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公開番号2025119189
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024013921
出願日2024-02-01
発明の名称画像処理装置及び画像処理方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 1/028 20060101AFI20250806BHJP(電気通信技術)
要約【課題】レンズ又は受光素子の局所的なずれがあっても、画像読取精度を高める。
【解決手段】光線を受けて受光信号を出力する第1~第3受光素子を順に含む複数の受光素子が配列された受光素子配列からなり、複数の受光信号に応じて変化する出力信号を出力するセンサーチップと、各受光素子へと各光線を集光する第1~第3レンズを含む複数のレンズが配列されたレンズアレイユニットと、前記出力信号が入力され、補正出力信号を出力する補正回路と、を有し、前記補正回路は、前記出力信号に含まれる第1受光信号と第3受光信号との特性が等しく、前記出力信号に含まれる前記第1受光信号と第2受光信号との特性が異なっている際には、前記出力信号に含まれる前記第2受光信号の特性を前記第1受光信号の特性と等しくなるように補正された前記補正出力信号を出力する、画像処理装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1光線を受けて第1受光信号を出力する第1受光素子と、
第2光線を受けて第2受光信号を出力する第2受光素子と、
第3光線を受けて第3受光信号を出力する第3受光素子と、
を順に含む複数の受光素子が配列された受光素子配列からなり、
前記第1受光信号と、
前記第2受光信号と、
前記第3受光信号と、
を含む複数の受光信号に応じて変化する出力信号を出力するセンサーチップと、
前記第1受光素子へと前記第1光線を集光する第1レンズと、
前記第2受光素子へと前記第2光線を集光する第2レンズと、
前記第3受光素子へと前記第3光線を集光する第3レンズと、
を含む複数のレンズが配列されたレンズアレイユニットと、
前記出力信号が入力され、補正出力信号を出力する補正回路と、
を有し、
前記補正回路は、
前記出力信号に含まれる前記第1受光信号と前記第3受光信号との特性が等しく、前記出力信号に含まれる前記第1受光信号と前記第2受光信号との特性が異なっている際には、前記出力信号に含まれる前記第2受光信号の特性を前記第1受光信号の特性と等しくなるように補正された前記補正出力信号を出力する、
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記特性は、前記受光素子配列に含まれる前記複数の前記受光素子の個々のずれ量に応じて変化する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記特性は、前記レンズアレイユニットに含まれる前記複数の前記レンズの個々のずれ量に応じて変化する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記補正回路は、
メモリーを有し、
前記メモリーに記憶された補正量に応じて、入力された前記出力信号を補正し、前記補正出力信号を出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記補正量は、前記受光素子毎に準備されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記補正量は、前記メモリー上にて、配列として記憶されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
第1光線を受けて第1受光信号を出力する第1受光素子と、
第2光線を受けて第2受光信号を出力する第2受光素子と、
第3光線を受けて第3受光信号を出力する第3受光素子と、
を順に含む複数の受光素子が配列された受光素子配列からなり、
前記第1受光信号と、
前記第2受光信号と、
前記第3受光信号と、
を含む複数の受光信号に応じて変化する出力信号を出力するセンサーチップと、
前記第1受光素子へと前記第1光線を集光する第1レンズと、
前記第2受光素子へと前記第2光線を集光する第2レンズと、
前記第3受光素子へと前記第3光線を集光する第3レンズと、
を含む複数のレンズが配列されたレンズアレイユニットと、
前記出力信号が入力され、補正出力信号を出力する補正回路と、
を有する画像処理装置において、
前記補正回路は、
前記出力信号に含まれる前記第1受光信号と前記第3受光信号との特性が等しく、前記出力信号に含まれる前記第1受光信号と前記第2受光信号との特性が異なっている際には、前記出力信号に含まれる前記第2受光信号の特性を前記第1受光信号の特性と等しくなるように補正された前記補正出力信号を出力する、
ことを特徴とする画像処理方法。
【請求項8】
前記特性は、前記受光素子配列に含まれる前記複数の前記受光素子の個々のずれ量に応じて変化する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
【請求項9】
前記特性は、前記レンズアレイユニットに含まれる前記複数の前記レンズの個々のずれ量に応じて変化する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
【請求項10】
前記補正回路は、
メモリーを有し、
前記メモリーに記憶された補正量に応じて、入力された前記出力信号を補正し、前記補正出力信号を出力する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
画像処理装置において、画像を出力するに際して各種の補正を行う技術について様々な工夫がなされてきた。
例えば、特許文献1では、画像処理装置における画質に関する補正として、固体撮像素子の出力信号に対して混色補正処理、色シェーディング補正処理、集光補正、等の各種の補正を行い信号出力する技術が開示されている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/099613号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の補正技術では、一定の水準を満たしたセンサーデバイスの利用を前提としてきた。近年、環境保全等への関心の高まりから品質の落ちるセンサーデバイスであっても廃棄することなく、SDGsのターゲット12.5に記載の「廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」にて掲げているように、何かしらかの工夫により破棄せずに活用する取り組みが求められている。
このため、例えば配列性にばらつきが生じている等の品質が落ちるセンサーデバイスであっても有効に活用する技術の開発が必要であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために一態様は、第1光線を受けて第1受光信号を出力する第1受光素子と、第2光線を受けて第2受光信号を出力する第2受光素子と、第3光線を受けて第3受光信号を出力する第3受光素子と、を順に含む複数の受光素子が配列された受光素子配列からなり、前記第1受光信号と、前記第2受光信号と、前記第3受光信号と、を含む複数の受光信号に応じて変化する出力信号を出力するセンサーチップと、前記第1受光素子へと前記第1光線を集光する第1レンズと、前記第2受光素子へと前記第2光線を集光する第2レンズと、前記第3受光素子へと前記第3光線を集光する第3レンズと、を含む複数のレンズが配列されたレンズアレイユニットと、前記出力信号が入力され、補正出力信号を出力する補正回路と、を有し、前記補正回路は、前記出力信号に含まれる前記第1受光信号と前記第3受光信号との特性が等しく、前記出力信号に含まれる前記第1受光信号と前記第2受光信号との特性が異なっている際には、前記出力信号に含まれる前記第2受光信号の特性を前記第1受光信号の特性と等しくなるように補正された前記補正出力信号を出力する、ことを特徴とする画像処理装置である。
【0006】
上記課題を解決するために一態様は、第1光線を受けて第1受光信号を出力する第1受光素子と、第2光線を受けて第2受光信号を出力する第2受光素子と、第3光線を受けて第3受光信号を出力する第3受光素子と、を順に含む複数の受光素子が配列された受光素子配列からなり、前記第1受光信号と、前記第2受光信号と、前記第3受光信号と、を含む複数の受光信号に応じて変化する出力信号を出力するセンサーチップと、前記第1受光素子へと前記第1光線を集光する第1レンズと、前記第2受光素子へと前記第2光線を集光する第2レンズと、前記第3受光素子へと前記第3光線を集光する第3レンズと、を含む複数のレンズが配列されたレンズアレイユニットと、前記出力信号が入力され、補正出力信号を出力する補正回路と、を有する画像処理装置において、前記補正回路は、前記出力信号に含まれる前記第1受光信号と前記第3受光信号との特性が等しく、前記出力信号に含まれる前記第1受光信号と前記第2受光信号との特性が異なっている際には、前記出力信号に含まれる前記第2受光信号の特性を前記第1受光信号の特性と等しくなるように補正された前記補正出力信号を出力する、ことを特徴とする画像処理方法である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る画像処理装置の外観を例示した斜視図である。
実施形態に係る画像処理装置の断面を例示した図である。
実施形態に係る第1イメージセンサーモジュールの構成を模式的に示す分解斜視図である。
実施形態に係る画像読取部が有する複数の画像読取チップ及びレンズアレイユニットが有する複数のレンズの配置を模式的に示す平面図である。
実施形態に係る1個の画像読取チップが有する複数の受光素子の配置を模式的に示す平面図である。
実施形態に係る素子のずれ及び読取結果の一例を示す図である。
実施形態に係る補正回路の動作の一例を示す図である。
実施形態に係る補正回路により行われる処理の手順の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る画像処理装置1の外観を例示した斜視図である。
本実施形態では、画像処理装置1は画像を読み取るスキャナーである。画像処理装置1は、スキャナーとして、読み取り対象物を光学的に読み取り、画像データを出力する。
画像処理装置1は、ケース10と、前蓋板20と、後蓋板30と、を備える。
【0009】
前蓋板20は、略矩形状に形成された板状部21と、第1脚部22a及び第2脚部22bと、を備え、板状部21上に導入口に導入する原稿を支持する。原稿は、媒体の一例である。
【0010】
ケース10は略筺形状を備え、内部には後述する種々の装置を格納している。ケース10は、給紙口11と、排紙口12と、表示パネル13と、操作スイッチ14と、を備える。給紙口11は、ケース10の上側に配置され、前蓋板20の板状部21上の原稿は、第1脚部22a及び第2脚部22bの間を通って給紙口11に導入される。排紙口12は、給紙口11から導入され、内部装置により画像を読み取られた原稿が排出される。表示パネル13は、ケース10の上側に配置され、画像処理装置1の動作状況のほか、読み取り精度又は読み取り範囲等について表示する。操作スイッチ14は、画像処理装置1の動作又は読み取り精度等についての入力を可能にする。
(【0011】以降は省略されています)

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