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公開番号2025112494
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006750
出願日2024-01-19
発明の名称LED駆動装置及び演出照明用ライト
出願人丸茂電機株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類H05B 45/36 20200101AFI20250725BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】
フリッカの抑制と調光の操作性の改善を両立できるLED駆動装置及び演出照明用ライトを提供することを目的とする。
【解決手段】
演算制御部と、コンバータ回路とを備え、調光制御信号に基づいてLEDの発光駆動を行うLED駆動装置であって、コンバータ回路は、スイッチング素子と、平滑用インダクタと、平滑用コンデンサを有し、前記平滑用コンデンサは、電源側に接続される第1のコンデンサと、前記平滑用インダクタ側に接続される第2のコンデンサとが直列接続されて構成されており、前記第2のコンデンサは、両端電圧の上昇に伴い、静電容量が漸減する特性を有する容量可変コンデンサであることを特徴とするLED駆動装置によって、課題を解決した。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
演算制御部と、コンバータ回路とを備え、調光制御信号に基づいてLEDの発光駆動を行うLED駆動装置であって、
コンバータ回路は、スイッチング素子と、平滑用インダクタと、平滑用コンデンサを有し、
前記平滑用コンデンサは、電源側に接続される第1のコンデンサと、前記平滑用インダクタ側に接続される第2のコンデンサとが直列接続されて構成されており、
前記第2のコンデンサは、両端電圧の上昇に伴い、静電容量が漸減する特性を有する容量可変コンデンサである
ことを特徴とするLED駆動装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記容量可変コンデンサは、強誘電体コンデンサである
ことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項3】
前記第1のコンデンサは、電解コンデンサである
ことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項4】
前記平滑用コンデンサの合成静電容量は、LEDの点灯開始時及びLEDの定格出力時の双方で最適となるように、前記第1のコンデンサの静電容量及び前記第2のコンデンサの静電容量が選択されている
ことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項5】
前記平滑用コンデンサの合成静電容量は、LEDの点灯開始時に調光操作性を良好にすべく十分に小さくなるように、かつ、LEDの定格出力時にフリッカを抑えるべく十分に大きくなるように設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項6】
前記容量可変コンデンサにかかるバイアス電圧を可変とするための増幅器を備え、
前記演算制御部には、LED出力の電圧値が入力されており、
前記演算制御部は、LEDの出力に応じた最適な静電容量とするべく、前記容量可変コンデンサにかかるバイアス電圧を調整するためのバイアス制御信号を出力し、
前記増幅器には、前記バイアス制御信号が入力されている
ことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項7】
請求項1~6の何れか一項に記載のLED駆動装置を備えた
ことを特徴とする演出照明用ライト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に劇場の舞台やテレビスタジオといった場所において使用される演出照明用ライトに搭載されるLED駆動装置及び当該LED駆動装置を備えた演出照明用ライトに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
LEDを光源とする照明装置は、劇場の舞台、テレビスタジオ、競技場等での演出照明用ライトとして広く用いられている。高品質な演出効果を得るために、照明装置においては、LEDに流れる電流の脈流によって生じる光出力のちらつき、いわゆるフリッカ対策が必須となる(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の照明装置では、出力電流のリプル率を適宜に設定することで、使用者が目視可能なレベルの発光量の変化を抑制し、高照度の環境下でのフリッカを少なくするようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-9400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図6は、演出照明用ライトに搭載されるものとして、従来から知られるLED駆動装置の例である。図6に示されるように、降圧チョッパ回路を使用したLED駆動装置で直流電流をLEDに供給するに際しては、平滑用コンデンサをLEDと並列に接続している。大出力時でもフリッカを抑えるためには、静電容量を大きくすることが有効となる。しかし、静電容量を大きくしてしまうと、調光を行うに際して、特に、全く点灯出力していない状態から徐々に出力を上げていくに際しては、コンデンサの充電が完了した後にLEDが点灯を開始するため、操作に対する遅れや、急な調光出力の上昇が発生し、操作性が悪化してしまう。すなわち、調光の操作性の改善のためにはできるだけ静電容量は少ない方が望ましい。このように、フリッカの対策と調光の操作性の改善とは、二律背反の関係にある。
【0005】
また、実用可能な範囲で小さい静電容量を採用しようとしても、少ない静電容量であって、かつ、平滑の電流に耐えられるコンデンサは品種が少なく、入手も困難である。仮に、入手できるとしても、そのようなコンデンサは高価な場合が多く、コストアップが避けられない。
【0006】
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものであり、フリッカの抑制と調光の操作性の改善を両立できるLED駆動装置及び演出照明用ライトを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的を達成するために、本発明に係る技術的手段は、以下の構成を少なくとも具備するLED駆動装置である。
【0008】
演算制御部と、コンバータ回路とを備え、調光制御信号に基づいてLEDの発光駆動を行うLED駆動装置であって、コンバータ回路は、スイッチング素子と、平滑用インダクタと、平滑用コンデンサを有し、前記平滑用コンデンサは、電源側に接続される第1のコンデンサと、前記平滑用インダクタ側に接続される第2のコンデンサとが直列接続されて構成されており、前記第2のコンデンサは、両端電圧の上昇に伴い、静電容量が漸減する特性を有する容量可変コンデンサであることを特徴とする。
【0009】
また、このような目的を達成するために、本発明に係る技術的手段は、以下の構成を少なくとも具備する演出照明用ライトである。
【0010】
演算制御部と、コンバータ回路とを有し、調光制御信号に基づいてLEDの発光駆動を行うLED駆動装置を備えた演出照明用ライトであって、コンバータ回路は、スイッチング素子と、平滑用インダクタと、平滑用コンデンサを有し、前記平滑用コンデンサは、電源側に接続される第1のコンデンサと、前記平滑用インダクタ側に接続される第2のコンデンサとが直列接続されて構成されており、前記第2のコンデンサは、両端電圧の上昇に伴い、静電容量が漸減する特性を有する容量可変コンデンサであることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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