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公開番号2025114733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2025078096,2023548732
出願日2025-05-08,2022-02-10
発明の名称マルチリンクを用いる無線通信方法及びこれを用いる無線通信端末
出願人ウィルス インスティテュート オブ スタンダーズ アンド テクノロジー インコーポレイティド
代理人個人,個人,個人
主分類H04W 72/0446 20230101AFI20250729BHJP(電気通信技術)
要約【課題】多重リンク動作において、送信機会(transmission opportunity:TXOP)の設定を用いてデータを送受信する方法及び装置を提供すること。
【解決手段】無線通信システムのステーション(station:STA)は、AP(Access Point)からトリガーフレームを受信し、トリガーフレームは、APによって取得された送信機会(transmission opportunity:TXOP)の一部又は全部である特定時間をSTAに共有するために用いられ、トリガーフレームに基づいて、特定時間内にAP及び/又は他のSTAにデュレーション情報を含むフレームを送信し、NAV(network allocation vector)及びNAVの終了を示すNAVタイムアウトがトリガーフレームに基づいて設定されている場合に、特定時間内にNAVタイムアウトが満了した後でも、NAVは解除されない。
【選択図】図29
特許請求の範囲【請求項1】
無線通信システムのステーション(station:STA)であって、
送受信部、及び
前記送受信部を制御するように構成されたプロセッサを含み、
前記プロセッサは、
AP(Access Point)からトリガーフレームを受信し、
前記トリガーフレームは、前記APによって取得された送信機会(transmission opportunity:TXOP)の一部又は全部である特定時間を前記STAに共有するために用いられ、
前記トリガーフレームに基づいて、前記特定時間内に前記AP及び/又は他のSTAにデュレーション情報を含むフレームを送信し、
NAV(network allocation vector)及び前記NAVの終了を示すNAVタイムアウトが前記トリガーフレームに基づいて設定されている場合に、前記特定時間内に前記NAVタイムアウトが満了した後でも、前記NAVは解除されない、
ように構成される、
STA。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記フレームは、intra-BSS(Basic Service Set) NAVが設定された場合に、前記intra-BSS NAVに関係なく前記特定時間内に送信される、請求項1に記載のSTA。
【請求項3】
前記デュレーション情報は、前記特定時間に基づいて設定される、請求項1に記載のSTA。
【請求項4】
前記デュレーション情報によって示される終了時間は、前記特定時間の終了時間より遅くない、請求項1に記載のSTA。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記特定時間内に前記STAによって送信された最後のフレームである特定フレームを送信し、
前記特定フレームが送信される場合に、
前記特定時間が前記APに返され、
前記STAは、前記特定時間が返されるまで、intra-BSS NAVに関係なく送信を実行する、ようにさらに構成される、請求項2に記載のSTA。
【請求項6】
前記トリガーフレームは、前記トリガーフレームによる前記TXOPの共有の有無を示す特定サブフィールドを含む、請求項1に記載のSTA。
【請求項7】
前記特定サブフィールドが前記TXOPの共有を示す場合に、前記特定サブフィールドの値は、前記特定時間内に前記AP及び/又は前記他のSTAと送受信可能であるか否かを示す、請求項6に記載のSTA。
【請求項8】
前記トリガーフレームは、前記トリガーフレームのタイプを示すタイプフィールドを含み、
前記特定時間は、前記タイプフィールドによって示される前記トリガーフレームの前記タイプに基づいて前記TXOPの一部又は全部に対して共有されるように設定される、請求項1に記載のSTA。
【請求項9】
無線通信システムにおいてステーション(station:STA)がフレームを送信する方法であって、前記方法は、
AP(Access Point)からトリガーフレームを受信する段階であって、前記トリガーフレームは、前記APによって取得された送信機会(transmission opportunity:TXOP)の一部又は全部である特定時間を前記STAに共有するために用いられる、受信する段階と、
前記トリガーフレームに基づいて前記特定時間内に前記AP及び/又は他のSTAにデュレーション情報を含むフレームを送信する段階であって、
NAV(network allocation vector)及び前記NAVの終了を示すNAVタイムアウトが前記トリガーフレームに基づいて設定されている場合に、前記特定時間内に前記NAVタイムアウトが満了した後でも、前記NAVは解除されない、送信する段階と、
を含む、
方法。
【請求項10】
前記フレームは、intra-BSS(Basic Service Set) NAVが設定された場合に、前記intra-BSS NAVに関係なく前記特定時間内に送信される、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチリンクを用いる無線通信方法及びこれを用いる無線通信端末に関し、特に、TXOPを設定してデータを送受信するための方法及び端末に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
最近、モバイル機器の普及が拡大されるにつれ、それらに速い無線インターネットサービスを提供し得る無線LAN(Wireless LAN)技術が脚光を浴びている。無線LAN技術は、近距離で無線通信技術に基づいてスマートフォン、スマートパッド、ラップトップPC、携帯型マルチメディアプレーヤー、インベデッド機器などのようなモバイル機器を家庭や企業、または特定サービス提供地域において、無線でインターネットに接続し得るようにする技術である。
【0003】
IEEE(Istitute of Electronics Engineers) 802.11は、2.4GHのz周波数を利用した初期の無線LAN技術を支援して以来、多様な技術の標準を実用化または開発中である。まず、IEEE 802.11bは2.4GHzバンドの周波数を使用し、最高11Mbpsの通信速度を支援する。IEEE 802.11bの後に商用化されたIEEE 802.11aは2.4GHzバンドではなく5GHzバンドの周波数を使用することで、相当混雑した2.4GHzバンドの周波数に比べ干渉への影響を減らしており、OFDM技術を使用して通信速度を最大54Mbpsまで向上させている。しかし、IEEE 802.11aはIEEE 802.11bに比べ通信距離が短い短所がある。そして、IEEE 802.11gはIEEE 802.11bと同じく2.4GHzバンドの周波数を使用して最大54Mpbsの通信速度を具現し、下位互換性(backward compatibility)を満足していて相当な注目を浴びたが、通信距離においてもIEEE 802.11aより優位にある。
【0004】
そして、無線LANで脆弱点として指摘されていた通信速度に関する限界を克服するために制定された技術規格として、IEEE 802.11nがある。IEEE 802.11nはネットワークの速度と信頼性を増加させ、無線ネットワークの運営距離を拡張することにその目的がある。詳しくは、IEEE 802.11nではデータ処理速度が最大540Mbps以上の高処理率(High Throughput、HT)を支援し、また、伝送エラーを最小化しデータの速度を最適化するために送信部と受信部の両端共に多重アンテナを使用するMIMO(Multiple Inputs and Multiple Outputs)技術を基盤としている。また、この規格はデータの信頼性を上げるために重複する写本を複数個伝送するコーディング方式を使用している。
【0005】
無線LANの普及が活性化され、また、それを使用したアプリケーションが多様化するにつれ、IEEE 802.11nが支援するデータの処理速度より高い処理率(Very High Throughput、VHT)を支援するための新たな無線LANシステムに対する必要性が台頭している。そのうち、IEEE 802.11acは5GHz周波数で広い帯域幅(80MHz~160MHz)を支援する。IEEE 802.11ac標準は5GHz帯域でのみ定義されているが、従来の2.4GHz帯域の製品との下位互換性のために、初期11acチップセットは2.4GHz帯域での動作も支援すると考えられる。理論的に、この規格によると多重ステーションの無線LANの速度は最小1Gbps、最大単一リンク速度は最小500Mbpsまで可能になる。これはより広い無線周波数帯域幅(最大160MHz)、より多いMIMO空間的ストリーム(最大8個)、マルチユーザMIMO、そして、高い密度の変調(最大256QAM)など、802.11nで受け入れられた無線インタフェースの概念を拡張して行われる。また、従来の24GHz/5GHzに代わって60GHzバンドを利用してデータを伝送する方式として、IEEE 802.11adがある。IEEE 802.11adはビームフォーミング技術を利用して最大7Gbpsの速度を提供する伝送規格であって、大容量のデータや無圧縮HDビデオなど、高いビットレート動画のストリーミングに適合している。しかし、60GHz周波数バンドは障害物の通過が難しく、近距離空間でのデバイスの間でのみ利用可能な短所がある。
【0006】
一方、802.11ac及び802.11ad以後の無線LAN標準として、APと端末が密集した高密度環境における高効率及び高性能の無線LAN通信技術を提供するためのIEEE 802.11ax(High Efficiency WLAN,HEW)標準が開発され、完了段階にある。802.11axベース無線LAN環境では、高密度のステーションとAP(Access Point)の存在下に屋内/屋外で高い周波数効率の通信が提供される必要があり、これを具現するための様々な技術が開発されている。
【0007】
また、高画質ビデオ、実時間ゲームなどのような新しいマルチメディア応用を支援するために、最大送信速度を上げるための新しい無線LAN標準を開発し始めた。7世代無線LAN標準であるIEEE 802.11be(Extremely High Throughput,EHT)では、2.4/5/6GHzの帯域でより広い帯域幅と増加した空間ストリーム及び多重AP協調などによって最大で30Gbpsの送信率を支援することを目標に標準開発を進行している。IEEE 802.11beでは320MHzの帯域幅、多重リンク(Multi-link)動作、多重AP(Multi-Access Point、Multi-AP)動作、及び再伝送動作(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)などの技術が提案されている。
【0008】
多重リンク動作はその動作方式及び具現方法によって多様な形態に動作される。この際、従来のIEEE 802.11基盤の無線LAN通信動作では発生していなかった問題が発生する可能性があることで、多重リンク動作における詳細な動作方法に対する定義が必要である。
【0009】
一方、発明の背景になる技術は発明の背景に対する理解を増進するために作成されたものであって、この技術が属する分野における通常の知識を有する者に既に知られている従来技術ではない内容を含む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、多重リンク動作において、送信機会(transmission opportunity:TXOP)の設定を用いてデータを送受信する方法及び装置を提供することにその目的がある。
(【0011】以降は省略されています)

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