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公開番号2025116534
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011017
出願日2024-01-29
発明の名称処理装置、処理方法及び処理プログラム
出願人NTTドコモビジネス株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04M 3/42 20060101AFI20250801BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザの緊急時に、緊急状況に対応する緊急連絡先に電話を発信し、緊急状況に応じた適切な通訳の提供を可能にする。
【解決手段】サーバ装置10は、ユーザ端末から緊急通話の要求を受け、取得した緊急状況説明情報を基に、ユーザの使用言語と、ユーザ端末の発信先を決定し、ユーザ端末と発信先とを通話可能に接続させる。サーバ装置10は、生成AIに、入力された音声データまたはテキストデータを自然な文脈の通訳言語に翻訳させることを指令するプロンプトを設定する。サーバ装置10は、生成AIに、ユーザ端末20から入力された音声データを発信先での使用言語に翻訳させて、生AIから出力された音声データ発信先に出力する。サーバ装置10は、生成AIに、発信先から入力された音声データをユーザの使用言語に翻訳させて、生成AIから出力された音声データをユーザ端末20に出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザ端末から緊急通話の要求を受け、前記ユーザ端末から、緊急状況を説明する説明情報を取得する取得部と、
前記説明情報を基に、ユーザの使用言語を判定する判定部と、
前記説明情報を基に、前記ユーザ端末の発信先を決定し、前記ユーザ端末と前記発信先とを通話可能に接続させる決定部と、
生成モデルに、入力された音声データまたはテキストデータを自然な文脈の通訳言語に翻訳させることを指令するプロンプトを設定する設定部と、
前記生成モデルに、前記ユーザ端末から入力された音声データまたはテキストデータを前記発信先での使用言語に翻訳させて、前記生成モデルから出力された音声データまたはテキストデータを前記発信先に出力するとともに、前記生成モデルに、前記発信先から入力された音声データまたはテキストデータを前記ユーザの使用言語に翻訳させて、前記生成モデルから出力された音声データまたはテキストデータを前記ユーザ端末に出力する入出力制御部と、
を有することを特徴とする処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記説明情報を基に、複数の前記生成モデルのいずれかを選択する選択部をさらに有し、
前記入出力制御部は、前記選択部によって選択された生成モデルを用いて、前記ユーザ端末から入力された音声データまたはテキストデータ、及び、前記発信先から入力された音声データまたはテキストデータの通訳を実行することを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記選択部は、前記説明情報を基に、前記緊急状況が、速度重視の状況かつ特定分野である状況、または、正確性重視の状況であるかを判定し、判定内容を基に、前記複数の生成モデルのいずれかを選択することを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
【請求項4】
前記選択部は、前記緊急状況が前記速度重視の状況かつ特定分野である状況である場合には、特定分野にファインチューニングされた自然言語処理モデルである第1の生成モデルを選択し、前記緊急状況が前記正確性重視の状況である場合には、大規模な自然言語処理モデルである第2の生成モデルを選択することを特徴とする請求項3に記載の処理装置。
【請求項5】
前記処理装置は、前記ユーザ端末、前記発信先、前記生成モデルを搭載するサーバ装置とは、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)に関する通信ネットワークを介して通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項6】
処理装置が実行する処理方法であって、
ユーザ端末から緊急通話の要求を受け、前記ユーザ端末から、緊急状況を説明する説明情報を取得する工程と、
前記説明情報を基に、ユーザの使用言語を判定する工程と、
前記説明情報を基に、前記ユーザ端末の発信先を決定し、前記ユーザ端末と前記発信先とを通話可能に接続させる工程と、
生成モデルに、入力された音声データまたはテキストデータを自然な文脈の通訳言語に翻訳させることを指令するプロンプトを設定する工程と、
前記生成モデルに、前記ユーザ端末から入力された音声データまたはテキストデータを前記発信先での使用言語に翻訳させて、前記生成モデルから出力された音声データまたはテキストデータを前記発信先に出力する工程と、
前記生成モデルに、前記発信先から入力された音声データまたはテキストデータを前記ユーザの使用言語に翻訳させて、前記生成モデルから出力された音声データまたはテキストデータを前記ユーザ端末に出力する工程と、
を含んだことを特徴とする処理方法。
【請求項7】
ユーザ端末から緊急通話の要求を受け、前記ユーザ端末から、緊急状況を説明する説明情報を取得するステップと、
前記説明情報を基に、ユーザの使用言語を判定するステップと、
前記説明情報を基に、前記ユーザ端末の発信先を決定し、前記ユーザ端末と前記発信先とを通話可能に接続させるステップと、
生成モデルに、入力された音声データまたはテキストデータを自然な文脈の通訳言語に翻訳させることを指令するプロンプトを設定するステップと、
前記生成モデルに、前記ユーザ端末から入力された音声データまたはテキストデータを前記発信先での使用言語に翻訳させて、前記生成モデルから出力された音声データまたはテキストデータを前記発信先に出力するステップと、
前記生成モデルに、前記発信先から入力された音声データまたはテキストデータを前記ユーザの使用言語に翻訳させて、前記生成モデルから出力された音声データまたはテキストデータを前記ユーザ端末に出力するステップと、
をコンピュータに実行させる処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処理装置、処理方法及び処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、人手を利用した通訳サービスとして、通訳サービスの種類毎にそれぞれの専門の業者に通訳を依頼し、その業者が契約している通訳者が通訳をしてその結果を依頼者に提供する等のサービスがあった。
【0003】
そして、近年、通訳システムとして、各言語間の自動翻訳システムや、音声認識技術を用いて音声と文字を変換するシステムなど、ネットワークを用いた各種システムが提供されている。例えば、従来、日本語のユーザの音声データを翻訳し、テキストデータで出力する翻訳サービスが提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-003441号公報
特開2019-139663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、外国籍のユーザが、移動先の国で、緊急時に緊急連絡先に電話をかけたい場合には、どこに電話をかければよいのか分からない場合がある。また、連絡先が分かった場合でも、ユーザの使用言語と、連絡先の使用言語とが異なる場合、従来の翻訳サービスを用いても、緊急状況を適切に伝えることができない場合が多かった。
【0006】
このように、従来の翻訳サービスでは、サービス提供のシチュエーションが限られており、緊急通話に対応していなかった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、緊急時に緊急状況に対応する緊急連絡先に電話を発信し、緊急状況に応じた適切な通訳の提供を可能にする処理装置、処理方法及び処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の処理装置は、ユーザ端末から緊急通話の要求を受け、前記ユーザ端末から、緊急状況を説明する説明情報を取得する取得部と、前記説明情報を基に、ユーザの使用言語を判定する判定部と、前記説明情報を基に、前記ユーザ端末の発信先を決定し、前記ユーザ端末と前記発信先とを通話可能に接続させる決定部と、生成モデルに、入力された音声データまたはテキストデータを自然な文脈の通訳言語に翻訳させることを指令するプロンプトを設定する設定部と、前記生成モデルに、前記ユーザ端末から入力された音声データまたはテキストデータを前記発信先での使用言語に翻訳させて、前記生成モデルから出力された音声データまたはテキストデータを前記発信先に出力するとともに、前記生成モデルに、前記発信先から入力された音声データまたはテキストデータを前記ユーザの使用言語に翻訳させて、前記生成モデルから出力された音声データまたはテキストデータを前記ユーザ端末に出力する入出力制御部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、緊急時に緊急状況に対応する緊急連絡先に電話を発信し、緊急状況に応じた適切な通訳の提供を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態に係る処理システムの構成例を示す図である。
図2は、IOWN技術の概要を示す図である。
図3は、処理システムの処理の概要を説明する図である。
図4は、処理システムの処理の流れを説明する図である。
図5は、実施の形態に係る処理方法の処理手順を示すシーケンス図の一例である。
図6は、実施の形態に係る処理システムが提供する緊急通話サービスを説明する図である。
図7は、プログラムが実行されることにより、サーバ装置が実現されるコンピュータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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