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公開番号2025114178
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008701
出願日2024-01-24
発明の名称送風機
出願人ニデックアドバンスドモータ株式会社,ニデック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F04D 29/44 20060101AFI20250729BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】振動および騒音を抑制できる送風機を提供すること。
【解決手段】送風機は、中心軸線を中心に回転するロータを有するモータ部と、ロータとともに回転可能なインペラ部と、インペラ部を内部に収容するケースと、を備える。ケースは、軸方向と直交する方向に広がり、インペラ部よりも軸方向一方側に配置され、軸方向に貫通する吸気口を有する天板部と、軸方向と直交する方向に広がり、インペラ部よりも軸方向他方側に配置され、モータ部と連結される底板部と、天板部、および底板部に囲まれる風路部と、を有する。風路部において、天板部および底板部の少なくとも一方は、軸方向に突出する第1凸部を有する。第1凸部は、周方向に延びる延伸部を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸線を中心に回転するロータを有するモータ部と、
前記ロータとともに回転可能なインペラ部と、
前記インペラ部を内部に収容するケースと、
を備え、
前記ケースは、
軸方向と直交する方向に広がり、前記インペラ部よりも軸方向一方側に配置され、軸方向に貫通する吸気口を有する天板部と、
軸方向と直交する方向に広がり、前記インペラ部よりも軸方向他方側に配置され、前記モータ部と連結される底板部と、
前記天板部、および前記底板部に囲まれる風路部と、
を有し、
前記風路部において、前記天板部および前記底板部の少なくとも一方は、軸方向に突出する第1凸部を有し、
前記第1凸部は、周方向に延びる延伸部を有する、送風機。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記ケースは、前記インペラ部の径方向外側に位置する側壁部を有し、
前記側壁部は、前記天板部の外周部および前記底板部の外周部それぞれの少なくとも一部を軸方向に連結し、周方向に延び、
前記風路部は、前記天板部、前記底板部、および前記側壁部に囲まれる、請求項1に記載の送風機。
【請求項3】
前記延伸部は、周方向に360°以上延び、
前記延伸部の一部同士は、径方向に隣り合う、請求項1に記載の送風機。
【請求項4】
前記天板部は、前記第1凸部を有し、
前記天板部が有する前記第1凸部の軸方向の寸法は、前記天板部の板厚の2倍以下である、請求項1に記載の送風機。
【請求項5】
前記底板部は、前記第1凸部を有し、
前記底板部が有する前記第1凸部の軸方向の寸法は、前記底板部の板厚の2倍以下である、請求項1に記載の送風機。
【請求項6】
周方向において、前記延伸部の軸方向の寸法は、同じ寸法である、請求項1に記載の送風機。
【請求項7】
前記底板部は、前記第1凸部、および軸方向に突出する第2凸部を有し、
前記第2凸部は、周方向に延び、前記第1凸部よりも径方向内側に配置される、請求項1に記載の送風機。
【請求項8】
前記第2凸部には、前記第2凸部を軸方向に貫通する吸気孔が設けられる、請求項7に記載の送風機。
【請求項9】
前記天板部および前記底板部のそれぞれは、前記第1凸部を有し、
周方向から見て、前記天板部が有する前記第1凸部は、軸方向一方側に突出する湾曲形状であり、
周方向から見て、前記底板部が有する前記第1凸部は、軸方向他方側に突出する湾曲形状であり、
軸方向から見て、前記天板部が有する前記第1凸部および前記底板部が有する前記第1凸部は、互いに重なり、
前記天板部が有する前記第1凸部の内面および前記底板部が有する前記第1凸部の内面のそれぞれは、前記風路部に露出する、請求項1から8のいずれか一項に記載の送風機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送風機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ケースに複数のリブを設けることによってケースの剛性を高め、モータ部の振動によってケースが振動することを抑制する送風機が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-62896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような送風機では、ケースのうち複数のリブの剛性、および複数のリブ同士の間の部分の剛性を十分に高めることが困難であるため、ケースの係る部分の振動の抑制が十分でない虞があった。したがって、送風機の駆動時において振動および騒音を抑制できない虞があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて、振動および騒音を抑制できる送風機を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の送風機の一つの態様は、中心軸線を中心に回転するロータを有するモータ部と、前記ロータとともに回転可能なインペラ部と、前記インペラ部を内部に収容するケースと、を備える。前記ケースは、軸方向と直交する方向に広がり、前記インペラ部よりも軸方向一方側に配置され、軸方向に貫通する吸気口を有する天板部と、軸方向と直交する方向に広がり、前記インペラ部よりも軸方向他方側に配置され、前記モータ部と連結される底板部と、前記天板部、および前記底板部に囲まれる風路部と、を有する。前記風路部において、前記天板部および前記底板部の少なくとも一方は、軸方向に突出する第1凸部を有する。前記第1凸部は、周方向に延びる延伸部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一つの態様によれば、送風機において、振動および騒音を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態の送風機を示す第1の斜視図である。
図2は、一実施形態の送風機を示す第2の斜視図である。
図3は、一実施形態の送風機を示す断面図である。
図4は、一実施形態の送風機の一部を示す部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る送風機について説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成を分かり易くするため、実際の構造と縮尺や数等を異ならせる場合がある。
【0010】
以下の説明において、各図にはZ軸を示す。Z軸は、以下に説明する実施形態のインペラ部の回転軸である中心軸線Jが延びる方向である。各図に示す中心軸線Jは、仮想軸線である。以下の説明では、中心軸線Jが延びる方向、つまりZ軸と平行な方向を「軸方向」と呼ぶ。中心軸線Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼ぶ。中心軸線Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。軸方向のうちZ軸の矢印が向く側(+Z側)を「軸方向一方側」または「上側」と呼ぶ。軸方向のうちZ軸の矢印が向く側と逆側(-Z側)を「軸方向他方側」または「下側」と呼ぶ。なお、上側および下側は、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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