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公開番号
2025118210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013402
出願日
2024-01-31
発明の名称
画像処理装置及びコンピュータプログラム
出願人
セコム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06T
7/20 20170101AFI20250805BHJP(計算;計数)
要約
【課題】画像に写る検知対象の様態を検知する際に、検知対象の部位が隠蔽されていることによる検知精度の低下を抑制する。
【解決手段】画像処理装置10は、カメラ11が撮影した入力画像を取得する画像取得部20と、入力画像に写る移動体による所定の様態を検知する様態検知部21と、移動体の隠蔽度を算出する隠蔽度算出部22と、隠蔽度算出部22により算出された隠蔽度に基づいて、様態検知部21による所定の様態の検知結果の信頼性を判定する判定部23とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
カメラが撮影した入力画像を取得する画像取得部と、
前記入力画像に写る移動体による所定の様態を検知する様態検知部と、
前記移動体の隠蔽度を算出する隠蔽度算出部と、
前記隠蔽度算出部により算出された前記隠蔽度に基づいて、前記様態検知部による前記所定の様態の検知結果の信頼性を判定する判定部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
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【請求項2】
前記様態検知部は、前記移動体による様態の種類を表す様態種別を検知し、
前記画像処理装置は、前記様態種別ごとにパラメータを記憶する記憶部を更に備え、
前記判定部は、前記様態検知部が検知した様態種別に対応するパラメータと前記隠蔽度とに基づいて、前記様態検知部による様態種別の検知結果の信頼性を判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記カメラの設置条件及び前記移動体の前記入力画像上の位置である画像位置の少なくとも一方に応じて修正される前記パラメータに基づいて、前記様態検知部による様態種別の検知結果の信頼性を判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記記憶部は、前記パラメータとして前記様態種別ごとに判定閾値を記憶し、
前記判定部は、前記様態検知部が検知した前記様態種別に対応する前記判定閾値と前記移動体の隠蔽度との比較に基づいて、前記様態検知部による様態種別の検知結果の信頼性を判定することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記様態検知部は、前記移動体である人物の姿勢又は行動である様態の種類を表す様態種別を判定し、
前記様態種別は、座位に分類される第1様態種別と立位に分類される第2様態種別と含み、
前記判定部は、前記隠蔽度が前記判定閾値よりも大きい場合に、前記様態検知部による様態種別の検知結果の前記信頼性が低いと判定し、
前記記憶部は、前記第1様態種別の前記判定閾値を、前記第2様態種別の前記判定閾値に比べて小さい値で記憶する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記記憶部は、前記パラメータとして前記様態種別ごとに隠蔽による影響され易さを示す影響係数を記憶し、
前記判定部は、前記様態検知部が検知した前記様態種別に対応する前記影響係数と前記隠蔽度とに基づいて、前記様態検知部による様態種別の検知結果の信頼性を判定することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記様態検知部は、前記移動体である人物の姿勢又は行動である様態の種類を表す様態種別を判定し、
前記様態種別は、座位に分類される第1様態種別と立位に分類される第2様態種別と含み、
前記判定部は、前記様態検知部が検知した前記様態種別に対応する前記影響係数と前記隠蔽度とから求まる影響度が所定値よりも大きい場合に、前記様態検知部による様態種別の検知結果の前記信頼性が低いと判定し、
前記記憶部は、前記第1様態種別の前記影響係数を、前記第2様態種別の前記影響係数に比べて大きい値で記憶する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記様態検知部は、検知した前記様態の正解度合いを示す確信度を算出し、
前記判定部は、前記隠蔽度算出部により算出された前記隠蔽度と前記確信度とに基づいて、前記信頼性を判定する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記判定部は、前記様態検知部による前記所定の様態の検知結果を、前記隠蔽度に応じた出力先に出力する、又は前記隠蔽度に応じた出力様態にて出力することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項10】
カメラが撮影した入力画像を取得する画像取得処理と、
前記入力画像に写る移動体による所定の様態を検知する様態検知処理と、
前記移動体の隠蔽度を算出する隠蔽度算出処理と、
前記隠蔽度算出処理により算出された前記隠蔽度に基づいて、前記様態検知処理による前記所定の様態の検知結果の信頼性を判定する判定処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置及びコンピュータプログラムに関する。
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【背景技術】
【0002】
従来より、画像に写る検知対象の様態(姿勢や行動など)を検知する技術が提案されている。例えば下記特許文献1には、監視カメラに撮影された人物の不審行動を特定する防犯システムが開示されている。この防犯システムでは、カメラ画像のうち人物が存在する人物領域に対してオクルージョンが発生した場合、オクルージョンが発生した人物領域に対する不審行動判定処理を禁止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-086471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
検知対象が写る画像上で検知対象の部位が何かに隠蔽されていると、検知対象の様態の検知精度が低下する虞がある。例えば検知対象である人物が、座位行動(例えば屈み、蹲り、土下座など人物が座っている行動)をしていないにもかかわらず、検知対象の様態が座位行動である誤検知する虞がある。また、上記特許文献1のようにオクルージョンが発生した場合に判定処理を禁止すると、検知対象の様態の検知自体ができなくなる。
本発明は、画像に写る検知対象の様態を検知する際に、検知対象の部位が隠蔽されていることによる検知精度の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一形態による画像処理装置は、カメラが撮影した入力画像を取得する画像取得部と、入力画像に写る移動体による所定の様態を検知する様態検知部と、移動体の隠蔽度を算出する隠蔽度算出部と、隠蔽度算出部により算出された隠蔽度に基づいて、様態検知部による所定の様態の検知結果の信頼性を判定する判定部とを備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、画像に写る検知対象の様態を検知する際に、検知対象の部位が隠蔽されていることによる検知精度の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の画像処理装置の一例の概略構成図である。
実施形態の画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
隠蔽部位の検出方法の一例の説明図である。
様態種別ごとの判定閾値の設定例を示す図である。
様態種別ごとの影響係数の設定例を示す図である。
(a)は単方位型のカメラの光軸方向と画角の一例の模式図であり、(b)は単方位型のカメラの撮影画像における直下画像領域の模式図である。
(a)は全方位カメラの光軸方向と画角の一例の模式図であり、(b)は全方位カメラの撮影画像における直下画像領域の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下において、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下に示す本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、実施形態の画像処理装置の一例の概略構成図である。画像処理装置10は、監視空間1内における検知対象の様態種別を検知する。例として監視空間1内に人物2と構造物5が存在している場合を想定する。本明細書では、監視空間1内に存在する検知対象として人物2の様態種別を検知する場合を例示する。
【0010】
画像処理装置10は、人物2の様態種別として、人物2の姿勢や行動を検知する。検知対象の様態種別には、人物2単独の姿勢や行動により検知するものと、複数の人物の姿勢や行動により検知するものがある。画像処理装置10は、監視空間1の監視者等に対して異常事態が発生したことを通知する人物2の様態である異常様態として、人物2の異常姿勢や異常行動を検知する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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