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公開番号2025120686
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015672
出願日2024-02-05
発明の名称バックフレーム
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B60N 2/68 20060101AFI20250808BHJP(車両一般)
要約【課題】 シートバックの大型化を抑制しながら、シートバックの設計自由度を向上させることが可能なバックフレームの一例を開示する。
【解決手段】 バックフレーム2は、第1パイプ54の延び方向一端側と第2パイプ55の上端側とを連結する連結ブラケット52を有する。連結ブラケット52は、第1溶接部W1、第2溶接部W2及び第3溶接部W3を有する。第1溶接部W1は、第1パイプ54をシート前後方向から挟み込むように当該第1パイプ54に溶接された部位であり、第2溶接部W2は、第2パイプ55をシート前後方向から挟み込むように当該第2パイプ55に溶接された部位であり、第3溶接部W3は、シート幅方向一方側から第2パイプ55に溶接された部位である。これにより、シートバック1の大型化が抑制されるとともに、シートバック1の設計自由度が大きく阻害されてしまうことが抑制され得る。
【選択図】 図10
特許請求の範囲【請求項1】
乗物シート用シートバックの骨格を構成するバックフレームにおいて、
シートバックの上端側に配置され、シート幅方向に延びる強度部材を構成する第1パイプと、
シートバックの幅方向一端側に配置され、上下方向に延びる強度部材を構成する第2パイプと、
前記第1パイプの延び方向一端側と前記第2パイプの上端側とを連結する連結ブラケットであって、第1溶接部、第2溶接部及び第3溶接部を有する連結ブラケットとを備え、
前記第1溶接部は、前記第1パイプをシート前後方向から挟み込むように当該第1パイプに溶接された部位であり、
前記第2溶接部は、前記第2パイプをシート前後方向から挟み込むように当該第2パイプに溶接された部位であり、
前記第3溶接部は、シート幅方向一方側から前記第2パイプに溶接された部位であるバックフレーム。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記連結ブラケットは、第1ブラケット及び第2ブラケットを有し、
前記第1パイプは、
長手方向と直交する断面形状が円形に構成された第1部位、及び
前記第1パイプの延び方向一端側に位置し、長手方向と直交する断面形状がD字状に構成された第2部位を有しており、
前記第2部位の平面部には、ヘッドレストを支持するためのヘッドレストブラケットが溶接されており、
前記第1ブラケットには、前記第2溶接部及び前記第3溶接部が設けられ、
前記第1ブラケットには、前記第1溶接部のうちシート後方側から前記第1パイプに溶接された部位が設けられ、
前記第2ブラケットには、前記第1溶接部のうちシート前方側から前記第1パイプに溶接された部位が設けられ、
前記第2ブラケットには、前記第2パイプを挟んで前記第3溶接部と反対側から当該第2パイプに溶接された第4溶接部が設けられており、
さらに、前記第1ブラケットのうちシート幅方向と直交する部位と前記第2ブラケットのうちシート幅方向と直交する部位とが、シート幅方向において重ね合わされた状態で溶接されている請求項1に記載のバックフレーム。
【請求項3】
前記ヘッドレストブラケットを挟んで前記第2部位と反対側に配置された第3ブラケットであって、シート幅方向に延びて、一端側が前記第1部位に溶接され、他端側が前記連結ブラケットに溶接された第3ブラケットを備える請求項2に記載のバックフレーム。
【請求項4】
シート前後方向から前記第1パイプ及び前記第2パイプに対して固定されたパネル状のパネルフレームと、
前記パネルフレームに固定され、シートベルトを巻き取るリトラクタと、
前記第1パイプに固定され、シートベルトが掛けられるガイドワイヤと
を備える請求項3に記載のバックフレーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、パイプ状のフレーム(以下、メインフレームともいう。)を有する乗物シート用のバックフレームに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載のバックフレームのメインフレームは、1本の丸パイプが曲げられて構成された門型フレームである。因みに、門型フレームとは、全体形状がC字状又はコの字状に構成されたフレームである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-226376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、丸パイプ等のパイプ材の曲げ加工においては、当該パイプの外径寸法、肉厚寸法及び材質等の諸元により、最小曲率半径が制限される。つまり、1本のパイプ材が曲げられて構成されたメインフレームでは、第1の直線状部分と第2の直線状部分とが円弧状部分を介して繋がった構成とならざるを得ない。
【0005】
このため、円弧状部分を含む範囲に、例えば、ヘッドレストブラケット等の部品を配置することができない。このため、シートバックの大型化を招くとともに、シートバックの設計自由度が大きく阻害されてしまう。本開示は、当該点に鑑みたバックフレームの一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
乗物シート用シートバックの骨格を構成するバックフレームは、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、シートバックの上端側に配置され、シート幅方向に延びる強度部材を構成する第1パイプ(54)と、シートバックの幅方向一端側に配置され、上下方向に延びる強度部材を構成する第2パイプ(55)と、第1パイプ(54)の延び方向一端側と第2パイプ(55)の上端側とを連結する連結ブラケット(52)であって、第1溶接部(W1)、第2溶接部(W2)及び第3溶接部(W3)を有する連結ブラケット(52)とである。
【0007】
そして、第1溶接部(W1)は、第1パイプ(54)をシート前後方向から挟み込むように当該第1パイプ(54)に溶接された部位であり、第2溶接部(W2)は、第2パイプ(55)をシート前後方向から挟み込むように当該第2パイプ(55)に溶接された部位であり、第3溶接部(W3)は、シート幅方向一方側から第2パイプ(55)に溶接された部位である。
【0008】
これにより、当該バックフレームでは、第1パイプ(54)と第2パイプ(55)との連結部は、円弧状のパイプを介することなく、連結ブラケット(52)にて連結された構成となる。したがって、シートバックの大型化が抑制されるとともに、シートバックの設計自由度が大きく阻害されてしまうことが抑制され得る。
【0009】
そして、連結ブラケット(52)は、第1溶接部(W1)、第2溶接部(W2)及び第3溶接部(W3)にて第1パイプ(54)及び第2パイプ(55)それぞれに溶接された構成であるので、第1パイプ(54)と第2パイプ(55)とを強固に連結することが可能となる。
【0010】
なお、当該バックフレームは、例えば、以下の構成であってもよい。
すなわち、連結ブラケット(52)は、第1ブラケット(56)及び第2ブラケット(57)を有して構成され、第1パイプ(54)は、長手方向と直交する断面形状が円形に構成された第1部位(54A)、及び第1パイプ(54)の延び方向一端側に位置し、長手方向と直交する断面形状がD字状に構成された第2部位(54B)を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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