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公開番号
2024110782
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-16
出願番号
2023015581
出願日
2023-02-03
発明の名称
冷蔵庫
出願人
大和冷機工業株式会社
,
福伸電機株式会社
,
三沢興産株式会社
代理人
個人
主分類
F25D
23/02 20060101AFI20240808BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】スライド扉の案内機構が占有する高さを少なくさせることが可能な冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、本体1と左右のスライド扉D0と案内機構M1を備える。案内機構M1は、レール群R0と左右の支持部材110と補助レール53と左右の保持部材120を備える。レール群R0は、前レール9、及び、前レール9よりも後側において前レール9と干渉する高さにある後レール10を含む。前レール9は、後側へ湾曲した両前レール端部9aの間に前レール中間部14を有する。後レール10は、後側へ湾曲した両後レール端部10aの間において前レール中間部14に並行する後レール中間部21を有する。各支持部材110は、前レール9に対して移動可能に支持される前レール接続部114、及び、後レール10に対して移動可能に支持される後レール接続部115を備える。スライド扉D0は、少なくとも前レール接続部114及び後レール接続部115の位置において支持部材110を介してレール群R0に支持される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
冷蔵室の前面において左右の開口部を有する本体と、
前記左右の開口部を別々に閉塞可能な左右のスライド扉と、
前記本体に設けられ、各前記スライド扉を前記開口部が閉塞される閉塞位置と前記開口部が最も開く最開位置との間で双方向に案内する案内機構と、を備え、
前記閉塞位置にある右側のスライド扉の前側に左側のスライド扉の前記最開位置があり、前記閉塞位置にある前記左側のスライド扉の前側に前記右側のスライド扉の前記最開位置がある、冷蔵庫であって、
前記案内機構は、
前記本体の水平部に設けられたレール群と、
前記左右のスライド扉を別々に支持して前記レール群に案内される左右の支持部材と、
前記レール群とは異なる高さにおいて前記本体に設けられた補助レールと、
前記左右のスライド扉に対して別々に設けられて該スライド扉を前記補助レールに案内されながら保持する左右の保持部材と、を備え、
前記レール群は、前レール、及び、該前レールよりも後側において該前レールと干渉する高さにある後レールを含み、
前記前レールは、後側へ湾曲した両側の前レール端部の間に前レール中間部を有し、
前記後レールは、後側へ湾曲した両側の後レール端部の間において前記前レール中間部に並行する後レール中間部を有し、
各前記支持部材は、前記前レールに対して移動可能に支持される前レール接続部、及び、前記後レールに対して移動可能に支持される後レール接続部を備え、
前記スライド扉が少なくとも前記前レール接続部及び前記後レール接続部の位置において前記支持部材を介して前記レール群に支持される、冷蔵庫。
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【請求項2】
前記レール群は、前記前レールよりも前側の支持レールをさらに含み、
前記支持レールは、前記前レール中間部に並行し、
各前記支持部材は、前記前レール接続部が前記前レール中間部に存在するときに前記前レール接続部と前記後レール接続部とを結ぶ線上にない位置において前記支持レールに対して移動可能に接触する支持レール接触部をさらに備え、
前記スライド扉が前記閉塞位置から前記最開位置に向かう途中から前記前レール接続部、前記後レール接続部、及び、前記支持レール接触部の位置において前記支持部材を介して前記レール群に支持される、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
各前記支持部材は、前記両側の前レール端部のうち近い方の前レール端部の向きに合わせられた斜めレールを備え、
前記案内機構は、前記本体の前記水平部に設けられ、前記前レール接続部が前記前レール端部に存在するときに前記前レール接続部と前記後レール接続部とを結ぶ線上にない位置において前記斜めレールに対して相対移動可能に接触する斜めレール接触部をさらに備え、
前記スライド扉が前記閉塞位置から前記最開位置に向かう途中まで前記前レール接続部、前記後レール接続部、及び、前記斜めレール接触部の位置において前記支持部材を介して前記レール群及び前記斜めレール接触部に支持される、請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
各前記保持部材は、鉛直に向いた傾動軸を中心として傾動可能に前記スライド扉に設けられ、
さらに、各前記保持部材は、該保持部材の先端部において前記補助レールに対して移動可能に接続している補助レール接続部を有し、設けられている前記スライド扉が前記閉塞位置から前記最開位置に向かうと当該スライド扉から前記補助レール接続部が離れるように傾動し、
前記案内機構は、前記保持部材が設けられている前記スライド扉に前記補助レール接続部を近付ける向きに前記保持部材に対して力を加えるトーションばねをさらに備える、請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記前レールと前記後レールの少なくとも一方のレールは、該レールに沿った溝を内部に有し、
前記前レール接続部と前記後レール接続部のうち前記レールに支持されるレール接続部は、前記溝の中に入っているローラー群を備え、
各前記支持部材は、前記ローラー群が前記溝に沿った向きとなるように、鉛直に向いた回転軸を中心として前記ローラー群を回転可能に保持する支持部材本体部をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記溝は、底面、該底面に対向した天面、前側面、及び、該前側面に対向した後側面を有し、
前記レールは、前記底面と前記前側面との間に間隙を有し、
前記支持部材本体部は、前記間隙から前記溝の中に入って前記ローラー群を保持する、請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記ローラー群は、鉛直向きのローラー回転軸を中心として回転可能な2個の水平ローラー、及び、該水平ローラー同士を結ぶ方向と交差する水平向きのローラー回転軸を中心として回転可能な垂直ローラーを含み、
前記垂直ローラーは、前記水平ローラー間に配置され、
前記2個の水平ローラーは、前記溝の中において前記前側面と前記後側面の一方を転動し、
前記垂直ローラーは、前記溝の中において前記底面と前記天面の一方を転動する、請求項6に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
各前記スライド扉は、該スライド扉の側面に前記閉塞位置において前記開口部を気密的に閉塞するパッキンを備え、
前記案内機構は、各前記スライド扉を前記閉塞位置と前記最開位置との間で前記開口部に並行する向きに維持する、請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、引き違いに開閉可能な左右のスライド扉を備える冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1,2に開示されているように、引き違い構成の左右のスライド扉を備える冷蔵庫が知られている。このような冷蔵庫のスライド扉は冷蔵室開口部に並行するように移動するので、スライド扉の前の空間が狭くてもスライド扉の開閉操作が容易であり、冷蔵庫の設置空間を省スペースにすることができる。
特許文献1,2に示される開閉体開閉機構は、第1支持部材を介して第1開閉体の移動を第1案内部材で案内し、第2支持部材を介して第2開閉体の移動を第2案内部材で案内する。第1案内部材と第2案内部材とは、同一平面上に配置しようとすると交差してしまうので、同一平面上に配置することができない。そこで、第1案内部材と第2案内部材とは、上下方向に重ねられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-131880号公報
特開2018-131881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した冷蔵庫には、第1案内部材と第2案内部材とを上下方向に重ねるための高さの空間が必要である。従って、冷蔵庫を高くするか、冷蔵庫が高くならないようにするために冷蔵室の容積を小さくする必要がある。
【0005】
本発明は、スライド扉の案内機構が占有する高さを少なくさせることが可能な冷蔵庫を開示するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の冷蔵庫は、
冷蔵室の前面において左右の開口部を有する本体と、
前記左右の開口部を別々に閉塞可能な左右のスライド扉と、
前記本体に設けられ、各前記スライド扉を前記開口部が閉塞される閉塞位置と前記開口部が最も開く最開位置との間で双方向に案内する案内機構と、を備え、
前記閉塞位置にある右側のスライド扉の前側に左側のスライド扉の前記最開位置があり、前記閉塞位置にある前記左側のスライド扉の前側に前記右側のスライド扉の前記最開位置がある、冷蔵庫であって、
前記案内機構は、
前記本体の水平部に設けられたレール群と、
前記左右のスライド扉を別々に支持して前記レール群に案内される左右の支持部材と、
前記レール群とは異なる高さにおいて前記本体に設けられた補助レールと、
前記左右のスライド扉に対して別々に設けられて該スライド扉を前記補助レールに案内されながら保持する左右の保持部材と、を備え、
前記レール群は、前レール、及び、該前レールよりも後側において該前レールと干渉する高さにある後レールを含み、
前記前レールは、後側へ湾曲した両側の前レール端部の間に前レール中間部を有し、
前記後レールは、後側へ湾曲した両側の後レール端部の間において前記前レール中間部に並行する後レール中間部を有し、
各前記支持部材は、前記前レールに対して移動可能に支持される前レール接続部、及び、前記後レールに対して移動可能に支持される後レール接続部を備え、
前記スライド扉が少なくとも前記前レール接続部及び前記後レール接続部の位置において前記支持部材を介して前記レール群に支持される、態様を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、スライド扉の案内機構が占有する高さを少なくさせる冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
冷蔵庫の例を模式的に示す斜視図。
左上のスライド扉が寸開状態である冷蔵庫の例を一部の要素が省略された状態で模式的に示す斜視図。
左上のスライド扉が寸開状態である冷蔵庫の例を模式的に示す正面図。
スライド扉の移動経路の例を模式的に示す平面図。
冷蔵庫のレール群等の例を模式的に示す斜視図。
右側のスライド扉が最開位置にある冷蔵庫の例を模式的に示す平面図。
冷蔵庫のレール群等の例を模式的に示す平面図。
冷蔵庫の上部の例を模式的に示す平面図。
レールの横断面の例を模式的に示す断面図。
ローラーユニットの例を模式的に示す斜視図。
レールに対して移動可能に支持されるレール接続部を備える支持部材の例を一部断面視して模式的に示す斜視図。
スライド扉が前レール接続部、後レール接続部、及び、斜めレール接触部の位置において支持部材を介してレール群及び斜めレール接触部に支持される例を模式的に示す斜視図。
前レール接続部の位置が前レール端部から前レール中間部に切り替わる時点の冷蔵庫の上部の例を模式的に示す斜視図。
スライド扉が前レール接続部、後レール接続部、及び、支持レール接触部の位置において支持部材を介してレール群に支持される例を模式的に示す斜視図。
斜めレール及び斜めレール接触部の例を模式的に示す図。
冷蔵庫の補助レール等の例を模式的に示す底面図。
冷蔵庫の保持部材及びトーションばね等の例を一部断面視して模式的に示す斜視図。
冷蔵庫の保持部材及びトーションばね等の例を一部断面視して模式的に示す側面図。
別の冷蔵庫においてレールユニット及びローラーユニットの例を一部断面視して模式的に示す側面図。
別の冷蔵庫においてレールユニット及びローラーユニットの例を一部断面視して模式的に示す斜視図。
別の冷蔵庫においてレールユニット等の例を模式的に示す平面図。
別の冷蔵庫において支持部材等の例を模式的に示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
【0010】
(1)本発明に含まれる技術の概要:
まず、図1~22に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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