられるカメラ自動制御システム、カメラ自
動制御方法、カメラ自動制御装置、およびプログラムを開示する。しかしながら、特許文
献1では、操作者からの切替指示により、競技撮影用カメラを切り替えている。すなわち
、テレビの放送用のカメラの切替は依然としてディレクターと呼ばれる責任者の指示によ
り行われるため、切替の自動化は考慮されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-5208号公報
【発明の概要】
【0005】
本願において開示される技術の一側面となる制御装置は、施設内の第1領域の第1被写
体を撮影する複数の第1カメラと、前記施設内の第2領域の第2被写体を撮影する複数の
第2カメラと、にアクセス可能な制御装置であって、前記複数の第1カメラの各々が撮影
した前記第1被写体内の観客群の人数に基づいて、前記複数の第1カメラの中から特定の
第1カメラを選択する選択部と、前記特定の第1カメラによって撮影された特定の第1被
写体の映像データに基づいて、前記特定の第1被写体内の特定の観客群の視線方向を検出
する検出部と、前記検出部によって検出された特定の観客群の視線方向に基づいて、前記
特定の観客群の前記第2領域内の注視領域を特定し、前記複数の第2カメラの各々によっ
て撮影された第2被写体の映像データに基づいて、前記注視領域内に存在する前記特定の
観客群の注視対象を特定する特定部と、前記特定部によって特定された注視対象に基づい
て、前記複数の第2カメラの中から映像データの送信元となる特定の第2カメラを決定す
る決定部と、前記決定部によって決定された特定の第2カメラからの映像データを送信す
る送信部と、を有する。
【0006】
本願において開示される技術の他の側面となる制御装置は、施設内の第1領域の第1被
写体を撮影する第1カメラと、前記施設内の第2領域の第2被写体を撮影する第2カメラ
と、にアクセス可能な制御装置であって、前記第1カメラによって撮影された前記第1被
写体の映像データに基づいて、前記第1被写体内の観客群の視線方向を検出する検出部と
、前記検出部によって検出された前記観客群の視線方向に基づいて、前記観客群の前記第
2領域内の注視領域を特定する特定部と、前記特定部の特定結果に基づいて、前記第2カ
メラの撮影を制御する制御部と、を有する。
【0007】
本願において開示される技術の一側面となる制御システムは、施設内の第1領域の第1
被写体を撮影する複数の第1カメラと、前記施設内の第2領域の第2被写体を撮影する複
数の第2カメラと、前記複数の第1カメラ、および前記複数の第2カメラにアクセス可能
な制御装置と、を有する制御システムであって、前記制御装置は、前記複数の第1カメラ
のうちいずれかの第1カメラによって撮影された前記第1被写体の映像データに基づいて
、前記第1被写体内の観客群の視線方向を検出する検出部と、前記検出部によって検出さ
れた前記観客群の視線方向に基づいて、前記観客群の前記第2領域内の注視領域を特定し
、前記複数の第2カメラの各々によって撮影された第2被写体の映像データに基づいて、
前記注視領域内に存在する前記観客群の注視対象を特定する特定部と、前記特定部によっ
て特定された注視対象に基づいて、前記複数の第2カメラの中から映像データの送信元と
なる特定の第2カメラを決定する決定部と、前記決定部によって決定された特定の第2カ
メラからの映像データを送信する送信部と、を有する。
【0008】
本願において開示される技術の一側面となる制御プログラムは、施設内の第1領域の第
1被写体を撮影する複数の第1カメラと、前記施設内の第2領域の第2被写体を撮影する
複数の第2カメラと、にアクセス可能なプロセッサに、前記複数の第1カメラのうちいず
れかの第1カメラによって撮影された前記第1被写体の映像データに基づいて、前記第1
被写体内の観客群の視線方向を検出する検出処理と、前記検出処理によって検出された前
記観客群の視線方向に基づいて、前記観客群の前記第2領域内の注視領域を特定し、前記
複数の第2カメラの各々によって撮影された第2被写体の映像データに基づいて、前記注
視領域内に存在する前記観客群の注視対象を特定する特定処理と、前記特定処理によって
特定された注視対象に基づいて、前記複数の第2カメラの中から映像データの送信元とな
る特定の第2カメラを決定する決定処理と、前記決定処理によって決定された特定の第2
カメラからの映像データを送信する送信処理と、を実行させる。
【0009】
本願において開示される技術の他の側面となる制御プログラムは、施設内の第1領域の
第1被写体を撮影する第1カメラと、前記施設内の第2領域の第2被写体を撮影する第2
カメラと、にアクセス可能なプロセッサに、前記第1カメラによって撮影された前記第1
被写体の映像データに基づいて、前記第1被写体内の観客群の視線方向を検出する検出処
理と、前記検出処理によって検出された前記観客群の視線方向に基づいて、前記観客群の
前記第2領域内の注視領域を特定する特定処理と、前記特定処理の特定結果に基づいて、
前記第2カメラの撮影を制御する制御処理と、を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、制御システムの構成例を示す説明図である。
図2は、制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図3は、制御装置の機能的構成例を示すブロック図である。
図4は、観客カメラで撮影される観客群の一例を示す説明図である。
図5は、観客の動的な視線方向の感度例1を示す説明図である。
図6は、観客の動的な視線方向の感度例2を示す説明図である。
図7は、観客の動的な視線方向の感度例3を示す説明図である。
図8は、観客群の視線方向の検出例を示す説明図である。
図9は、耳の位置変化による動きベクトルの検出例を示す説明図である。
図10は、特定の観客の視線方向の検出例を示す説明図である。
図11は、特定部による注視領域および注視対象の特定例1を示す説明図である。
図12は、特定部による注視領域および注視対象の特定例2を示す説明図である。
図13は、注視領域の面積の計算例を示す説明図である。
図14は、制御装置による制御処理手順例を示すフローチャートである。
図15は、図14に示した選択部による第1観客カメラ選択処理(ステップS1401)の詳細な処理手順例1を示すフローチャートである。
図16は、図14に示した選択部による第1観客カメラ選択処理(ステップS1401)の詳細な処理手順例2を示すフローチャートである。
図17は、図15に示した第2観客カメラ選択処理(ステップS1504)の詳細な処理手順例1を示すフローチャートである。
図18は、図15に示した第2観客カメラ選択処理(ステップS1504)の詳細な処理手順例2を示す説明図である。
図19は、図15に示した第2観客カメラ選択処理(ステップS1504)の詳細な処理手順例2を示すフローチャートである。
図20は、図14に示した特定処理(ステップS1403)の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。
図21は、フィールドカメラの自動シャッター機能の説明図である。
図22は、マーケティングへの応用例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社ニコン
電子機器
11日前
株式会社ニコン
制御装置
今日
株式会社ニコン
撮像素子
7日前
株式会社ニコン
撮像素子
13日前
株式会社ニコン
露光装置
18日前
株式会社ニコン
交換レンズ
11日前
株式会社ニコン
走査型顕微鏡
26日前
株式会社ニコン
画像表示装置
5日前
株式会社ニコン
ロボットシステム
7日前
株式会社ニコン
光学系及び光学機器
26日前
株式会社ニコン
加工装置及び加工方法
18日前
株式会社ニコン
変倍光学系及び光学機器
20日前
株式会社ニコン
変倍光学系および光学機器
11日前
株式会社ニコン
画像処理装置、および電子機器
今日
株式会社ニコン
表示制御装置及び監視システム
20日前
株式会社ニコン
レンズ鏡筒、撮像装置、及び駆動装置
1か月前
株式会社ニコン
画像処理方法、画像処理装置、及びプログラム
13日前
株式会社ニコン
動画圧縮装置、電子機器、および動画圧縮プログラム
11日前
株式会社ニコン
画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び眼科システム
今日
株式会社ニコン
面位置検出装置、露光装置、デバイス製造方法、および基板処理システム
今日
国立大学法人大阪大学
画像処理装置、画像処理装置の作動方法、及びプログラム
20日前
株式会社ニコン
像解析装置、解析装置、形状測定装置、像解析方法、測定条件決定方法、形状測定方法及びプログラム
7日前
個人
音響装置
3か月前
個人
携帯端末保持具
3か月前
個人
店内配信予約システム
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
日本精機株式会社
投影システム
3か月前
日本無線株式会社
音声通信方式
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
3か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1日前
株式会社リコー
画像形成装置
25日前
電気興業株式会社
無線中継器
2か月前
続きを見る