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公開番号2025115169
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009547
出願日2024-01-25
発明の名称制動制御装置
出願人株式会社アドヴィックス
代理人個人,個人
主分類B60T 8/1755 20060101AFI20250730BHJP(車両一般)
要約【課題】停車制御が実施される場合において、停車感を車両の乗員に与えることと、停車時における乗員の快適性を向上させることと、を両立できるようにすること。
【解決手段】制動制御装置50の処理回路51は、車両10に制動力を付与して停車させるに際し、停車に伴う車両10の姿勢の変化を抑制すべく車両制動力を制御する停車制御を実施する制御部M21、停車位置を取得する位置取得部M10、停車位置と車両10との距離を取得する距離取得部M11、及び、当該距離に基づいて、停車制御の実施による車両10の姿勢の変化の抑制度合いを設定する設定部M19として機能する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に制動力を付与して停車させるに際し、停車に伴う前記車両の姿勢の変化を抑制すべく前記制動力を制御する停車制御を実施する制動制御装置において、
停車位置誘導物が示す前記車両を停車させるべき停車位置を取得する位置取得部と、
前記停車位置と前記車両との距離を取得する距離取得部と、
前記距離取得部によって取得された前記距離に基づいて、前記停車制御の実施による前記車両の姿勢の変化の抑制度合いを設定する設定部と、
を備えることを特徴とする制動制御装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記設定部は、前記距離取得部によって取得された前記距離が短いほど、前記抑制度合いを小さくする
請求項1に記載の制動制御装置。
【請求項3】
前記停車制御が実施されている場合に、前記車両と前記停車位置誘導物との接近速度を取得する接近速度取得部を備え、
前記設定部は、前記停車制御の実施中に前記接近速度取得部によって取得された前記接近速度が大きくなるほど、前記抑制度合いが小さくなるように設定する
請求項2に記載の制動制御装置。
【請求項4】
前記車両の乗員による操作部の操作によって設定された、停車時における快適性に関する快適性情報を取得する操作情報取得部をさらに備え、
前記設定部は、前記操作情報取得部によって取得された前記快適性情報を加味して、前記抑制度合いを設定する
請求項1~請求項3のうち何れか一項に記載の制動制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられる制動制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、停車直前で車両に付与する制動力を減少させることによって、停車時における車両の姿勢変化を抑制する停車制御を実施する車両制御装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-28913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような停車制御を実施することによって停車時における車両の姿勢変化を極力小さくすることにより、停車時における車両の乗員の快適性が向上する一方で、車両が停止したと乗員が感じる感覚である停車感は低下する。そのため、車両の進行方向に停車位置誘導物が存在する状況下において上記のような停車制御が実施された場合、停車感を乗員が感じにくいため、乗員が不安に感じるおそれがある。なお、停車位置誘導物は、例えば、先行車などのように車両の走行の妨げになり得る障害物と、道路標識や信号などのように停車を促す交通情報と、を含む。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための制動制御装置は、車両に制動力を付与して停車させるに際し、停車に伴う前記車両の姿勢の変化を抑制すべく前記制動力を制御する停車制御を実施する装置である。当該制動制御装置は、停車位置誘導物が示す前記車両を停車させるべき停車位置を取得する位置取得部と、前記停車位置と前記車両との距離を取得する距離取得部と、前記距離取得部によって取得された前記距離に基づいて、前記停車制御の実施による前記車両の姿勢の変化の抑制度合いを設定する設定部と、を備えている。
【発明の効果】
【0006】
上記制動制御装置は、停車制御が実施される場合において、停車感を車両の乗員に与えることと、停車時における乗員の快適性を向上させることと、を両立できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の制動制御装置を備える車両の概略を示す構成図である。
図2は、制動力の付与によって車両を停止させるに際して停車時制動制御が実施された場合のタイミングチャートである。
図3は、図1の制動制御装置で実行される一連の処理を示すフローチャートである。
図4は、図1の制動制御装置で実行される一連の処理を示すフローチャートである。
図5は、車両の進行方向に障害物が存在する状況下で停車時制動制御が実施される場合のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、制動制御装置の一実施形態を図1から図5に従って説明する。
図1は、制動制御装置50を備える車両10を図示している。車両10は、制動操作部材11と、複数の車輪と、複数の摩擦ブレーキと、制動アクチュエータ30と、を備えている。制動操作部材11は、車両10に制動力を付与する際に運転者が操作する部材である。制動操作部材11の一例はブレーキペダルである。複数の車輪は、2つの前輪12と2つの後輪13とを含んでいる。
【0009】
<摩擦ブレーキ>
複数の摩擦ブレーキは、対応する車輪に制動力をそれぞれ付与する。複数の摩擦ブレーキの中で、前輪12に対応する摩擦ブレーキを「摩擦ブレーキ20A」といい、後輪13に対応する摩擦ブレーキを「摩擦ブレーキ20B」という。摩擦ブレーキ20A,20Bは、ホイールシリンダ21と回転体22と摩擦部23とを有している。回転体22は車輪と一体に回転する。そのため、摩擦部23を回転体22に押し付けることにより、車輪に制動力が付与される。回転体22に摩擦部23を押し付ける力は、ホイールシリンダ21内の液圧であるホイール液圧が高いほど大きくなる。そのため、摩擦ブレーキ20A,20Bは、ホイール液圧が高いほど大きい制動力を車輪に付与できる。
【0010】
以降の記載では、摩擦ブレーキ20Aによって前輪12に付与される制動力を「前輪摩擦制動力BPFF」という。摩擦ブレーキ20Bによって後輪13に付与される制動力を「後輪摩擦制動力BPFR」という。複数の車輪12,13に付与される制動力の総和を「車両制動力BPAl」という。車両10では、前輪摩擦制動力BPFFと後輪摩擦制動力BPFRとの和が車両制動力BPAlに相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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