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公開番号
2025120431
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2025098637,2024099444
出願日
2025-06-12,2021-09-24
発明の名称
損傷情報処理装置、損傷情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06Q
50/08 20120101AFI20250807BHJP(計算;計数)
要約
【課題】時系列的に不自然な差分を有する箇所をユーザが容易に認識することができる損傷情報処理装置、損傷情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】構造物の損傷情報処理装置であって、プロセッサを備え、プロセッサは、構造物の損傷を示すベクトル情報又は損傷の領域情報である損傷情報であって、第1の損傷情報及び第1の損傷情報よりも時系列的に後の時点の第2の損傷情報を取得し、第1の損傷情報と第2の損傷情報との異なる箇所である差分情報を抽出し、差分情報のうち、第2の損傷情報のみ存在する箇所を第2の分類箇所として検出し、第1の損傷情報及び第2の損傷情報に基づいて生成された損傷図において、第2の分類箇所を色及び線種の少なくとも一方によって示した報知表示が行われた表示用画像を表示装置に出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
プロセッサを備える、構造物の損傷情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
構造物の損傷を示すベクトル情報又は損傷の領域情報である損傷情報であって、第1の損傷情報及び前記第1の損傷情報よりも時系列的に後の時点の第2の損傷情報を取得し、
前記第1の損傷情報と前記第2の損傷情報との異なる箇所である差分情報を抽出し、
前記差分情報のうち、前記第2の損傷情報のみ存在する箇所を第2の分類箇所として検出し、
前記第1の損傷情報及び前記第2の損傷情報に基づいて生成された損傷図において、前記第2の分類箇所を色及び線種の少なくとも一方によって示した報知表示が行われた表示用画像を表示装置に出力する、
損傷情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
プロセッサを備える、構造物の損傷情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
構造物のひび割れを示すベクトル情報であり、前記ひび割れの幅の情報を有する損傷情報であって、第1の損傷情報及び前記第1の損傷情報よりも時系列的に後の時点の第2の損傷情報を取得し、
前記第1の損傷情報と前記第2の損傷情報とで前記ひび割れの幅が異なる箇所である差分情報を抽出し、
前記差分情報のうち、前記第2の損傷情報の前記ひび割れの幅の方が前記第1の損傷情報の前記ひび割れの幅よりも大きい個所を第2の分類箇所として検出し、
前記第1の損傷情報及び前記第2の損傷情報に基づいて生成された損傷図において、前記第2の分類箇所を色及び線種の少なくとも一方によって示した報知表示が行われた表示用画像を表示装置に出力する、
損傷情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記差分情報、前記第1の損傷情報、及び前記第2の損傷情報に基づいて、前記第1の損傷情報と前記第2の損傷情報とが重なる又は第1の損傷情報と第2の損傷情報とが等しい第3の分類箇所を検出し、
前記損傷図において、前記第3の分類箇所を示す報知表示が行われた表示用画像を前記表示装置に出力する請求項1又は2に記載の損傷情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記表示用画像において、前記第2の分類箇所に対応する損傷図、又は前記第3の分類箇所に対応する損傷図の前記表示装置への表示及び非表示を切り替えて行う請求項3に記載の損傷情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記ひび割れの幅の差分の大小に応じて、前記第2の分類箇所を示す報知表示の表示形態を変える請求項2に記載の損傷情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記第1の損傷情報を取得した第1の撮影画像及び前記第2の損傷情報を取得した第2の撮影画像を取得し、
前記第1の撮影画像と前記第2の撮影画像とを並べて前記表示装置に表示させる表示処理を行う請求項1から5のいずれか1項に記載の損傷情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記第1の撮影画像又は前記第2の撮影画像が予め決められた条件を満たさない場合には、再撮影を推奨する表示を前記表示装置に表示させる表示処理を行う請求項6に記載の損傷情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記第2の分類箇所に対応する前記第1の損傷情報又は前記第2の損傷情報の単数又は複数の補正方法を前記表示装置に出力する請求項1から7のいずれか1項に記載の損傷情報処理装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記表示装置に表示されている前記第1の損傷情報又は前記第2の損傷情報の補正情報を受け付け、
補正された前記第1の損傷情報又は前記第2の損傷情報に基づいて、再度前記差分情報を抽出する請求項1から8のいずれか1項に記載の損傷情報処理装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記第2の分類箇所に対応する前記第1の損傷情報又は前記第2の損傷情報を自動で補正する請求項1から7のいずれか1項に記載の損傷情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、損傷情報処理装置、損傷情報処理方法、及びプログラムに関し、特に、構造物の損傷情報を処理する損傷情報処理装置、損傷情報処理方法、及びプログラムである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
構造物は、老朽化等により損傷が発生することがある。したがって、構造物の損傷に関する点検は、定期的に行われることが多い。そして定期的な点検を行う場合には、過去の点検結果と現在の点検結果を比較して、損傷の成長度合いを把握することが望まれており、これを支援する技術が検討されてきた。
【0003】
特許文献1では、異なる時刻に同じひび割れを撮影した2枚の画像を取得し、その2枚の画像からひび割れの長さ方向の変化及び幅方向の変化を判定する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-211277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、損傷の成長度合いを確認するため、異なる時点の二つの点検結果の差分を抽出することがある。この差分を抽出する場合に、様々な理由により、時系列的に不自然な差分となってしまう場合がある。ここで、時系列的に不自然な差分とは例えば、損傷の補修を行っていないにもかかわらず、過去の点検結果では損傷が存在した箇所において、現在の点検結果では同じ位置にその損傷の存在が確認できない場合である。また、時系列的に不自然な差分とは例えば、損傷の補修を行っていないにもかかわらず、損傷の定量値(長さ、幅、又は面積)が現在の点検結果の方が過去の点検結果に比べて小さい場合である。すなわち、時系列的に不自然な差分とは、時系列的に不可逆変化に反する結果が得られる場合である。
【0006】
このように、時系列的に不自然な差分が出力されてしまう原因として、過去の点検結果と現在の点検結果とで、点検条件(点検作業員・使用機器・環境)が異なる場合、点検対象の撮影画像の撮影不備、撮影画像からの損傷の抽出不備などが考えられる。
【0007】
したがって、点検者(ユーザ)は、このような時系列的に不自然な差分となった箇所を認識し、不自然な差分となった箇所に対して、点検条件の見直しや、再撮影、再度の損傷の抽出など対策を行うことが必要である。上述した特許文献1では、このように時系列的に不自然な差分については言及されていない。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、時系列的に不自然な差分を有する箇所をユーザが容易に認識することができる損傷情報処理装置、損傷情報処理方法、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一の態様である損傷情報処理装置は、プロセッサを備える、構造物の損傷情報処理装置であって、プロセッサは、構造物の損傷情報であって、第1の損傷情報及び第1の損傷情報よりも時系列的に後の時点の第2の損傷情報を取得し、第1の損傷情報と第2の損傷情報との差分である差分情報を抽出し、差分情報のうち、第1の損傷情報のみ存在する又は第1の損傷情報が第2の損傷情報よりも大きい第1の分類箇所を検出し、第1の損傷情報及び第2の損傷情報の少なくとも一方の損傷情報と関連付けて、第1の分類箇所を示す報知表示を表示装置に出力する。
【0010】
本態様によれば、第1の損傷情報と第2の損傷情報との差分情報が抽出され、その差分情報のうち、第1の損傷情報にのみ存在する第1の分類箇所を検出する。また、差分情報のうち、第1の損傷情報が第2の損傷情報よりも大きい第1の分類箇所を検出する。ここで、第1の分類箇所とは、時系列的に先の第1の損傷情報のみが存在する箇所又は第1の損傷情報が第2の損傷情報よりも大きい箇所であり、時系列的に不自然な差分情報を有する箇所である。そして本態様は、第1の損傷情報及び第2の損傷情報の少なくとも一方の損傷情報と関連付けて第1の分類箇所を示す報知表示を表示装置に出力することで、表示装置は報知表示を表示し、ユーザは容易に第1の分類箇所を認識することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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