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公開番号2025117206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011935
出願日2024-01-30
発明の名称車両用駆動源装置
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B60L 3/00 20190101AFI20250804BHJP(車両一般)
要約【課題】集積回路の耐久寿命の低下を抑止し、かつ、集積回路の破損を防止することが可能な車両用駆動源装置を提供する。
【解決手段】車両用駆動源装置は、車両の駆動モータに高電圧ラインを介して電力を供給することが可能なバッテリと、高電圧ラインに接続され、バッテリの端子間電圧を検出する集積回路を有し、低電圧電源を電源として駆動するバッテリ監視部と、バッテリおよびバッテリ監視部のそれぞれを収容するバッテリケースと、車両グランドに電気的に接続される車両グランド接続部と、接続ラインと、を備え、集積回路は、接続ラインを介して車両グランド接続部に電気的に接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の駆動モータに高電圧ラインを介して電力を供給することが可能なバッテリと、
前記高電圧ラインに接続され、前記バッテリの端子間電圧を検出する集積回路を有し、低電圧電源を電源として駆動するバッテリ監視部と、
前記バッテリおよび前記バッテリ監視部のそれぞれを収容するバッテリケースと、
車両グランドに電気的に接続される車両グランド接続部と、
接続ラインと、
を備え、
前記集積回路は、前記接続ラインを介して前記車両グランド接続部に電気的に接続される、
車両用駆動源装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
車両グランド接続部は、車両グランドに電気的に接続されるグランド端子を有する低電圧コネクタを備え、
前記集積回路は、前記接続ラインを介して前記グランド端子に電気的に接続される、
請求項1に記載の車両用駆動源装置。
【請求項3】
前記低電圧コネクタは、前記低電圧電源に電気的に接続される、
請求項2に記載の車両用駆動源装置。
【請求項4】
前記低電圧コネクタは、前記バッテリケースの外側に配置される、
請求項3に記載の車両用駆動源装置。
【請求項5】
前記バッテリ監視部は、第2のグランド端子を有する第2の低電圧コネクタを備え、
前記集積回路は、前記接続ラインを介して前記第2のグランド端子に電気的に接続され、
前記第2のグランド端子は、第2の低電圧ラインを介して前記グランド端子に電気的に接続される、
請求項2に記載の車両用駆動源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用駆動源装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車(Electric Vehicle:EV)又はハイブリッド車は、バッテリ(二次電池)に充電した電力を電動モータに供給することにより車両を駆動する。車両には、高電圧の電力を供給するバッテリパックが実装される。バッテリパックには、内蔵する各電池の状態を監視するためのバッテリ監視部が備えられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、少なくとも車両の第1電源ラインと接続可能な制御部と、制御部の下流側に接続可能な1つ以上の負荷と、取り外しが可能な内部充電池と、制御部および内部充電池を収容可能なハウジングと、を備え、制御部は、状況に応じて、第1電源ラインから供給される第1の電源電力と、内部充電池から供給される第2の電源電力とのいずれかを選択的に負荷に供給する、車両用制御ユニットが開示されている。また、制御部がコネクタを介してグランドと接続され、バッテリがグランドと接続されている。
【0004】
例えば、特許文献2には、制御装置にはコネクタを介して電源線およびグランド線が接続され、電源線およびグランド線がバッテリに接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-19094号公報
特開2020-168910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図1は、比較例における車両用駆動源装置のワイヤリングダイヤグラム模式図である。バッテリパック1は、直列に接続された複数個の電池セル1cを有している。バッテリパック1の電圧は、電池セル1cの個数と1つの電池セル1c当たりの電圧とを積算した積算値となる。最前列の電池セル1cから最後尾の電池セル1cまでのそれぞれの電池セル1cに対応して集積回路2が配置されている。集積回路2は電池セル1cの端子間電圧を検出する電圧検出部である。集積回路2はバッテリ監視部3の回路ケース4内に収容されている。バッテリパック1およびバッテリ監視部3は、バッテリケース5に収容されている。EVに搭載されるバッテリパック1には、高い安全性が要求される。例えば、絶縁すべき部分が十分に絶縁されていなく、絶縁抵抗が不足していると、電池寿命の低下のおそれがある。十分な絶縁抵抗が確保できていることを確認するため、複数の電池セル1cのそれぞれの耐圧検査/絶縁抵抗検査が行われる。耐圧検査/絶縁抵抗検査においては、絶縁抵抗計6の一端子を高電圧ラインHVLおよび高電圧コネクタHVCを介して、最後尾の電池セル1cのプラス端子又はマイナス端子(図1ではマイナス端子)に接続し、絶縁抵抗計6の他端子をバッテリケース5(グランド)に接続し、所定の電圧を印加する。
【0007】
集積回路2は、バッテリパック1内の電圧検出ハーネス、高電圧ラインHVLを介して高電圧コネクタHVCに繋がっている。また、グランドラインは、バッテリケース5から回路ケース4を介して集積回路2のグランドと繋がっている。これにより、耐圧検査/絶縁抵抗検査において、最後尾の電池セル1cに対応配置された集積回路2(図1において最上部に配置された集積回路2)には、絶縁抵抗計6に印加される所定の電圧とバッテリパックの電圧(積算値)とを合計した高い電圧が印加されることとなる。これにより、集積回路2に高負荷がかかるため、集積回路2の耐久寿命が低下し、また、耐圧の低い集積回路2が破損するおそれがある。
【0008】
本開示の目的は、集積回路の耐久寿命の低下を抑止し、かつ、集積回路の破損を防止することが可能な車両用駆動源装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、本開示における車両用駆動源装置は、
車両の駆動モータに高電圧ラインを介して電力を供給することが可能なバッテリと、
前記高電圧ラインに接続され、前記バッテリの端子間電圧を検出する集積回路を有し、低電圧電源を電源として駆動するバッテリ監視部と、
前記バッテリおよび前記バッテリ監視部のそれぞれを収容するバッテリケースと、
車両グランドに電気的に接続される車両グランド接続部と、
接続ラインと、
を備え、
前記集積回路は、前記接続ラインを介して前記車両グランド接続部に電気的に接続される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、集積回路の耐久寿命の低下を抑止し、かつ、集積回路の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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