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公開番号
2025123860
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-25
出願番号
2024019600
出願日
2024-02-13
発明の名称
乗物照明構造
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
B60Q
3/217 20170101AFI20250818BHJP(車両一般)
要約
【課題】照射状態が全体的に均一で優れた意匠性が得られる乗物照明構造を提供する。
【解決手段】上方板部12と、下方に向かうにつれて室内側に向けて湾曲しつつ張り出す湾曲面部17を有する下方板部15と、を備える内装材10と、上方板部12の下端と下方板部15の上端との間に配された透光部材50と、透光部材50に向けて光を発する発光部23と、を備える乗物照明構造1であって、上方板部12の下端の一端側は上方に傾斜する上方傾斜部13とされ、下方板部15は、上側に配される第1板部16と、下側に配され湾曲面部17を構成する第2板部とを備え、透光部材50は、上方傾斜部13に沿って延びる第1部分51を備え、第1部分51のうち少なくとも一部は、その板面が第1板部16の板面に対して鋭角となる傾斜面部51Aとされている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物前後方向に延びる長手状をなし、室内意匠面を構成する上方板部と、前記上方板部の下方に配され、その上端が前記上方板部の下端より乗物室外側に位置するとともに、上方から下方に向かうにつれて乗物室内側に向けて湾曲しつつ張り出す湾曲面部を有する下方板部と、を備える内装材と、
前記上方板部の下端と前記下方板部の上端との間に配され、乗物室内外方向に延びる板面を有するとともに透光性を有する板状の透光部材と、
前記上方板部の乗物室外側に配され、前記透光部材に向けて光を発する発光部と、
を備える乗物照明構造であって、
前記上方板部の下端のうち乗物前後方向における一端側は、端側に向けて上方に傾斜する上方傾斜部とされ、
前記下方板部は、前記上方傾斜部の下方において、相対的に上側に配される第1板部と、前記第1板部よりも下側に配され、前記湾曲面部を構成する第2板部とを備え、
前記透光部材は、前記上方板部の下端のうち前記上方傾斜部に沿って延びる第1部分と、前記上方傾斜部以外の部分に沿って延びる第2部分とを備え、
前記第1部分のうち少なくとも一部は、その板面が前記第1板部の板面に対して鋭角となるように傾いて配された傾斜面部とされている乗物照明構造。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記透光部材の板面に、前記発光部側が凹み形状となる断面弧状の複数の凹み部が設けられている請求項1に記載の乗物照明構造。
【請求項3】
前記発光部は、LED基板上に実装されたLEDであり、前記LED基板のうち前記上方傾斜部に沿って配される部分は、前記LEDから発せられる光の光軸が前記第1板部に対して鋭角となる姿勢で配されており、
前記透光部材の前記傾斜面部は、少なくとも前記光軸を含む位置において前記光軸と直交する向きに配されている請求項1または請求項2に記載の乗物照明構造。
【請求項4】
前記内装材は車両のフロントサイドドアの室内面を構成するドアトリムであり、前記上方傾斜部は車両前方側に設けられている請求項1または請求項2に記載の乗物照明構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、乗物照明構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、乗物用内装材に設けられ、所定部位を照らすための照明装置や照明構造が知られている。例えば特許文献1には、車両のドアトリムにおいて、ベース部材(アームレスト)の上方に発光部としての導光体を設置し、この導光体によりアームレストを照らす照明構造が開示されている。このようにアームレストを照らすことで、車室内を間接照明することができるとされている。
【0003】
また、特許文献2には、透光性を有するトリム本体の車室外側に発光部としての導光板が設けられ、導光板から発せられた光をトリム本体の裏面から照射することにより、トリム本体の表面に柄模様を浮かび上がらせる照明構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-129098号公報
特開2009-101841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発光部から発光された光を所定の部位に照射する場合には、被照射部の明るさは、発光部からの距離や被照射部と光軸の角度等によって変化する。また、発光部から発光された光を透光性の部材を介して照射する場合であって、透光性の部材に図柄や凹凸が設けられる場合には、被照射部に浮かび上がる模様は、被照射部と光軸の角度によって明瞭さや延び具合が変化する。このため、全体をなるべく均一な状態で光を照射して、乗物室内の意匠性を高めたいという要望がある。
【0006】
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、照射状態が全体的に均一で優れた意匠性が得られる乗物照明構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために完成された本明細書に開示される技術は、乗物前後方向に延びる長手状をなし、室内意匠面を構成する上方板部と、前記上方板部の下方に配され、その上端が前記上方板部の下端より乗物室外側に位置するとともに、上方から下方に向かうにつれて乗物室内側に向けて湾曲しつつ張り出す湾曲面部を有する下方板部と、を備える内装材と、前記上方板部の下端と前記下方板部の上端との間に配され、乗物室内外方向に延びる板面を有するとともに透光性を有する板状の透光部材と、前記上方板部の乗物室外側に配され、前記透光部材に向けて光を発する発光部と、を備える乗物照明構造であって、前記上方板部の下端のうち乗物前後方向における一端側は、端側に向けて上方に傾斜する上方傾斜部とされ、前記下方板部は、前記上方傾斜部の下方において、相対的に上側に配される第1板部と、前記第1板部よりも下側に配され、前記湾曲面部を構成する第2板部とを備え、前記透光部材は、前記上方板部の下端のうち前記上方傾斜部に沿って延びる第1部分と、前記上方傾斜部以外の部分に沿って延びる第2部分とを備え、前記第1部分のうち少なくとも一部は、その板面が前記第1板部の板面に対して鋭角となるように傾いて配された傾斜面部とされている。
【0008】
上記構成によれば、発光部から発光されて透光部材の第2部分を透過した光は、室内側に張り出した湾曲面部を照射する。一方、透光部材の第1部分のうち傾斜面部を透過した光は、湾曲面部よりも上方板部に近い位置に配された第1板部を照射することとなる。つまり、透光部材の傾斜面部を透過した光は、透光部材の第2部分を透過した光が湾曲面部を照射する明るさに近い明るさで、かつ、ほぼ同等幅の帯状に第1板部を照射することができるから、下方板部のうち上方板部に沿った部分を乗物前後方向の全体に亘って均一に近い状態で照射することが可能となり、乗物室内の意匠性を高めることができる。
【0009】
上記透光部材の板面に、前記発光部側が凹み形状となる断面弧状の複数の凹み部が設けられていてもよい。上記構成によれば、発光部から発せられた光を凹み部により集光させるとともに下方板部に向かって照射する凹レンズの機能を付与することが可能となり、内装材に明るさの変化に富んだ美しい模様を映し出すことができる。
【0010】
前記発光部は、LED基板上に実装されたLEDであり、前記LED基板のうち前記上方傾斜部に沿って配される部分は、前記LEDから発せられる光の光軸が前記第1板部に対して鋭角となる姿勢で配されており、前記透光部材の前記傾斜面部は、少なくとも前記光軸を含む位置において前記光軸と直交する向きに配されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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