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公開番号
2025124375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020379
出願日
2024-02-14
発明の名称
アキュムレータ固定機構、及び圧縮機
出願人
日本キヤリア株式会社
代理人
弁理士法人サトー
主分類
F04B
39/12 20060101AFI20250819BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】バンドがホルダから外れることを抑制する。
【解決手段】アキュムレータ固定機構は、圧縮機本体の側方にアキュムレータを固定するためのものであって、長尺の帯状に形成されたバンドと、圧縮機本体に固定されアキュムレータの外周に沿って配置されたバンドの両端部分を保持することでアキュムレータを固定するホルダと、を備える。ホルダは、圧縮機本体の外周面に固定される固定部と、ホルダの少なくとも一方の端部側に設けられアキュムレータ側へ延びるとともに圧縮機本体側へ折り返された折り返し部と、折り返し部の端部を切り欠いて形成された凹部と、を有している。凹部の幅寸法に対する凹部の深さ寸法の比は、0.4以上に設定されている。または、端部の幅寸法に対する凹部の深さ寸法の比は、0.3以上に設定されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮機本体の側方にアキュムレータを固定するためのものであって、
長尺の帯状に形成されたバンドと、
前記圧縮機本体に固定され前記アキュムレータの外周に沿って配置された前記バンドの両端部分を保持することで前記アキュムレータを固定するホルダと、を備え、
前記ホルダは、
前記圧縮機本体の外周面に固定される固定部と、
前記ホルダの少なくとも一方の端部側に設けられ前記アキュムレータ側へ延びるとともに前記圧縮機本体側へ折り返された折り返し部と、
前記折り返し部の端部を切り欠いて形成された凹部と、を有し、
前記凹部の幅寸法(D1)に対する前記凹部の深さ寸法(L)の比(L/D1)は、0.4以上に設定されている、
アキュムレータ固定機構。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
圧縮機本体の側方にアキュムレータを取り付けるためのものであって、
前記圧縮機本体に固定されるホルダと、
前記アキュムレータの外周に沿って配置されて前記ホルダに着脱可能に保持されるバンドと、を備え、
前記ホルダは、
前記圧縮機本体の外周面に固定される固定部と、
前記ホルダの少なくとも一方の端部側に設けられ前記アキュムレータ側へ延びるとともに前記圧縮機本体側へ折り返された折り返し部と、
前記折り返し部の端部を切り欠いて形成された凹部と、を有し、
前記端部の幅寸法(D2)に対する前記凹部の深さ寸法(L)の比(L/D2)は、0.3以上に設定されている、
アキュムレータ固定機構。
【請求項3】
前記凹部は、前記ホルダの両端から前記ホルダの長手方向の中央側へ向かうほど幅寸法が小さくなる台形形状に形成されている、
請求項1又は2に記載のアキュムレータ固定機構。
【請求項4】
前記圧縮機本体と、
前記アキュムレータと、
請求項1又は2に記載のアキュムレータ固定機構と、
を備える圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、アキュムレータ固定機構、及び圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばロータリ圧縮機には、アキュムレータを備えたものがある。このアキュムレータは、通常、圧縮機本体に固定されて使用される。従来、アキュムレータを圧縮機本体に固定するための固定機構は、例えば圧縮機本体の外面に溶接等によって固定されたホルダと、弾性変形可能なバンドとを用いる。この場合、作業者が手作業でアキュムレータをバンドで巻き付けて、そのバンドをホルダに引っ掛けて固定していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-209809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の固定機構では、圧縮機の組み立て時に、バンドがホルダに対して不完全な状態で取り付けられてしまうと、圧縮機の運搬時や運転時の振動によってバンドがホルダから外れてしまい、その結果、アキュムレータの振動による騒音や破損による脱落の原因となるおそれがあった。
【0005】
そこで、バンドがホルダから外れることを抑制できるアキュムレータ固定機構、及びそのアキュムレータ固定機構を備える圧縮機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によるアキュムレータ固定機構は、圧縮機本体の側方にアキュムレータを固定するためのものであって、長尺の帯状に形成されたバンドと、前記圧縮機本体に固定され前記アキュムレータの外周に沿って配置された前記バンドの両端部分を保持することで前記アキュムレータを固定するホルダと、を備える。前記ホルダは、前記圧縮機本体の外周面に固定される固定部と、前記ホルダの少なくとも一方の端部側に設けられ前記アキュムレータ側へ延びるとともに前記圧縮機本体側へ折り返された折り返し部と、前記折り返し部の端部を切り欠いて形成された凹部と、を有している。前記凹部の幅寸法(D1)に対する前記凹部の深さ寸法(L)の比(L/D1)は、0.4以上に設定されている。または、前記端部の幅寸法(D2)に対する前記凹部の深さ寸法(L)の比(L/D2)は、0.3以上に設定されている。
【0007】
また、実施形態による圧縮機は、前記圧縮機本体と、前記アキュムレータと、前記アキュムレータ固定機構と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態によるアキュムレータ固定機構を備える圧縮機の一例を概略的に示す図
一実施形態によるアキュムレータ固定機構を備える圧縮機の一例について、図1のX2-X2に沿って示す断面図であってアキュムレータ固定機構周辺の構成を拡大して示す図
一実施形態によるアキュムレータ固定機構を備える圧縮機の一例について、図2の状態から、アキュムレータ固定機構のバンドの係止部がホルダから取り外されている状態を示す図
一実施形態によるアキュムレータ固定機構の一例について、ホルダの一例を示す正面図
一実施形態によるアキュムレータ固定機構の一例について、図4のX5-X5線に沿って示すホルダの断面図
一実施形態によるアキュムレータ固定機構の一例について、ホルダとバンドとの一例を示す正面図
一実施形態によるアキュムレータ固定機構の一例について、ホルダの他の例を示す正面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示す圧縮機1は、例えば冷凍サイクルの構成要素として用いることができる。圧縮機1は、例えば蒸発器や凝縮器等の外部の機器に接続されて使用される。圧縮機1は、例えば外部の機器から流出した冷媒を吸引し、圧縮機1内で冷媒を圧縮して、その冷媒を外部の機器へ供給する。圧縮機1は、例えば圧縮機本体10内に圧縮室を1つ有する1気筒型、又は圧縮室を2つ有する2気筒型、若しくは圧縮室を3つ有する3気筒型のロータリ圧縮機で構成することができる。
【0010】
図1に示すように、圧縮機1は、吐出管2、流入管3、吸込管4、圧縮機本体10、アキュムレータ20、及びアキュムレータ固定機構30を備える。なお、以下の説明では、アキュムレータ固定機構30を単に固定機構30と称することがある。また、図1に示す圧縮機1は、2気筒型のロータリ圧縮機の一例である。圧縮機1は、図1の姿勢で設置されて使用され、図1の紙面の上下方向を圧縮機1の上下方向とする。
(【0011】以降は省略されています)
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