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公開番号2025127185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023756
出願日2024-02-20
発明の名称人体模擬モデルの作成方法
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類A61B 5/107 20060101AFI20250825BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 胸部に対する頭部前後位置の差や、頸椎の湾曲状況の差を表現できる人体模擬モデルの作成方法の一例を開示する。
【解決手段】 体の第6胸椎棘突起から第11胸椎棘突起のうちいずれか2つを計測して決定される計測データであって、第6胸椎棘突起から第11胸椎棘突起のうちいずれか2つを結ぶ仮想線をA線とし、人体の頸窩(けいか)と第7頸椎棘突起又は第1胸椎棘突起とを計測して決定される計測データであって、頸窩と第7頸椎棘突起とを結ぶ仮想線又は頸窩と第1胸椎棘突起とを結ぶ仮想線をB線とし、A線とB線とのなす角を特徴量bとしたとき、人体模擬モデルの頸部周囲をB線を反映させた形状とし、かつ、人体模擬モデルの背中の丸みを特徴量bを反映させた形状とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
数値シミュレーション用の人体模擬モデルの作成方法において、
人体の第6胸椎棘突起から第11胸椎棘突起のうちいずれか2つを計測して決定される計測データであって、第6胸椎棘突起から第11胸椎棘突起のうちいずれか2つを結ぶ仮想線をA線とし、
人体の頸窩と第7頸椎棘突起又は第1胸椎棘突起とを計測して決定される計測データであって、頸窩と第7頸椎棘突起とを結ぶ仮想線又は頸窩と第1胸椎棘突起とを結ぶ仮想線をB線とし、
前記A線と前記B線とのなす角を特徴量bとしたとき、
人体模擬モデルの頸部周囲を前記B線を反映させた形状とし、かつ、人体模擬モデルの背中の丸みを前記特徴量bを反映させた形状とする人体模擬モデルの作成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、数値シミュレーション等に用いる人体模擬モデルの作成方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1では、(a)首部を介した頭部の支持方向が筋力を使わずに垂直方向となることを評価する第1評価法により首部25を介した頭部の支持方向が筋力を使わずに垂直方向となることを評価し、かつ、(b)大腿部に対する骨盤部の角度を狭めていった場合に大腿部に対する骨盤部の角度が苦痛を感じない限界角度内であることを評価する第2評価法により大腿部に対する骨盤部の角度を狭めていった場合に大腿部に対する骨盤部の角度が苦痛を感じないことを評価している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5906809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、頭部が垂直で且つ筋負担の少ない状態を前提としている。つまり、特許文献1では、頭部を垂直にしない場合、例えば、歩行時、デスクワーク時、着座して頭を枕に預けている状態での頭頸部の負担を検討することは想定されてない。
【0005】
垂直でない場合の負担量を見るには、その状態での頸部廻りの関節角の計測や筋負担を計測することが必要である。また、頭頚部周りの骨格形状個人差を表現するには、胸部に対する頭部前後位置の差や、頸椎の湾曲状況の差を表現できる必要がある。本開示は、当該点に鑑みた人体模擬モデルの作成方法の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
数値シミュレーション用の人体模擬モデルの作成方法は、例えば、以下の通りである。
すなわち、人体の第6胸椎棘突起から第11胸椎棘突起のうちいずれか2つを計測して決定される計測データであって、第6胸椎棘突起から第11胸椎棘突起のうちいずれか2つを結ぶ仮想線をA線とし、人体の頸窩(けいか)と第7頸椎棘突起又は第1胸椎棘突起とを計測して決定される計測データであって、頸窩と第7頸椎棘突起とを結ぶ仮想線又は頸窩と第1胸椎棘突起とを結ぶ仮想線をB線とし、A線とB線とのなす角を特徴量bとしたとき、人体模擬モデルの頸部周囲をB線を反映させた形状とし、かつ、人体模擬モデルの背中の丸みを特徴量bを反映させた形状とすることが望ましい。
【0007】
これにより、当該人体模擬モデルの作成方法によれば、頭部を垂直にしない場合、例えば、歩行時、デスクワーク時、着座して頭を枕に預けている状態での頭頸部の負担を検討することが可能な人体模擬モデルを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る作成方法により作成された人体模擬モデルを示す図である。
人体骨格を示す図である。
第1実施形態に係る作成方法により作成された人体模擬モデルを示す図である。
人体の姿勢を示す図である。
人体頭部の姿勢を示す図である。
人体頭部の姿勢を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されない。
【0010】
(第1実施形態)
<1.人体模擬モデルの概要>
本実施形態に係る人体模擬モデル(図1参照)の作成方法は、例えば、寝具の枕や乗物用シートのヘッドレスト等を開発・評価する際に用いる数値シミュレーション用人体模擬モデル(特に、腰椎より上部)の作成方法に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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