TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025118369
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013649
出願日
2024-01-31
発明の名称
ホットメルト接着剤組成物
出願人
旭化学合成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09J
123/14 20060101AFI20250805BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】再活性温度が低く、耐熱性、作業性に優れるホットメルト接着剤組成物を提供する。
【解決手段】融点が120から150℃、融解エンタルピーが60から100J/gであるポリオレフィン成分Aと、融点が80から120℃、融解エンタルピーが60J/g未満のシングルサイト触媒を用いて重合されたポリオレフィン成分Bと、軟化点が130から150℃である粘着付与樹脂成分Cを含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
融点が120から150℃であり、かつ融解エンタルピーが60から100J/gであるポリオレフィン成分Aを5から40重量%、融点が80から120℃であり、かつ融解エンタルピーが60J/g未満であるシングルサイト触媒を用いて重合されたポリオレフィン成分Bを10から45重量%、更には軟化点が130から150℃である粘着付与樹脂成分Cを20から50重量%含有するホットメルト接着剤組成物。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記ポリオレフィン成分Aが、プロピレンの単独重合体又はプロピレンに炭素数2から20のαオレフィンを重合した共重合体である請求項1記載のホットメルト接着剤組成物。
【請求項3】
前記ポリオレフィン成分Bが、シングルサイト触媒を用いて重合されたプロピレンの単独重合体又はプロピレンに炭素数2から20のαオレフィンを重合した共重合体である請求項1または2に記載のホットメルト接着剤組成物。
【請求項4】
前記粘着付与樹脂成分Cが、水素添加粘着付与樹脂である請求項1または2に記載のホットメルト接着剤組成物。
【請求項5】
酸化防止剤、紫外線安定剤、紫外線吸収剤、金属不活性剤、無機充填剤、シランカップリング剤、顔料、染料のうち1種類以上を5重量%以下含む請求項1または2に記載のホットメルト接着剤組成物。
【請求項6】
180℃における溶融粘度が300,000mPa・s以下である、請求項1または2に記載のホットメルト接着剤組成物。
【請求項7】
自動車部品、建築部品、若しくは電気部品に使用される請求項1または2に記載のホットメルト接着剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホットメルト接着剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自動車分野、建築分野、電気電子分野など各産業分野において、組み立てに用いる部材をホットメルト接着剤組成物で接合する手法が広範にわたって行われている。たとえば、自動車分野ではドア、ルーフ、ランプ、シート、グローブボックス、フロア等の様々な用途でプラスチック、金属、ガラス等を接合するために、ホットメルト接着剤組成物が使用されている。
【0003】
これらの自動車用途部材をホットメルト接着剤組成物で接合する場合、部材が高温になりやすいため、高温環境下での接着性能(耐熱性)が要求される。これら課題をクリアするために、ホットメルト接着剤組成物としてポリアミド系ホットメルト接着剤やウレタン系湿気硬化ホットメルト接着剤が使用される。しかし、ポリアミド系ホットメルト接着剤は吸湿性が高い為、保管、使用環境によっては発泡し、塗布適性が悪くなるため、ドライエアーパージ可能な溶融設備を使用する必要がある。また、ウレタン系ホットメルト接着剤は湿気硬化反応による架橋構造を形成する性質上、反応硬化後は優れた耐熱性、接着性を有するが、使用時にドライエアーや窒素ガスパージ可能な溶融設備を使用する必要があること、高温多湿環境下では過剰に反応が促進することにより十分な性能を発現されないこと、反応硬化による接着性能を得るまでに数日要する等の課題もあることから、使用時や保管時の安定性が高く反応硬化を不要とするポリオレフィン系ホットメルト接着剤組成物が有望されている。
【0004】
また、自動車用途では熱変形温度の低い部材が多く使用されるため、ホットメルト接着剤組成物の貼り合せ可能な温度、所謂、再活性温度が低く、更には作業性の目安である、所謂、溶融粘度が低いホットメルト接着剤組成物が好適であり、特許第6243236号(特許文献1)や特許第6810898号(特許文献2)の様々な提案が実施されているが需要者が求める性能を十分に満たすことはできていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6243236号
特許第6810898号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような背景技術の下で完成したものであり、その目的は、種々の被着材に対する耐熱性に優れ、再活性温度が低いとともに、作業性に優れたポリオレフィン系ホットメルト接着剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は、従来技術における問題点を解決すべく鋭意検討を進めた結果、それぞれが異なる特定の融点、融解エンタルピーを有するポリオレフィン成分A、ポリオレフィン成分Bを特定割合で併用するとともに、特定の軟化点を有する粘着付与樹脂成分を特定割合で配合することが有効であると見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
かくして本発明によれば、以下の発明が提供される。
(1)融点が120から150℃であり、かつ融解エンタルピーが60から100J/gであるポリオレフィン成分Aを5から40重量%、融点が80から120℃であり、かつ融解エンタルピーが60J/g未満であるシングルサイト触媒を用いて重合されたポリオレフィン成分Bを10から45重量%、更には軟化点が130から150℃である粘着付与樹脂成分Cを20から50重量%含有するホットメルト接着剤組成物。
(2)前記ポリオレフィン成分Aが、プロピレンの単独重合体又はプロピレンに炭素数2から20のαオレフィンを重合した共重合体である(1)に記載のホットメルト接着剤組成物。
(3)前記ポリオレフィン成分Bが、シングルサイト触媒を用いて重合されたプロピレンの単独重合体又はプロピレンに炭素数2から20のαオレフィンを重合した共重合体である(1)から(2)に記載のホットメルト接着剤組成物。
(4)前記粘着付与樹脂成分Cが、水素添加粘着付与樹脂である(1)から(3)に記載のホットメルト接着剤組成物。
(5)酸化防止剤、紫外線安定剤、紫外線吸収剤、金属不活性剤、無機充填剤、シランカップリング剤、顔料、染料のうち1種類以上をホットメルト接着剤組成物に対して、5重量%以下含む(1)から(4)に記載のホットメルト接着剤組成物。
(6) 180℃における溶融粘度が300,000mPa・s以下である、(1)から(5)に記載のホットメルト接着剤組成物。
(7)自動車部品、建築部品、若しくは電気部品に使用される(1)から(5)に記載のホットメルト接着剤組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、それぞれが異なる特定の融点及び、融解エンタルピーを有するポリオレフィン成分を併用するとともに、特定の軟化点を有する粘着付与樹脂成分を配合することにより、作業性に優れ、種々の被着材に対する耐熱性に優れるとともに、再活性温度が低いホットメルト接着剤組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明はこの実施形態により限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当事者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
旭化学合成株式会社
ホットメルト接着剤組成物
1か月前
ベック株式会社
被覆材
2か月前
ベック株式会社
水性被覆材
3か月前
ベック株式会社
水性被覆材
3か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
株式会社日本触媒
インクセット
4日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
1か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
2か月前
株式会社リコー
インクセット
3か月前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
4か月前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
2か月前
シヤチハタ株式会社
油性インキ組成物
1か月前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
3か月前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
3か月前
artience株式会社
印刷インキ
3か月前
AGC株式会社
液状組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
3か月前
JNC株式会社
光硬化型導電性ペースト
3か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
1か月前
大日精化工業株式会社
顔料分散液
13日前
マクセル株式会社
粘着テープ
1か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
18日前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
18日前
株式会社フェクト
透明防錆塗料
3か月前
ハニー化成株式会社
防反射処理剤
2か月前
株式会社呉竹
絵具
1か月前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
1か月前
ダイキン工業株式会社
組成物
1か月前
ダイキン工業株式会社
組成物
1か月前
ハニー化成株式会社
親水防汚処理剤
2か月前
アイカ工業株式会社
ポリマー被覆粒子の製造方法
2か月前
artience株式会社
粘着剤及び粘着シート
2か月前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
1か月前
日東電工株式会社
粘着シート
3か月前
ユニチカ株式会社
易接着フィルム、および積層体
23日前
artience株式会社
印刷インキおよび印刷物
2か月前
続きを見る
他の特許を見る