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公開番号2025123387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2025100311,2024074787
出願日2025-06-16,2019-11-26
発明の名称伝送波の処理方法
出願人マクセル株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H04N 21/238 20110101AFI20250815BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供する。
【解決手段】4K放送サービスと2K放送サービスとが、ともに伝送される伝送波の生成方法であって、伝送波において、4K放送サービスと2K放送サービスとは、放送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した複数の周波数セグメントのうち、それぞれ異なるセグメントの組み合わせから構成される異なる階層のそれぞれに格納されて伝送されるものであり、4K放送サービスが格納される第1の階層は、放送波の垂直偏波の周波数セグメントと水平偏波の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、2K放送サービスが格納される第2の階層は、放送波の垂直偏波の周波数セグメントと水平偏波の周波数セグメントのうち少なくともいずれか一方の周波数セグメントとを用いて構成される。
【選択図】図20
特許請求の範囲【請求項1】
4K放送サービスと2K放送サービスとが、ともに伝送される伝送波を伝送し受信する伝送波の処理方法であって、
前記伝送波において、前記4K放送サービスと前記2K放送サービスとは、前記伝送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した複数の周波数セグメントのうち、それぞれ異なるセグメントの組み合わせから構成される異なる階層のそれぞれに格納されて伝送されるものであり、
前記伝送波において、前記4K放送サービスが格納される第1の階層は、前記伝送波の垂直偏波の周波数セグメントと水平偏波の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、
前記伝送波において、前記2K放送サービスが格納される第2の階層は、前記伝送波の前記垂直偏波の周波数セグメントと前記水平偏波の周波数セグメントのうち少なくともいずれか一方の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、
前記伝送波を伝送する伝送側の装置において、
前記伝送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した前記複数の周波数セグメントの一部のセグメントについて、セグメント間インターリーブを行うセグメント間インターリーブステップを備え、
前記セグメント間インターリーブステップでは、前記4K放送サービスが格納される前記第1の階層のセグメントに対するセグメント間インターリーブと、前記2K放送サービスが格納される前記第2の階層のセグメントに対するセグメント間インターリーブとを、異なるセグメント間インターリーブとして実行するものであり、
前記伝送波を受信する受信側の装置において、
前記伝送波の前記複数の周波数セグメントの一部のセグメントについて、セグメント間デインターリーブを行うセグメント間デインターリーブステップと、
誤り訂正処理を行う誤り訂正復号ステップと、
パケットストリームを再生するストリーム再生ステップと、を備え、
前記セグメント間デインターリーブステップでは、前記4K放送サービスが格納される前記第1の階層のセグメントに対するセグメント間デインターリーブと、前記2K放送サービスが格納される前記第2の階層のセグメントに対するセグメント間デインターリーブとを、異なるセグメント間デインターリーブとして実行するものであり、
前記誤り訂正復号ステップでは、前記セグメント間デインターリーブステップにより得られた前記第1の階層に格納された前記4K放送サービスのデータおよび前記第2の階層に格納された前記2K放送サービスのデータについて、それぞれ誤り訂正符号に基づく復号処理を行い、
前記ストリーム再生ステップでは、前記誤り訂正復号ステップで復号された前記4K放送サービスのパケットストリームおよび前記2K放送サービスのパケットストリームをそれぞれ再生する、
伝送波の処理方法。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
4K放送サービスと2K放送サービスとが、ともに伝送される伝送波を伝送し受信する伝送波の処理方法であって、
前記伝送波において、前記4K放送サービスと前記2K放送サービスとは、前記伝送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した複数の周波数セグメントのうち、それぞれ異なるセグメントの組み合わせから構成される異なる階層のそれぞれに格納されて伝送されるものであり、
前記伝送波において、前記4K放送サービスが格納される第1の階層は、前記伝送波の垂直偏波の周波数セグメントと水平偏波の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、
前記伝送波において、前記2K放送サービスが格納される第2の階層は、前記伝送波の前記垂直偏波の周波数セグメントと前記水平偏波の周波数セグメントのうち少なくともいずれか一方の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、
前記伝送波を伝送する伝送側の装置において、
前記伝送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した前記複数の周波数セグメントの一部のセグメントについて、セグメント間インターリーブを行うセグメント間インターリーブステップを備え、
前記セグメント間インターリーブステップでは、前記2K放送サービスが格納される前記第2の階層のセグメントに対するセグメント間インターリーブの対象セグメントには、前記4K放送サービスが格納される前記第1の階層のセグメントを混在させずに実行するものであり、
前記伝送波を受信する受信側の装置において、
前記伝送波の前記複数の周波数セグメントの一部のセグメントについて、セグメント間デインターリーブを行うセグメント間デインターリーブステップと、
誤り訂正処理を行う誤り訂正復号ステップと、
パケットストリームを再生するストリーム再生ステップと、を備え、
前記セグメント間デインターリーブステップでは、前記2K放送サービスが格納される前記第2の階層のセグメントに対するセグメント間デインターリーブの対象セグメントには、前記4K放送サービスが格納される前記第1の階層のセグメントを混在させずに実行するものであり、
前記誤り訂正復号ステップでは、前記セグメント間デインターリーブステップにより得られた前記第2の階層に格納された前記2K放送サービスのデータについて、誤り訂正符号に基づく復号処理を行い、
前記ストリーム再生ステップでは、前記誤り訂正復号ステップで復号された前記2K放送サービスのパケットストリームを再生する、
伝送波の処理方法。
【請求項3】
4K放送サービスと2K放送サービスとが、ともに伝送される伝送波を伝送し受信する伝送波の処理方法であって、
前記伝送波において、前記4K放送サービスと前記2K放送サービスとは、前記伝送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した複数の周波数セグメントのうち、それぞれ異なるセグメントの組み合わせから構成される異なる階層のそれぞれに格納されて伝送されるものであり、
前記伝送波において、前記4K放送サービスが格納される第1の階層は、前記伝送波の垂直偏波の周波数セグメントと水平偏波の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、
前記伝送波において、前記2K放送サービスが格納される第2の階層は、前記伝送波の前記垂直偏波の周波数セグメントと前記水平偏波の周波数セグメントのうち少なくともいずれか一方の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、
前記伝送波を伝送する伝送側の装置において、
前記伝送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した前記複数の周波数セグメントの一部のセグメントについて、セグメント間インターリーブを行うセグメント間インターリーブステップを備え、
前記セグメント間インターリーブステップでは、前記4K放送サービスが格納される前記第1の階層のセグメントに対するセグメント間インターリーブの対象セグメントには、前記2K放送サービスが格納される前記第2の階層のセグメントを混在させずに実行するものであり、
前記伝送波を受信する受信側の装置において、
前記伝送波の前記複数の周波数セグメントの一部のセグメントについて、セグメント間デインターリーブを行うセグメント間デインターリーブステップと、
誤り訂正処理を行う誤り訂正復号ステップと、
パケットストリームを再生するストリーム再生ステップと、を備え、
前記セグメント間デインターリーブステップでは、前記4K放送サービスが格納される前記第1の階層のセグメントに対するセグメント間デインターリーブの対象セグメントには、前記2K放送サービスが格納される前記第2の階層のセグメントを混在させずに実行するものであり、
前記誤り訂正復号ステップでは、前記セグメント間デインターリーブステップにより得られた前記第1の階層に格納された前記4K放送サービスのデータについて、誤り訂正符号に基づく復号処理を行い、
前記ストリーム再生ステップでは、前記誤り訂正復号ステップで復号された前記4K放送サービスのパケットストリームを再生する、
伝送波の処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放送送信技術または放送受信技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来のアナログ放送サービスに替わり、1990年代後半より各国でデジタル放送サービスが開始された。デジタル放送サービスは、誤り訂正技術を用いた放送品質の向上、圧縮符号化技術を用いた多チャンネル化およびHD(High Definition)化、BML(Broadcast Markup Language)やHTML5(Hyper Text Markup Language version5)を用いたサービスのマルチメディア化、等を実現した。
【0003】
近年では、さらなる周波数使用効率の向上、高解像度化や高機能化を目的として、各国において、高度デジタル放送方式の検討が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-14420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現行のデジタル放送はサービスを開始してから既に10年以上を経過しており、現行のデジタル放送サービスを受信可能な放送受信装置が充分に普及している。このため、現在検討を進めている高度デジタル放送サービスを開始するにあたっては、現行のデジタル放送サービスとの互換性を考慮する必要がある。即ち、現行のデジタル放送サービスの視聴環境を維持しつつ、映像信号のUHD(Ultra High Definition)化等を実現することが好ましい。
【0006】
デジタル放送サービスでUHD放送を実現する技術として特許文献1に記載のシステムがある。しかしながら、特許文献1に記載のシステムは現行のデジタル放送に置き換えるものであり、現行のデジタル放送サービスの視聴環境の維持を考慮したものではない。
【0007】
本発明の目的は、現行のデジタル放送サービスとの互換性も考慮した、より高機能な高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲に記載の技術を用いる。
【0009】
一例を挙げるならば、4K放送サービスと2K放送サービスとが、ともに伝送される伝送波を伝送し受信する伝送波の処理方法であって、前記伝送波において、前記4K放送サービスと前記2K放送サービスとは、前記伝送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した複数の周波数セグメントのうち、それぞれ異なるセグメントの組み合わせから構成される異なる階層のそれぞれに格納されて伝送されるものであり、前記伝送波において、前記4K放送サービスが格納される第1の階層は、前記伝送波の垂直偏波の周波数セグメントと水平偏波の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、前記伝送波において、前記2K放送サービスが格納される第2の階層は、前記伝送波の前記垂直偏波の周波数セグメントと前記水平偏波の周波数セグメントのうち少なくともいずれか一方の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、前記伝送波を伝送する伝送側の装置において、前記伝送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した前記複数の周波数セグメントの一部のセグメントについて、セグメント間インターリーブを行うセグメント間インターリーブステップを備え、前記セグメント間インターリーブステップでは、前記4K放送サービスが格納される前記第1の階層のセグメントに対するセグメント間インターリーブと、前記2K放送サービスが格納される前記第2の階層のセグメントに対するセグメント間インターリーブとを、異なるセグメント間インターリーブとして実行するものであり、前記伝送波を受信する受信側の装置において、前記伝送波の前記複数の周波数セグメントの一部のセグメントについて、セグメント間デインターリーブを行うセグメント間デインターリーブステップと、誤り訂正処理を行う誤り訂正復号ステップと、パケットストリームを再生するストリーム再生ステップと、を備え、前記セグメント間デインターリーブステップでは、前記4K放送サービスが格納される前記第1の階層のセグメントに対するセグメント間デインターリーブと、前記2K放送サービスが格納される前記第2の階層のセグメントに対するセグメント間デインターリーブとを、異なるセグメント間デインターリーブとして実行するものであり、前記誤り訂正復号ステップでは、前記セグメント間デインターリーブステップにより得られた前記第1の階層に格納された前記4K放送サービスのデータおよび前記第2の階層に格納された前記2K放送サービスのデータについて、それぞれ誤り訂正符号に基づく復号処理を行い、前記ストリーム再生ステップでは、前記誤り訂正復号ステップで復号された前記4K放送サービスのパケットストリームおよび前記2K放送サービスのパケットストリームをそれぞれ再生するように構成すれば良い。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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