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公開番号
2025110432
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004232
出願日
2024-01-16
発明の名称
養殖魚の活性度判定システム及び養殖魚の給餌量判定システム
出願人
福伸電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01K
61/95 20170101AFI20250722BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 本発明は、判定する場所などの撮像環境が多種多様な状況であっても、養殖魚の給餌に対する活性度を高精度に判定することができる、養殖魚の活性度判定システムを提供することができる。
【解決手段】 養殖魚の活性度判定システムは、養殖魚の給餌に対する活性度を判定する、養殖魚の活性度判定システムであって、前記養殖魚の活動状態を撮像する撮像手段と、前記撮像手段よりの信号を受け、前記養殖魚の給餌に対する活性度を判別する活性度判別手段とを備え、前記撮像手段が、前記養殖魚が動く前の基準画像と、所定の時間内で所定の時間間隔で複数の静止画像とを撮像するものであり、前記活性度判別手段が、前記静止画像と、養殖魚の給餌に対する活性度を判定するための基準となる前記基準画像とを比較して、前記養殖魚の活性度を判定することを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
養殖魚の給餌に対する活性度を判定する、養殖魚の活性度判定システムであって、
前記養殖魚の活動状態を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段よりの信号を受け、前記養殖魚の給餌に対する活性度を判別する活性度判別手段と、を備え、
前記撮像手段よりの信号を受け、養殖魚の食欲活性度を判定するための基準となる基準画像と、所定の時間内で所定の時間間隔の複数の静止画像を取り込み、
前記静止画像と、前記基準画像とを比較して、養殖魚の食欲活性度を判定することを特徴とする、
養殖魚の活性度判定システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記活性度判別手段は、
前記養殖魚の給餌に対する活性度の判別において、前記基準画像と、前記複数の静止画像の濃淡変化に基づいて行うものである、
請求項1記載の養殖魚の活性度判定システム。
【請求項3】
前記活性度判別手段は、
前記基準画像と、1の静止画像とを、それぞれ複数のブロックに分割する手段Aと、
前記基準画像と前記1の静止画像の対応するブロック毎の濃淡の差分を算出する手段Bと、
算出された各ブロックの濃淡の差分に基づいて、前記基準画像と前記1の静止画像の濃淡の差分を算出する手段Cと、
算出された前記基準画像と前記1の静止画像の濃淡の差分が、複数の所定の閾値により、濃淡変化のレベルを判別する手段Dと、を有する、
請求項2記載の養殖魚の活性度判定システム。
【請求項4】
前記手段Bは、前記基準画像と前記1の静止画像の対応するブロック毎の濃淡の加算平均値の差分を算出する手段である、
請求項3記載の養殖魚の活性度判定システム。
【請求項5】
前記手段Cは、前記各ブロックの濃淡の差分をニューラルネットワークの入力値として用い、非線形識別の高次識別曲線を、前記基準画像と前記1の静止画像の濃淡の差分情報として算出する手段であり、
前記手段Dは、前記高次識別曲線が複数の所定の閾値により、濃淡変化のレベルを判別する手段である、
請求項4記載の養殖魚の活性度判定システム。
【請求項6】
前記活性度判別手段は、
前記手段A乃至Dを、所定の時間内で所定の時間間隔における前記複数の静止画像について、各静止画像ごとにそれぞれ実行する手段Eを有する、
請求項3記載の養殖魚の活性度判定システム。
【請求項7】
前記活性度判別手段は、
前記基準画像と前記各静止画像について、前記手段A乃至Dを実行して得られた濃淡変化レベルの各判別結果の多数決により、前記養殖魚の給餌に対する活性度を判別する、
請求項6記載の養殖魚の活性度判定システム。
【請求項8】
前記活性度判別手段は、
前記各静止画像の前記各判別結果の多数決が、
前記各判別結果が少なくとも同じ結果が2以上得られた場合にのみ、活性度の判別を行い、
前記各判別結果が全て異なる場合は、判別を無効とする、
請求項6記載の養殖魚の活性度判定システム。
【請求項9】
前記ニューラルネットワークは、それぞれの活性度レベルごとに、基準画像と活性度に応じた静止画像とを対とした学習データを用いて学習される、
請求項5記載の養殖魚の活性度判定システム。
【請求項10】
前記活性度判別手段は、
所定の時間内で所定の時間間隔における前記複数の静止画像と基準画像の判別を、異なる時間において複数回行うものである、
請求項1記載の養殖魚の活性度判定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、養殖魚の活性度判定システム及び養殖魚の給餌量判定システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、生け簀などで飼育する養殖魚に対して給餌機による給餌が行われている。この給餌機による給餌では養殖魚への充足度は関知せず、専ら給餌を行うか行わないかのオンオフ動作や、タイマーでそのタイミングを給餌機に対し制御しているのが現状である。
【0003】
それ故、養殖魚に対する給餌の充足度が考慮されず、餌の無駄が発生する。或いは、餌の投入付近の養殖魚のみが給餌の充足が高くなり、生け簀内の養殖魚に対し満遍なく給餌することは困難である。さらに、過剰な給餌は残り餌となり、生け簀内の水質の汚染に直結し、養殖業にとって水質環境の問題となっている。
【0004】
例えば、特許文献1では、養殖魚に対する給餌の量と時間を適正に調整制御できる自動給餌方法に関する発明が開示されている。特許文献1の発明は、養殖魚の捕食状況を撮影するネットワークカメラと、1日当りの給餌量とその日の最適な給餌時間の決定並びに養殖魚における捕食時の活性判定を機械学習している人工知能とを用いた養殖魚の自動給餌方法の発明である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-78278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1の養殖魚の自動給餌方法では、ネットワークカメラで養殖魚の捕食状況を撮影する際、屋外での撮影の場合、屋外光の差異や生け簀上面の防鳥ネットの有無などの生け簀の状況、さらに、水面に映り込む雲の有無など、判定現場の撮影状況は多種多様であり、判定精度が不十分となるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みなされたもので、判定する環境及び養殖魚の多種多様な状況下においても、養殖魚の給餌に対する活性度を高精度に判定できる、養殖魚の活性度判定システム及び養殖魚の給餌量判定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一の態様にかかる養殖魚の活性度判定システムは、養殖魚の給餌に対する活性度を判定する、養殖魚の活性度判定システムであって、前記養殖魚の活動状態を撮像する撮像手段と、前記撮像手段よりの信号を受け、前記養殖魚の給餌に対する活性度を判別する活性度判別手段と、を備え、前記撮像手段が、前記養殖魚が動く前の基準画像と、所定の時間内で所定の時間間隔で複数の静止画像とを撮像するものであり、前記活性度判別手段が、前記静止画像と、養殖魚の給餌に対する活性度を判定するための基準となる前記基準画像とを比較して、前記養殖魚の活性度を判定することを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、養殖魚について、基準画像と、所定の時間内で所定の時間間隔で、複数の静止画像を取り込み、養殖魚が動く前の基準画像と複数の静止画像により養殖魚の給餌に対する活性度を判別するので、養殖魚の給餌に対する活性度を確認する確認者が常時監視することなく、給餌に対する活性度を判別することができる。
【0010】
また、この養殖魚の活性度判定システムは、前記活性度判別手段が、前記養殖魚の給餌に対する活性度の判別において、前記基準画像と、前記複数の静止画像の濃淡変化に基づいて行うものであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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