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公開番号
2025124202
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020091
出願日
2024-02-14
発明の名称
無線通信装置、信号制御方法及び信号制御プログラム
出願人
株式会社JVCケンウッド
代理人
個人
主分類
H04B
1/04 20060101AFI20250819BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】バッテリが劣化した場合においても搬送波信号の出力を維持することが可能な無線通信装置、信号制御方法及び信号制御プログラムを提供すること。
【解決手段】無線通信装置1は、搬送波信号を増幅する搬送波信号増幅回路16と、バッテリ20から搬送波信号増幅回路16に供給される電流を検出する電流検出回路13と、バッテリ20の充放電回数を示す情報を取得するバッテリ情報取得部101と、バッテリ情報取得部101によって取得されたバッテリ20の充放電回数に基づき、バッテリ20の内部抵抗による電圧の損失を補償する増幅電圧を算出する増幅電圧算出部103とを備える。搬送波信号増幅回路16は、電流検出回路13が検出した電流と、増幅電圧算出部103によって算出された増幅電圧を用いて、搬送波信号を増幅する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリを電源として使用可能な無線通信装置であって、
搬送波信号を増幅する搬送波信号増幅回路と、
前記バッテリから前記搬送波信号増幅回路に供給される電流を検出する電流検出回路と、
前記バッテリの充放電回数を示す情報を取得するバッテリ情報取得部と、
前記バッテリ情報取得部によって取得された前記バッテリの充放電回数に基づき、バッテリの内部抵抗による電圧の損失を補償する増幅電圧を算出する増幅電圧算出部とを備え、
前記搬送波信号増幅回路は、前記電流検出回路が検出した電流と、前記増幅電圧算出部によって算出された前記増幅電圧を用いて、前記搬送波信号を増幅する、
無線通信装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記バッテリ情報取得部は、前記バッテリの計測温度を示す情報をさらに取得し、
前記増幅電圧算出部は、前記バッテリ情報取得部によって取得された前記充放電回数及び前記計測温度に基づき、前記増幅電圧を算出する、
請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記バッテリ情報取得部は、前記バッテリの計測電圧を示す情報をさらに取得し、
前記増幅電圧算出部は、前記バッテリ情報取得部によって取得された前記充放電回数及び前記計測電圧に基づき、前記増幅電圧を算出する、
請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項4】
無線通信装置が実行する信号制御方法であって、
前記無線通信装置に電力を供給するバッテリの充放電回数を示す情報を取得し、
前記バッテリの充放電回数に基づき、前記バッテリの内部抵抗による電圧の損失を補償する増幅電圧を算出し、
前記バッテリから、搬送波信号を増幅する搬送波信号増幅回路に供給される電流と、算出された前記増幅電圧を用いて、前記無線通信装置から送信される搬送波信号を増幅する、
信号制御方法。
【請求項5】
信号制御プログラムであって、コンピュータに対し、
無線通信装置に電力を供給するバッテリの充放電回数を示す情報を取得するステップと、
前記バッテリの充放電回数に基づき、前記バッテリの内部抵抗による電圧の損失を補償する増幅電圧を算出するステップと、
前記バッテリから、搬送波信号を増幅する搬送波信号増幅回路に供給される電流と、算出された前記増幅電圧を用いて、前記無線通信装置から送信される搬送波信号を増幅させる増幅制御信号を出力するステップと、
を実行させる、信号制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信装置、信号制御方法及び信号制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、無線通信において送信される信号を制御する種々の技術が提案されている。このような技術の一例として、特許文献1は、電力増幅回路と負荷回路との間に2つの方向性結合器を設け、進行波及び反射波を検波して出力制御を行う送信出力制御装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-202604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1が開示する送信出力制御装置が備える方向性結合器は、基板設置面積が大きいため、携帯型の無線通信装置への設置に適さない。無線通信装置の小型化のため、送信電力を増幅する回路に流れる電流値をフィードバックして制御することで出力制御を行うことが考えられるが、このような無線通信装置の電源としてバッテリを採用した場合、劣化による内部抵抗の増大によってバッテリの出力電圧が低下すると、搬送波信号を所望のレベルにまで増幅させることができないという課題があった。
【0005】
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、バッテリが劣化した場合においても搬送波信号の出力を維持することが可能な無線通信装置、信号制御方法及び信号制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るバッテリを電源として使用可能な無線通信装置は、
搬送波信号を増幅する搬送波信号増幅回路と、
バッテリから搬送波信号増幅回路に供給される電流を検出する電流検出回路と、
バッテリの充放電回数を示す情報を取得するバッテリ情報取得部と、
バッテリ情報取得部によって取得されたバッテリの充放電回数に基づき、バッテリの内部抵抗による電圧の損失を補償する増幅電圧を算出する増幅電圧算出部とを備え、
搬送波信号増幅回路は、電流検出回路が検出した電流と、増幅電圧算出部によって算出された増幅電圧を用いて、搬送波信号を増幅する。
【0007】
本開示に係る無線通信装置が実行する信号制御方法は、
無線通信装置に電力を供給するバッテリの充放電回数を示す情報を取得し、
バッテリの充放電回数に基づき、バッテリの内部抵抗による電圧の損失を補償する増幅電圧を算出し、
バッテリから、搬送波信号を増幅する搬送波信号増幅回路に供給される電流と、算出された増幅電圧を用いて、無線通信装置から送信される搬送波信号を増幅する。
【0008】
本開示に係る信号制御プログラムは、コンピュータに対し、
無線通信装置に電力を供給するバッテリの充放電回数を示す情報を取得するステップと、
バッテリの充放電回数に基づき、バッテリの内部抵抗による電圧の損失を補償する増幅電圧を算出するステップと、
バッテリから、搬送波信号を増幅する搬送波信号増幅回路に供給される電流と、算出された増幅電圧を用いて、無線通信装置から送信される搬送波信号を増幅させる増幅制御信号を出力するステップとを実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示により、バッテリが劣化した場合においても搬送波信号の出力を維持することが可能な無線通信装置、信号制御方法及び信号制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に係る無線通信装置及びバッテリパックの構成の一例を示すブロック図である。
本開示に係る無線通信装置の回路図の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る内部抵抗特定テーブルの一例を示す図である。
本開示に係る演算装置の機能を示すブロック図である。
本開示に係る演算装置が実行する処理を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る内部抵抗特定テーブルの一例を示す図である。
第3の実施形態に係る内部抵抗特定テーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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