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公開番号2025118045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013119
出願日2024-01-31
発明の名称カテーテル
出願人テルモ株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類A61M 25/00 20060101AFI20250805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】エコービームの反射波のエコー輝度を大きくすることができ、カテーテルを提供する。
【解決手段】カテーテル10において、メインルーメン20は、カテーテル本体16の内部で該カテーテル本体16の軸方向に延び、先端及び基端がカテーテル本体16の外部に連通し、液体の流通を許容する。サブルーメン22は、カテーテル本体16の内部の少なくとも先端部30で軸方向又は該軸方向に対して交差する方向に延び、少なくとも先端28が閉塞され、気体で充たされると共に、液体の流入を許容しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
管状のカテーテル本体を備えるカテーテルであって、
前記カテーテル本体は、
前記カテーテル本体の内部で該カテーテル本体の軸方向に延びる内腔であって、先端及び基端が前記カテーテル本体の外部に連通し、液体の流通を許容するメインルーメンと、
前記カテーテル本体の内部の少なくとも先端部で前記軸方向又は該軸方向に対して交差する方向に延びる他の内腔であって、少なくとも先端が閉塞され、気体で充たされると共に、前記液体の流入を許容しないサブルーメンと、
を有する、カテーテル。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテル本体は、前記サブルーメンを形成するサブ内周面に設けられた凹凸部をさらに有する、カテーテル。
【請求項3】
請求項2記載のカテーテルにおいて、
前記凹凸部は、前記サブ内周面において、前記サブルーメンの周方向に間隔を空けて複数設けられている、カテーテル。
【請求項4】
請求項2記載のカテーテルにおいて、
前記凹凸部は、前記サブ内周面において、前記軸方向に間隔を空けて複数設けられている、カテーテル。
【請求項5】
請求項2記載のカテーテルにおいて、
前記凹凸部は、前記サブ内周面において、前記軸方向に螺旋状に設けられている、カテーテル。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載のカテーテルにおいて、
前記サブルーメンは、前記カテーテル本体の内部において、前記軸方向に螺旋状に延びている、カテーテル。
【請求項7】
請求項6記載のカテーテルにおいて、
前記サブルーメンは、前記メインルーメンを囲むように、前記軸方向に螺旋状に延びている、カテーテル。
【請求項8】
請求項1~5のいずれか1項に記載のカテーテルにおいて、
前記サブルーメンの前記先端及び基端の双方が閉塞されている、カテーテル。
【請求項9】
請求項1~5のいずれか1項に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテル本体は、複数の前記サブルーメンを有する、カテーテル。
【請求項10】
請求項9記載のカテーテルにおいて、
複数の前記サブルーメンは、前記カテーテル本体の内部で前記軸方向に直交する方向に配置されている、カテーテル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、カテーテルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1及び2には、カテーテルが開示されている。カテーテルは、管状のカテーテル本体を有する。カテーテル本体は、該カテーテル本体の内部で軸方向に延びる内腔を有する。内腔の先端及び基端は、カテーテル本体の外部に連通している。内腔を形成するカテーテル本体の周壁には、複数の気泡が形成されている。生体にカテーテルを挿入している状態で、生体の外部からカテーテルに超音波(エコービーム)を照射したときに、カテーテル本体の周壁と複数の気泡の各々との境界では、周壁と気泡との音響インピーダンスの差に起因して、エコービームが反射する。超音波装置のプローブがエコービームの反射波を受信することで、生体内におけるカテーテルの位置(気泡の位置)を特定することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-190275号公報
特開2020-203076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カテーテル本体の周壁とサブルーメンとの境界でのエコービームの反射強度が小さいと、エコービームの反射波のエコー輝度が低くなる。これにより、超音波装置のプローブが反射波を受信しても、受信した反射波に基づいて生体内におけるカテーテルの位置を特定することが難しくなる。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の態様は、管状のカテーテル本体を備えるカテーテルであって、前記カテーテル本体は、前記カテーテル本体の内部で該カテーテル本体の軸方向に延びる内腔であって、先端及び基端が前記カテーテル本体の外部に連通し、液体の流通を許容するメインルーメンと、前記カテーテル本体の内部の少なくとも先端部で前記軸方向又は該軸方向に対して交差する方向に延びる他の内腔であって、少なくとも先端が閉塞され、気体で充たされると共に、前記液体の流入を許容しないサブルーメンと、を有する、カテーテルである。
【0007】
この構成によれば、サブルーメンが気体で充たされることで、カテーテル本体の周壁とサブルーメンとの音響インピーダンスの差が大きくなる。これにより、カテーテルの外部から該カテーテルにエコービームを照射したときに、カテーテル本体の周壁とサブルーメンとの境界での該エコービームの反射強度が大きくなり、エコービームの反射波のエコー輝度を大きくすることができる。この結果、生体にカテーテルが挿入されている状態で、超音波装置のプローブがエコービームの反射波を受信するときに、カテーテルの先端位置を容易に確認することが可能となる。また、カテーテル本体にメインルーメンとサブルーメンとを設けた簡単な構造であるため、既存の材料及び設備を用いてカテーテルを容易に製造することができると共に、カテーテルの生体適合性を確保することができる。
【0008】
(2)上記の(1)記載のカテーテルにおいて、前記カテーテル本体は、前記サブルーメンを形成するサブ内周面に設けられた凹凸部をさらに有してもよい。
【0009】
この構成によれば、カテーテルの外部から照射されたエコービームが凹凸部で散乱するので、エコー輝度を効果的に大きくすることができる。
【0010】
(3)上記の(2)記載のカテーテルにおいて、前記凹凸部は、前記サブ内周面において、前記サブルーメンの周方向に間隔を空けて複数設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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