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公開番号
2025125302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024021272
出願日
2024-02-15
発明の名称
カバーの取付構造およびカバーの取付方法
出願人
サクサ株式会社
代理人
個人
主分類
H05K
5/03 20060101AFI20250820BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】ねじ固定をするときにカバーが回転することを防ぎ、ユーザーの作業性を向上させることが可能なカバーの取付構造を提供する。
【解決手段】電子部品3が搭載された基板2と、基板2に立設された少なくとも2つのボス6と、ボス6の先端部の雌ねじ部8と、雄ねじ部9aを有する固定部材7と、ボス6に固定されたカバー4とを備える。カバー4は第1の固定部12と、回り止め構造18を含む第2の固定部13とを有する。第2の固定部13は、第2の貫通孔15と、第2の貫通孔15の孔壁が揺動端部となる複数の揺動片16,17とを含む。固定部材7は、第2の貫通孔15より大きい平座金11(頭部)を有する。平座金11と基板2との間に第2の固定部13が配置されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電子部品が搭載された基板と、
前記基板に立設された少なくとも2つのボスと、
前記ボスの先端部に形成された雌ねじ部と、
前記雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじ部を有する固定部材と、
前記電子部品を覆う状態で前記ボスに複数の前記固定部材によって固定されたシート状のカバーとを備え、
前記カバーは、前記少なくとも2つのボスのうちの1本のボスとなる第1のボスに前記固定部材によって固定された第1の固定部と、他の1本のボスからなる第2のボスに前記固定部材によって固定された、回り止め構造を含む第2の固定部とを有し、
前記第1の固定部は、前記固定部材の前記雄ねじ部のみを挿通可能な第1の貫通孔を有し、
前記第2の固定部は、前記第2のボスが挿通可能に形成されて前記回り止め構造を構成する第2の貫通孔と、前記第2の貫通孔の孔壁が揺動端部となるように揺動する複数の揺動片とを含み、
前記第2の固定部を前記第2のボスに固定する前記固定部材は、前記第2のボスの軸線方向から見て前記第2の貫通孔より大きい頭部を有し、
前記第2のボスにねじ込まれた前記固定部材の前記頭部と前記基板との間に前記第2の固定部が配置されていることを特徴とするカバーの取付構造。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
請求項1に記載したカバーの取付構造において、
前記複数の揺動片は、前記第2の貫通孔の接線となる複数の切り込み部を挟んで並ぶように形成されていることを特徴とするカバーの取付構造。
【請求項3】
請求項1に記載したカバーの取付構造において、
前記複数の揺動片は、前記第2の貫通孔の周方向に所定の間隔をおいて並べられ、前記揺動片どうしの間には、前記第2の貫通孔の中心から放射状に延びる切り欠きが形成されていることを特徴とするカバーの取付構造。
【請求項4】
請求項1に記載したカバーの取付構造における前記カバーを前記ボスに取り付けるカバーの取付方法であって、
前記第2のボスに前記固定部材を螺着させる第1のステップと、
前記揺動片を撓ませて前記第2の貫通孔の中に前記第2のボスを挿通させる第2のステップと、
前記第1のボスに前記固定部材によって前記第1の固定部を固定する第3のステップとによって実施することを特徴とするカバーの取付方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器の基板に搭載された電子部品を覆うカバーの取付構造およびカバーの取付方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子機器の基板には、電子部品を覆うカバーが設けられることがある。このカバーを設ける目的は、電子部品の保護したり、発熱する電子部品に作業者の手が触れることを防いだり、作業者が感電することを防止したり、静電気絶縁などを行うためである。
この種のカバーとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に開示されたカバーは、基板上の電子部品を遮蔽するように形成され、複数のねじ部材によって基板に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-27416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子部品を覆うカバーを基板に固定するに当たっては、カバーの少なくとも両端部となる2箇所をねじ止めして行うことが多い。このカバーの取付構造においては、最初のねじ部材を締め込むときに、ねじ部材からカバーに回転力が伝わってカバーも同方向に回転することがある。このようにカバーが回転するとカバーが電子部品を傷つけてしまうために、カバーを押さえながらねじ部材を締め込まなければならない。すなわち、従来のカバーの取付構造では、ねじ部材を締め込む動作と、カバーを押さえる動作とを同時に行わなければならないため、カバーを取り付ける作業の作業性が悪いという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、ねじ固定をするときにカバーが回転することを防ぎ、ユーザーの作業性を向上させることが可能なカバーの取付構造およびカバーの取付方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、本発明に係るカバーの取付構造は、電子部品が搭載された基板と、前記基板に立設された少なくとも2つのボスと、前記ボスの先端部に形成された雌ねじ部と、前記雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじ部を有する固定部材と、前記電子部品を覆う状態で前記ボスに複数の前記固定部材によって固定されたシート状のカバーとを備え、前記カバーは、前記少なくとも2つのボスのうちの1本のボスとなる第1のボスに前記固定部材によって固定された第1の固定部と、他の1本のボスからなる第2のボスに前記固定部材によって固定された、回り止め構造を含む第2の固定部とを有し、前記第1の固定部は、前記固定部材の前記雄ねじ部のみを挿通可能な第1の貫通孔を有し、前記第2の固定部は、前記第2のボスが挿通可能に形成されて前記回り止め構造を構成する第2の貫通孔と、前記第2の貫通孔の孔壁が揺動端部となるように揺動する複数の揺動片とを含み、前記第2の固定部を前記第2のボスに固定する前記固定部材は、前記第2のボスの軸線方向から見て前記第2の貫通孔より大きい頭部を有し、前記第2のボスにねじ込まれた前記固定部材の前記頭部と前記基板との間に前記第2の固定部が配置されているものである。
【0007】
本発明は、前記カバーの取付構造において、前記複数の揺動片は、前記第2の貫通孔の接線となる複数の切り込み部を挟んで並ぶように形成されていてもよい。
【0008】
本発明は、前記カバーの取付構造において、前記複数の揺動片は、前記第2の貫通孔の周方向に所定の間隔をおいて並べられ、前記揺動片どうしの間には、前記第2の貫通孔の中心から放射状に延びる切り欠きが形成されていてもよい。
【0009】
本発明は、前記カバーの取付構造における前記カバーを前記ボスに取り付けるカバーの取付方法であって、前記第2のボスに前記固定部材を螺着させる第1のステップと、前記揺動片を撓ませて前記第2の貫通孔の中に前記第2のボスを挿通させる第2のステップと、前記第1のボスに前記固定部材によって前記第1の固定部を固定する第3のステップとによって実施する方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ねじ固定をするときにカバーが回転することを防ぎ、ユーザーの作業性を向上させることが可能なカバーの取付構造およびカバーの取付方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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