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公開番号
2025110433
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004233
出願日
2024-01-16
発明の名称
自動給餌システム
出願人
福伸電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01K
61/80 20170101AFI20250722BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 本発明は、AIなど何らかの手段によって算出された給餌量に対し、段階的な給餌量増減設定、間歇運転の有無、サイクルタイム、繰り返し回数など、給餌者の所望の給餌量を決定することができる自動給餌システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の自動給餌システムは、養殖魚の活動状態を撮像する撮像手段と、養殖魚の食欲活性度を判定する活性度判定手段と、前記活性度判定手段の判定結果に基づき、所定の給餌量を決定する制御手段と、養殖魚に給餌する給餌手段と、を備え、前記制御手段は、判定結果に応じた所定の給餌量に対し、ユーザーが任意で設定したパラメータを加味した給餌量及び給餌速度を決定し、前記給餌手段を動作させることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
養殖魚の活動状態を撮像する撮像手段と、
養殖魚の食欲活性度を判定する活性度判定手段と、
前記活性度判定手段の判定結果に基づき、所定の給餌量を決定する制御手段と、
養殖魚に給餌する給餌手段と、を備え、
前記制御手段は、判定結果に応じた所定の給餌量に対し、ユーザーが任意で設定したパラメータを加味した給餌量及び給餌速度を決定し、前記給餌手段を動作させることを特徴とする、
自動給餌システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
ユーザーが任意で設定する前記パラメータは、
段階的な給餌量増減設定と、
及び間歇運転の有無、サイクルタイム、繰り返し回数のうち少なくともいずれか1と、
の2種以上である、
請求項1記載の自動給餌システム。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記活性度判定手段の判定結果に応じた所定の給餌量の決定に際し、
養殖水の水温データ、養殖水の溶存酸素濃度データ、養殖水の塩分濃度データ、養殖水のpH値データ、養殖水のアンモニア濃度データ、養殖水の亜硝酸濃度データ、養殖水の硝酸態窒素濃度データのうち少なくともいずれか1を加味して、所定の給餌量を決定することを特徴とする、
請求項2記載の自動給餌システム。
【請求項4】
前記活性度判定手段は、
前記撮像手段よりの信号を受け、養殖魚の食欲活性度を判定するための基準となる基準画像と、所定の時間内で所定の時間間隔の複数の静止画像を取り込み、
前記静止画像と、前記基準画像とを比較して、養殖魚の食欲活性度を判定することを特徴とする、
請求項1乃至3のいずれか1項記載の自動給餌システム。
【請求項5】
前記活性度判定手段は、
養殖魚の食欲活性度の判定において、前記基準画像と、前記複数の静止画像の濃淡変化に基づいて行うものである、
請求項4記載の自動給餌システム。
【請求項6】
前記活性度判定手段は、
前記基準画像と、1の静止画像とを、それぞれ複数のブロックに分割する手段Aと、
前記基準画像と前記1の静止画像の対応するブロック毎の濃淡の差分を算出する手段Bと、
算出された各ブロックの濃淡の差分に基づいて、前記基準画像と前記1の静止画像の濃淡の差分を算出する手段Cと、
算出された前記基準画像と前記1の静止画像の濃淡の差分が、複数の所定の閾値により、濃淡変化のレベルを判定する手段Dと、を有する、
請求項5記載の自動給餌システム。
【請求項7】
前記手段Bは、前記基準画像と前記1の静止画像の対応するブロック毎の濃淡の加算平均値の差分を算出する手段である、
請求項6記載の自動給餌システム。
【請求項8】
前記手段Cは、前記各ブロックの濃淡の差分をニューラルネットワークの入力値として用い、非線形識別の高次識別曲線を、前記基準画像と前記1の静止画像の濃淡の差分情報として算出する手段であり、
前記手段Dは、前記高次識別曲線が複数の所定の閾値により、濃淡変化のレベルを判定する手段である、
請求項6記載の自動給餌システム。
【請求項9】
前記活性度判定手段は、
前記手段A乃至Dを、所定の時間内で所定の時間間隔における前記複数の静止画像について、各静止画像ごとにそれぞれ実行する手段を有する、
請求項6記載の自動給餌システム。
【請求項10】
前記活性度判定手段は、
前記基準画像と前記各静止画像について、前記手段A乃至Dを実行して得られた濃淡変化レベルの各判別結果の多数決により、前記養殖魚の給餌に対する活性度を判定する、
請求項9記載の自動給餌システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、養殖魚に給餌する自動給餌システムに関し、特に給餌量等を調整可能な自動給餌システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、養殖魚の自動給餌においては、所定時刻に所定量の餌が供給されるタイマー式の自動給餌機や、魚が空腹になった時に疑似餌をつつくことなどで給餌されるセンサ式の自動給餌機などがある。
【0003】
しかし、タイマー式の自動給餌機では、魚の状態や天候の状態などで、給餌量の過不足が生じることがあった。また、センサ式の自動給餌機では、給餌動作をON/OFF制御とされていて、給餌動作の状態が「給餌」と「停止」の2択となるため、段階的に変動する魚の食欲に対応した最適量を給餌することができず、過供給による飼料ロスや、供給不足により給餌効率が低下することがあった。
【0004】
そこで、予め捕食時の活性判定を学習している人工知能が、ネットワークカメラの撮影したライブ映像の解析処理により判定し、その判定結果に基いて給餌量を調整制御する自動給餌システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0005】
特許文献1の自動給餌システムは、人工知能が海面養殖業に従事する漁師の知識・経験・勘や海象・気象データなどを利用して、1日当りの給餌量とその日の最適な給餌時間の決定、並びに養殖魚における捕食時の活性判定を機械学習しており、その人工知能が実際上自動給餌機からの給餌中にある養殖魚の活性を判定した結果に基いて、自動給餌機からの給餌を調整制御するようになっている。これにより、給餌量の過不足を抑え、適正な自動給餌を行って、出荷時期に応じた出荷サイズの全体的に均一な養殖魚を得ようとするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6739049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、ネットワークカメラで撮影したライブ映像の解析処理により判定する場合、食欲活性度の高い固体の動きが特徴的に捉えられる傾向があり、魚群の個体差や魚種の特性によっては、養殖漁場の養殖魚全体に飼料が行き渡らないおそれがある。また、動画を用いた判定は、データが重く処理も重いため、処理に時間がかかる。
【0008】
また、養殖業を営む漁師には、養殖した魚を自分好みに育て上げたい、他者の魚と差別化したいとの要望が多くあるところ、上記の自動給餌システムでは、一様な魚に育てあげることはできるかもしれないが、オリジナリティのある魚に育て上げることができない。
【0009】
本発明は、上記の課題に鑑みなされたもので、食欲活性度判定情報に加えて、ユーザーが任意で設定したパラメータを給餌動作に反映させることで、上記の課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一の態様にかかる自動給餌システムは、養殖魚の活動状態を撮像する撮像手段と、養殖魚の食欲活性度を判定する活性度判定手段と、前記活性度判定手段の判定結果に基づき、所定の給餌量を決定する制御手段と、養殖魚に給餌する給餌手段とを備え、前記制御手段は、判定結果に応じた所定の給餌量及び給餌速度に対し、ユーザーが任意で設定したパラメータを加味した給餌量を決定し、前記給餌手段を動作させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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