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公開番号
2025110531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004415
出願日
2024-01-16
発明の名称
通信システム、通信システムの制御方法、プログラム、記憶媒体
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G06F
3/00 20060101AFI20250722BHJP(計算;計数)
要約
【課題】USBケーブルの特定のラインの接続不良が発生したか否かをより適切に検知可能な技術を提供する。
【解決手段】通信システムは、第1の通信ラインと第2の通信ラインと第3の通信ラインを有するUSBケーブルによって互いに通信可能な第1の機器と第2の機器とを有する。前記第1の機器は、前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続しているか否かを判定する判定手段と、前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続していると前記判定手段によって判定されない場合に、第1の信号を前記第3の通信ラインに出力する第1の制御手段とを有する。前記第2の機器は、前記第3の通信ラインに前記第1の信号が出力された場合に、前記第1の信号を検出する検出手段と、前記検出手段が前記第1の信号を検出した場合に、前記第1の通信ラインに接続不良が発生していることを検知する検知手段とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の通信ラインと第2の通信ラインと第3の通信ラインを有するUSB(Universal Serial Bus)ケーブルによって接続されることにより、互いに通信可能な第1の機器と第2の機器とを有する通信システムであって、
前記第1の機器と前記第2の機器とは、前記第1の通信ラインによって接続されている場合には、前記第2の通信ラインにおいてUSB通信が可能であって、
前記第1の機器は、
前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続しているか否かを判定する判定手段と、
前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続していると前記判定手段によって判定されない場合に、第1の信号を前記第3の通信ラインに出力するように制御する第1の制御手段と、
を有し、
前記第2の機器は、
前記第3の通信ラインに前記第1の信号が出力された場合に、前記第1の信号を検出する検出手段と、
前記検出手段が前記第1の信号を検出した場合に、前記第1の通信ラインに接続不良が発生していることを検知する検知手段と、
を有する、
ことを特徴とする通信システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記第1の通信ラインは、CC(Configuration Channel)ラインである、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記判定手段は、前記第1の通信ラインに接続する端子の電圧変化に応じて、前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続しているか否かを判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記第2の機器は、前記検知手段により前記第1の通信ラインに接続不良が発生していることが検知された第1の場合に、前記第1の通信ラインに接続不良が発生している旨をユーザに通知する通知手段をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項5】
前記第2の機器は、前記検知手段により前記第1の通信ラインに接続不良が発生していることが検知された第1の場合に、前記第1の機器と前記第2の機器とにおけるUSB通信が前記第3の通信ラインにより行われるように制御する第2の制御手段をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項6】
前記USBケーブルは、前記第1の機器に接続するための第1のプラグと、前記第2の機器に接続するための第2のプラグとを含み、
前記第1の機器は、前記第1のプラグが前記第1の機器に接続している向きを検出する第1の向き検出手段を有し、前記第2の機器は、前記第2のプラグが前記第2の機器に接続している向きを検出する第2の向き検出手段をさらに有し、
前記第1の制御手段は、前記第1の場合に、前記第1のプラグが前記第1の機器に接続している向きに基づき前記第3の通信ラインにおけるUSB通信を制御し、
前記第2の制御手段は、前記第1の場合に、前記第2のプラグが前記第2の機器に接続している向きに基づき、前記第3の通信ラインにおけるUSB通信を制御する、
ことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
【請求項7】
前記第1の機器は、複数の信号のうち、前記第3の通信ラインと接続している信号を選択する第1のマルチプレクサを有し、
前記第2の機器は、前記複数の信号のうち、前記第3の通信ラインと接続している信号を選択する第2のマルチプレクサを有し、
前記第1の制御手段は、前記第1の場合に、前記第1のマルチプレクサを制御することにより、前記第3の通信ラインにおけるUSB通信を実現し、
前記第2の制御手段は、前記第1の場合に、前記第2のマルチプレクサを制御することにより、前記第3の通信ラインにおけるUSB通信を実現する、
ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
【請求項8】
前記第1の向き検出手段は、前記第1の信号に基づき、前記第1のプラグが前記第1の機器に接続している向きを検出し、
前記第2の向き検出手段は、前記第1の信号に基づき、前記第2のプラグが前記第2の機器に接続している向きを検出する、
ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
【請求項9】
前記第1の制御手段は、前記第1の場合に、前記第1のプラグが前記第1の機器に接続している向きに基づき、さらに、前記第1の機器と前記第2の機器とにおけるUSB通信が前記第2の通信ラインにより行われるように制御し、
前記第2の制御手段は、前記第1の場合に、前記第2のプラグが前記第2の機器に接続している向きに基づき、さらに、前記第1の機器と前記第2の機器とにおけるUSB通信が前記第2の通信ラインにより行われるように制御する、
ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
【請求項10】
前記第1の制御手段は、
前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続していると前記判定手段によって判定されない場合、かつ、前記第2の機器からの特定の電力の給電が検出されていない場合には、前記第1の信号を前記第3の通信ラインに出力し、
前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続していると前記判定手段によって判定されない場合、かつ、前記第2の機器からの前記特定の電力の給電が検出されている場合には、前記第1の信号を前記第3の通信ラインに出力しないように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、通信システムの制御方法、プログラム、記憶媒体に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、USB(Universal Serial Bus)規格に従ったUSB通信によって、様々なデバイスがコンピュータなどと通信可能である。ここで、USB Type-Cでは、CCラインを使用することにより、物理的なケーブル(USBケーブル)の接続の検知などが可能である。一方で、USB Type-CのCC(Configuration Channel)ラインに接続不良(接触不良または断線など)が発生すると、USB Type-Cの接続検出および通信確立ができない。CCラインの接続不良は、例えば、電極部への異物の付着または電極部の腐食に起因する接触不良である。また、CCラインの接続不良は、例えば、ケーブルの断線、経年ストレスによるケーブルプラグ内または機器内の部品が外れることに起因する接続不良である。
【0003】
特許文献1には、信号端子の電圧の立ち上がりのタイミング変化を用いて、充電端子と信号端子との短絡が発生しているか否かを判定する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-029451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、信号端子の電圧の立ち上がりのタイミング変化を用いて、短絡障害が検出された場合には、VBUS電源をオフにして、USB通信を無効にする。一方で、短絡が生じていないような場合のUSBケーブルの接続不良については検知することができない。
【0006】
そこで、本発明は、USBケーブルの特定のラインの接続不良が発生したか否かをより適切に検知可能な技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの態様は、
第1の通信ラインと第2の通信ラインと第3の通信ラインを有するUSB(Universal Serial Bus)ケーブルによって接続されることにより、互いに通信可能な第1の機器と第2の機器とを有する通信システムであって、
前記第1の機器と前記第2の機器とは、前記第1の通信ラインによって接続されている場合には、前記第2の通信ラインにおいてUSB通信が可能であって、
前記第1の機器は、
前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続しているか否かを判定する判定手段と、
前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続していると前記判定手段によって判定されない場合に、第1の信号を前記第3の通信ラインに出力するように制御する第1の制御手段と、
を有し、
前記第2の機器は、
前記第3の通信ラインに前記第1の信号が出力された場合に、前記第1の信号を検出す
る検出手段と、
前記検出手段が前記第1の信号を検出した場合に、前記第1の通信ラインに接続不良が発生していることを検知する検知手段と、
を有する、
ことを特徴とする通信システムである。
【0008】
本発明の1つの態様は、
第1の通信ラインと第2の通信ラインと第3の通信ラインを有するUSB(Universal Serial Bus)ケーブルによって接続されることにより、互いに通信可能な第1の機器と第2の機器とを有する通信システムの制御方法であって、
前記第1の機器と前記第2の機器とは、前記第1の通信ラインによって接続されている場合には、前記第2の通信ラインにおいてUSB通信が可能であって、
前記第1の機器において、前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続しているか否かを判定する判定ステップと、
前記第1の機器において、前記第1の通信ラインにより前記第2の機器に接続していると前記判定ステップにおいて判定されない場合に、第1の信号を前記第3の通信ラインに出力する出力ステップと、
前記第2の機器において、前記第3の通信ラインに前記第1の信号が出力された場合に、前記第1の信号を検出する検出ステップと、
前記第2の機器において、前記検出ステップにおいて前記第1の信号が検出された場合に、前記第1の通信ラインに接続不良が発生していることを検知する検知ステップと、
を有することを特徴とする通信システムの制御方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、USBケーブルの特定のラインの接続不良が発生したか否かをより適切に検知できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る通信システムの構成図である。
実施形態1に係る通信システムの処理のフローチャートである。
実施形態2に係る通信システムの処理のフローチャートである。
実施形態3に係る通信システムの構成図である。
実施形態3に係るソース機器の処理のフローチャートである。
実施形態3に係るシンク機器の処理のフローチャートである。
実施形態3に係るプラグ面を説明する表である。
実施形態4に係る通信システムの構成図である。
実施形態4に係るシンク機器の処理のフローチャートである。
変形例に係るシンク機器の構成図である。
変形例に係るシンク機器の処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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