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公開番号
2025122452
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024017947
出願日
2024-02-08
発明の名称
給水装置、及び、給水システム
出願人
株式会社荏原製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F04D
15/00 20060101AFI20250814BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】外部装置により設定情報を変更できると共に設定情報の意図しない変更を防止できる給水装置および給水システムを提供する。
【解決手段】建物に水を供給するための給水装置であって、水を移送するポンプ、および、前記ポンプを制御するコントローラ、を有する給水装置本体と、前記給水装置本体を収容する筐体と、を備える給水装置が提案される。前記コントローラは、外部装置と通信可能な通信部を有する。前記コントローラは、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であると判定されるときには前記外部装置による前記ポンプを制御するのに用いられる設定情報の変更を許可し、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス不能な状態であると判定されるときには前記外部装置による前記設定情報の変更を禁止する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
建物に水を供給するための給水装置であって、
水を移送するポンプ、および、前記ポンプを制御するコントローラ、を有する給水装置本体と、
前記給水装置本体を収容する筐体と、
を備え、
前記コントローラは、外部装置と通信可能な通信部を有し、
前記コントローラは、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であると判定されるときには前記外部装置による前記ポンプを制御するのに用いられる設定情報の変更を許可し、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス不能な状態であると判定されるときには前記外部装置による前記設定情報の変更を禁止する、
給水装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、前記筐体内に収容された設定部を有し、
前記コントローラは、前記設定部が操作されたときに、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であると判定する、
請求項1に記載の給水装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記筐体内に収容された設定部を有し、
前記コントローラは、前記設定部が操作されたときにパスコードを出力し、前記外部装置から当該パスコードを受信したときに、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であると判定する、
請求項1に記載の給水装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記設定部が操作されてから所定時間が経過すると、前記外部装置による前記設定情報の変更を禁止する、請求項2または3に記載の給水装置。
【請求項5】
前記給水装置本体には、認証情報が付されており、
前記コントローラは、前記外部装置から前記認証情報を受信したときに、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であると判定する、
請求項1に記載の給水装置。
【請求項6】
前記筐体は、筐体本体と、カバーと、を有し、
前記コントローラは、前記カバーが開けられていると、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であると判定し、前記カバーが閉じられていると、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス不能な状態であると判定する、
請求項1に記載の給水装置。
【請求項7】
前記カバーの開閉を検知するための開閉センサを備え、
前記コントローラは、前記開閉センサからの信号に基づいて、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であることを判定する、請求項6に記載の給水装置。
【請求項8】
前記カバーと前記筐体本体とをロックするロック機構を備える、請求項6に記載の給水装置。
【請求項9】
前記コントローラは、前記外部装置による前記設定情報の変更を許可して前記設定情報が変更されたときには、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であるか否かの判定にかかわらず、以降の当該外部装置による前記設定情報の変更を許可する、請求項1に記載の給水装置。
【請求項10】
建物に水を供給するための給水装置と、前記給水装置と通信可能な外部装置と、を備える給水システムであって、
前記給水装置は、
水を移送するポンプ、および、前記ポンプを制御するコントローラ、を有する給水装置本体と、
前記給水装置本体を収容する筐体と、
を備え、
前記外部装置は、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であると判定されるときには前記ポンプを制御するのに用いられる設定情報を変更するための設定変更操作が可能となり、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス不能な状態であると判定されるときには前記設定変更操作が不能とされる、
給水システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、給水装置、及び、給水システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
給水装置は、建物等の給水対象に水道水を供給するために広く使用されている。給水装置の給水方式としては、水道本管の水を一旦受水槽に貯留し、受水槽の水を給水対象へポンプにて加圧する受水槽方式、及び、水道本管の本管圧を利用しポンプにて増圧することにより給水対象へ水を供給する直結給水方式などが知られている。給水装置では、コントローラによりポンプが制御され、例えばポンプの吐出側圧力に基づいて推定末端圧力一定制御または目標圧力一定制御が行われる。また、給水装置が複数台のポンプを備える場合には、給水量に応じて運転ポンプの台数制御、及び、起動するポンプをローテーションする制御が行われる。こうしたコントローラによるポンプの制御は、給水装置の設置状況および給水対象に応じて記憶部に予め記憶された設定値(設定情報)に基づいて行われる。
【0003】
給水装置の設定情報は、建物等の使用状況および環境の変化に応じて変更が求められる場合がある。一般的に、設定情報の変更は、給水装置に設けられている運転パネルによって行われる。しかし、通常、給水装置は自動制御がなされるため、運転パネルが操作される機会は少ない。また、給水装置は、機械室またはポンプ室などの電気的なノイズが多い環境に設置されることがあり、電気的ノイズに強い7セグメントLEDおよび表示灯などが使用されている。このため、運転パネルは比較的簡略化された構成になり、また設定情報を変更する操作は頻度も小さいため、利便性が重要視されずに操作が複雑になりやすい。特に、複数の設定情報を変更する場合には運転パネルの操作が煩雑となる。
【0004】
そして、近年、携帯端末にて操作することができる給水装置が提案されている。携帯端末にて給水装置を操作することにより、給水装置の運転パネルを簡略化することができるとともに、携帯端末の設定部を利用して給水装置に不慣れなユーザーでも容易に給水装置を操作することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-171788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記したように、携帯端末などの外部表示器を用いて給水装置を操作することができる場合、簡単な操作によって給水装置の設定を変更できるため、給水装置に不慣れな者が誤った設定の変更をしてしまい、給水装置の動作に支障をきたすおそれがある。また、無線通信可能な範囲が広いと、給水装置に第三者から不正にアクセスがなされるおそれもある。給水対象への給水はライフラインであり、給水装置の誤作動は極力避けなければならない。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、外部装置により設定情報を変更できると共に設定情報の意図しない変更を防止できる給水装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態によれば、建物に水を供給するための給水装置であって、水を移送するポンプ、および、前記ポンプを制御するコントローラ、を有する給水装置本体と、前記給水装
置本体を収容する筐体と、を備え、前記コントローラは、外部装置と通信可能な通信部を有し、前記コントローラは、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であると判定されるときには前記外部装置による前記ポンプを制御するのに用いられる設定情報の変更を許可し、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス不能な状態であると判定されるときには前記外部装置による前記設定情報の変更を禁止する、給水装置が提案される。
【0009】
別の一実施形態によれば、建物に水を供給するための給水装置と、前記給水装置と通信可能な外部装置と、を備える給水システムであって、前記給水装置は、水を移送するポンプ、および、前記ポンプを制御するコントローラ、を有する給水装置本体と、前記給水装置本体を収容する筐体と、を備え、前記コントローラは、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス可能な状態であると判定されるときには許可信号を出力し、前記筐体内の前記給水装置本体に人がアクセス不能な状態であると判定されるときには前記許可信号を出力せず、前記外部装置は、前記許可信号を受信したときには、前記ポンプを制御するのに用いられる設定情報を変更するための設定変更操作が可能となり、前記許可信号を受信していないときには、前記設定変更操作が不能とされる、給水システムが提案される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る給水装置を前方から示す図である。
本発明の一実施形態に係る給水装置を前方から示す図である。
本実施形態の給水装置内部を左側方から示す図である。
制御部の一例を示す概略ブロック構成図である。
制御ユニットにより実行される設定情報変更処理の一例を示すフローチャートである。
外部装置により実行される設定情報変更処理の一例を示すフローチャートである。
変形例に係る給水装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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