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公開番号2025122825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018507
出願日2024-02-09
発明の名称電子機器及び電力変換装置
出願人Astemo株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250815BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】筐体に対して取り付けられる樹脂ホルダを備える電子機器にて、樹脂ホルダの取付作業を容易化する。
【解決手段】電子部品が内部に収容された本体ケース11と、本体ケース11に締結される樹脂ホルダ16とを備え、本体ケース11は、樹脂ホルダ16を位置決めするための第1挿入穴部33eを有し、樹脂ホルダ16は、第1挿入穴部33eに少なくとも一部が弾性変形状態で挿入可能であると共に復元力により第1挿入穴部33eの内壁面に圧接される第1ピン16cを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品が内部に収容された筐体と、
前記筐体に締結される樹脂ホルダと
を備え、
前記筐体は、前記樹脂ホルダを位置決めするための挿入穴部を有し、
前記樹脂ホルダは、前記挿入穴部に少なくとも一部が弾性変形状態で挿入可能であると共に復元力により前記挿入穴部の内壁面に圧接される挿入突部を有する
ことを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記樹脂ホルダは、前記挿入突部の根本が接続された基部を備え、
前記挿入突部は、弾性変形可能であると共に前記基部から離れるに連れて薄肉化される弾性変形部を備える
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記筐体は、前記挿入穴部の内壁面に前記挿入穴部の径方向外側に向けて窪む係止凹部を有し、
前記挿入突部は、前記係止凹部に係止される係止爪を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器。
【請求項4】
前記係止凹部は、前記挿入穴部の内壁面から前記筐体の外壁面に連通されていることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
【請求項5】
前記樹脂ホルダは、前記挿入突部の根本が接続されると共に前記筐体の外壁面に当接される基部を備え、
前記基部は、前記筐体と当接される面から前記基部を貫通して設けられる排水孔を有する
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項6】
請求項1または2記載の電子機器からなり、
前記電子部品が電力変換を行う
ことを特徴とする電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器及び電力変換装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、樹脂部品が筐体に対して取り付けられた電気機器が開示されている。特許文献1に開示された電気機器では、樹脂部品は、ハーネスが接続されており、固定ネジを介して筐体に締結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5538659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示された樹脂部品等の樹脂ホルダは、筐体に対して締結される。このため、例えば作業者が樹脂ホルダを筐体に取り付ける場合には、筐体に樹脂ホルダを位置決めした後に、ネジ等を用いて樹脂ホルダを筐体に締結する。しかしながら、例えば樹脂ホルダを筐体に対して側方から取り付ける場合には、位置決めした樹脂ホルダが、締結前に重力によって変位したり落下したりすることがある。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、筐体に対して取り付けられる樹脂ホルダを備える電子機器にて、樹脂ホルダの取付作業を容易化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0007】
本発明の第1の態様は、電子機器であって、電子部品が内部に収容された筐体と、上記筐体に締結される樹脂ホルダとを備え、上記筐体が、上記樹脂ホルダを位置決めするための挿入穴部を有し、上記樹脂ホルダが、上記挿入穴部に少なくとも一部が弾性変形状態で挿入可能であると共に復元力により上記挿入穴部の内壁面に圧接される挿入突部を有するという構成を採用する。
【0008】
本発明の第2の態様は、電力変換装置であって、上記第1の態様の電子機器からなり、上記電子部品が電力変換を行うという構成を採用する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、樹脂ホルダが挿入突部を備え、挿入突部の少なくとも一部が弾性変形状態で筐体の挿入穴部に挿入される。挿入された挿入突部は、弾性変形部の復元力によって挿入穴部の内壁面に圧接される。このため、本発明によれば、締結前であっても、位置決めした樹脂ホルダが変位したり落下したりすることを抑止できる。したがって、本発明によれば、筐体に対して取り付けられる樹脂ホルダを備える電子機器にて、樹脂ホルダの取付作業を容易化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態における電力変換装置が搭載される車両の概略構成図である。
本発明の第1実施形態における電力変換装置の構造的な概略構成を示す分解斜視図である。
本発明の第1実施形態における電力変換装置が備える本体ケースの樹脂ホルダが取り外された状態の部分拡大斜視図である。
本発明の第1実施形態における電力変換装置が備える樹脂ホルダを本体ケース側から見た斜視図である。
本発明の第1実施形態における電力変換装置が備える樹脂ホルダの第1ピンを含む模式的な断面図である。
本発明の第2実施形態における電力変換装置が備える樹脂ホルダの第1ピンを含む模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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