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公開番号2025137735
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2025123305,2024072645
出願日2025-07-23,2019-12-18
発明の名称レンズ鏡筒及び撮像装置
出願人株式会社ニコン
代理人個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20250911BHJP(光学)
要約【課題】小型化が可能なレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】レンズ鏡筒2は、物体側から第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6を有する光学系と、焦点距離の変更によって光軸に沿って移動する移動筒100と、移動筒に備えられる第1駆動部5M及び第2駆動部6Mとを備え、第5レンズ群は、フォーカシング時に第1駆動部によって移動筒に対して光軸に沿って移動し、第6レンズ群は、フォーカシング時に第2駆動部によって移動筒に対して光軸に沿って移動し、広角端で第5レンズ群が最も被写体側に配置される第1状態において焦点距離を望遠端に変更した場合の移動筒に対する第5レンズ群の移動量は、広角端で第5レンズ群が第1状態よりも像面側に配置される第2状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の移動筒に対する第5レンズ群の移動量より小さい。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
物体側から順に、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群と、を有する光学系と、
焦点距離の変更によって光軸に沿って移動する移動筒と、
前記移動筒に備えられる第1駆動部と、
前記移動筒に備えられる第2駆動部と、を備え、
前記第5レンズ群は、フォーカシング時に前記第1駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って相対的に移動し、
前記第6レンズ群は、フォーカシング時に前記第2駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って相対的に移動し、
広角端で前記第5レンズ群が最も被写体側に配置される第1状態において焦点距離を望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第5レンズ群の移動量は、広角端で前記第5レンズ群が前記第1状態よりも像面側に配置される第2状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第5レンズ群の移動量より小さいレンズ鏡筒。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第2状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第6レンズ群の移動量は、前記第1状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第6レンズ群の移動量より小さい
請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項3】
前記第2状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第6レンズ群の移動量は、前記第2状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第5レンズ群の移動量より小さい
請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項4】
前記第2状態の前記第6レンズ群は、前記第1状態の前記第6レンズ群より像面側に配置される
請求項1から請求項3の何れか1項に記載のレンズ鏡筒。
【請求項5】
前記移動筒は、カムフォロアを有し、
前記第1状態又は前記第2状態において焦点距離を変更した場合に、前記カムフォロアに対して前記第6レンズ群は一定の方向に移動する
請求項1から請求項4の何れか1項に記載のレンズ鏡筒。
【請求項6】
前記第1状態の前記第5レンズ群は、焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合に像面側へ移動する
請求項1から請求項5の何れか1項に記載のレンズ鏡筒。
【請求項7】
前記第1状態の前記第6レンズ群は、焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合に像面側へ移動する請求項1から請求項6の何れか1項に記載のレンズ鏡筒。
【請求項8】
前記第1状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記第5レンズ群の移動量が前記第2状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記第6レンズ群の移動量より大きい場合の前記移動筒の移動量は、
前記第1状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記第5レンズ群の移動量が前記第2状態において焦点距離を前記広角端から前記望遠端に変更した場合の前記第6レンズ群の移動量より小さい場合の前記移動筒の移動量より大きい
請求項1から請求項7の何れか1項に記載のレンズ鏡筒。
【請求項9】
物体側から順に、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群と、を有する光学系と、
焦点距離の変更によって光軸に沿って移動する移動筒と、
前記移動筒に備えられる第1駆動部と、
前記移動筒に備えられる第2駆動部と、を備え、
前記第5レンズ群は、フォーカシング時に前記第1駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って相対的に移動し、
前記第6レンズ群は、フォーカシング時に前記第2駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って相対的に移動し、
広角端で前記第5レンズ群が最も被写体側に配置される第1状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第5レンズ群の移動量は、第1状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第6レンズ群の移動量より小さいレンズ鏡筒。
【請求項10】
物体側から順に、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群と、を有する光学系と、
焦点距離の変更によって光軸に沿って移動する移動筒と、
前記移動筒に備えられる第1駆動部と、
前記移動筒に備えられる第2駆動部と、を備え、
前記第5レンズ群は、フォーカシング時に前記第1駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って像面側へ移動し、
前記第6レンズ群は、フォーカシング時に前記第2駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って像面側へ移動し、
焦点距離を変更した場合に最も被写体側に配置されている前記第5レンズ群の移動量は、焦点距離を変更した場合に最も被写体側に配置されている前記第6レンズ群の移動量より小さいレンズ鏡筒。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ鏡筒及び撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、フォーカスレンズを備え、フォーカスレンズをモータで駆動するものが種々提案されている(例えば特許文献1参照)。また、レンズ鏡筒のさらなる小型化が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-49334号公報
【発明の概要】
【0004】
第1の態様のレンズ鏡筒は、物体側から順に、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群と、を有する光学系と、焦点距離の変更によって光軸に沿って移動する移動筒と、前記移動筒に備えられる第1駆動部と、前記移動筒に備えられる第2駆動部と、を備え、前記第5レンズ群は、フォーカシング時に前記第1駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って相対的に移動し、前記第6レンズ群は、フォーカシング時に前記第2駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って相対的に移動し、広角端で前記第5レンズ群が最も被写体側に配置される第1状態において焦点距離を望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第5レンズ群の移動量は、広角端で前記第5レンズ群が前記第1状態よりも像面側に配置される第2状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第5レンズ群の移動量より小さい構成とした。
【0005】
第2の態様のレンズ鏡筒は、物体側から順に、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群と、を有する光学系と、焦点距離の変更によって光軸に沿って移動する移動筒と、前記移動筒に備えられる第1駆動部と、前記移動筒に備えられる第2駆動部と、を備え、前記第5レンズ群は、フォーカシング時に前記第1駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って相対的に移動し、前記第6レンズ群は、フォーカシング時に前記第2駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って相対的に移動し、広角端で前記第5レンズ群が最も被写体側に配置される第1状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第5レンズ群の移動量は、第1状態において焦点距離を広角端から望遠端に変更した場合の前記移動筒に対する前記第6レンズ群の移動量より小さい構成とした。
【0006】
第3の態様のレンズ鏡筒は、物体側から順に、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群と、を有する光学系と、焦点距離の変更によって光軸に沿って移動する移動筒と、前記移動筒に備えられる第1駆動部と、前記移動筒に備えられる第2駆動部と、を備え、前記第5レンズ群は、フォーカシング時に前記第1駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って像面側へ移動し、前記第6レンズ群は、フォーカシング時に前記第2駆動部によって前記移動筒に対して光軸に沿って像面側へ移動し、焦点距離を変更した場合に最も被写体側に配置されている前記第5レンズ群の移動量は、焦点距離を変更した場合に最も被写体側に配置されている前記第6レンズ群の移動量より小さい構成とした。
【0007】
第4の態様の撮像装置は、上記レンズ鏡筒を備える構成とした。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態であるレンズ鏡筒2をカメラボディ3に装着して構成されたカメラ1の概念図である。
レンズ鏡筒2の内カム筒83及びその内径側に配置されている筒部材の斜視図である。
図2から内カム筒83を取り外して図2と逆側から見た斜視図である。
図3からモータ移動筒100を取り外した状態であって、5群枠50の駆動機構のみを示す図である。
5群レンズL5及び6群レンズL6の移動状態を説明する図であり、(a)はズーム位置が広角端の状態、(b)はズーム位置が望遠端の状態である。
焦点距離を広角端(W)から望遠端(T)に変更した場合の、5群レンズL5の移動量と、6群レンズL6の移動量と、モータ移動筒100の移動量を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、実施形態であるレンズ鏡筒2をカメラボディ3に装着して構成された撮像装置としてのカメラ1の概念図である。なお、以下の説明において、レンズ鏡筒2の光軸OA方向被写体側を前側、カメラボディ3側を後側とする。レンズ鏡筒2の光軸OA方向の移動を「直進」、光軸OAを中心とする回動を「回転」という。さらに、レンズ鏡筒2の光軸OAと直交する径方向において、光軸OAから離れる側を外径側、光軸OAに近づく側を内径側という。
【0010】
カメラ1は、カメラボディ3とレンズ鏡筒2とを備える。レンズ鏡筒2は、後部(基端部)にレンズマウントLMが設けられ、カメラボディ3のボディマウントBMと係合することで、カメラボディ3に着脱可能に装着されている。
(【0011】以降は省略されています)

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