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公開番号2025109484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003403
出願日2024-01-12
発明の名称脱穀装置
出願人三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類A01F 12/28 20060101AFI20250717BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】受網から処理物が漏下する範囲を調整可能に構成し、適応可能な作物の範囲を拡大可能な脱穀装置を提供する。
【解決手段】筒状の扱胴と、扱胴の外周面に沿って間隔を空けて配置された受網と、を有し、扱胴の回転に応じて作物を搬送しつつ脱穀する脱穀装置において、受網に着脱可能に取り付けられる目塞ぎ部材を備える。受網は、扱胴と受網との間で脱穀処理された処理物を上方から下方に漏下可能な複数の漏下孔を有する。目塞ぎ部材は、受網に取り付けられた状態で、複数の漏下孔の内の所定範囲を塞ぐ。目塞ぎ部材は、案内板に対向している。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の扱胴と、前記扱胴の外周面に沿って間隔を空けて配置された受網と、を有し、前記扱胴の回転に応じて作物を搬送しつつ脱穀する脱穀装置において、
前記受網に着脱可能に取り付けられる目塞ぎ部材を備え、
前記受網は、前記扱胴と前記受網との間で脱穀処理された処理物を上方から下方に漏下可能な複数の漏下孔を有し、
前記目塞ぎ部材は、前記受網に取り付けられた状態で、前記複数の漏下孔の内の所定範囲を塞ぐ、
ことを特徴とする脱穀装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記扱胴を収納し、前記脱穀処理を行なう扱室と、
前記扱室で前記脱穀処理された処理物を後方移送しつつ選別する揺動選別体を有する選別室と、
前記選別室の上方に配置され、前記選別室で選別された処理物である二番物を前記選別室に還元可能な選別室還元口と、
前記選別室還元口から落下した二番物を前記揺動選別体に向けて案内する案内板と、を備え、
前記目塞ぎ部材は、前記案内板に対向している、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱穀装置。
【請求項3】
前記受網は、前後方向にそれぞれ延びると共に、前記扱胴の前記外周面に沿って周方向に並設される複数の横棒と、前記周方向にそれぞれ延びると共に、前記周方向に並設される複数の桟部材と、を有し、前記複数の横棒及び前記複数の桟部材によって前記複数の漏下孔を形成し、
前記目塞ぎ部材は、前記複数の桟部材の内で前記前後方向に隣接する2つの桟部材の間に配置され、
前記目塞ぎ部材と共に前記複数の横棒を挟み込むことで、前記目塞ぎ部材を前記受網に固定するプレート部材を更に備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の脱穀装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバイン等に搭載される脱穀装置に係り、詳しくは、受網から処理物が漏下する脱穀装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コンバイン等に搭載される脱穀装置において、扱胴の下方に受網を備え、扱胴と受網との間で作物の脱穀処理を行うものがある(特許文献1参照)。脱穀処理された処理物は、受網21の漏下孔から漏下し、選別室において選別される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-90672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、脱穀処理する作物の種類や状態が変わると、扱室での適正な脱穀時間等が変わってしまう。しかしながら、特許文献1記載の脱穀装置は、受網から処理物が漏下する範囲が予め決まっており、変更できない。このため、適応可能な作物の範囲が限定されていた。
【0005】
そこで、本発明は、受網から処理物が漏下する範囲を調整可能に構成し、適応可能な作物の範囲を拡大可能な脱穀装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、筒状の扱胴と、前記扱胴の外周面に沿って間隔を空けて配置された受網と、を有し、前記扱胴の回転に応じて作物を搬送しつつ脱穀する脱穀装置において、
前記受網に着脱可能に取り付けられる目塞ぎ部材を備え、
前記受網は、前記扱胴と前記受網との間で脱穀処理された処理物を上方から下方に漏下可能な複数の漏下孔を有し、
前記目塞ぎ部材は、前記受網に取り付けられた状態で、前記複数の漏下孔の内の所定範囲を塞ぐ、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、作物の種類や状態に応じて、目塞ぎ部材を受網に対して着脱することによって受網から処理物が漏下する範囲を調整することができ、脱穀装置が適応可能な作物の範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る汎用コンバインの全体構成を示す側面図。
本発明の実施の形態に係る脱穀装置を示す側面図。
その扱室及び還元室を示す平面図。
図3のA-A断面を示す断面図。
図3のB-B断面を示す断面図。
還元室の選別室還元口が閉塞されていることを示す斜視図。
還元室の選別室還元口が開放されていることを示す斜視図。
揺動選別体及び寄せ板を示す平面図。
揺動選別体及び寄せ板を示す側面図。
目塞ぎ部材が受網に取り付けられた状態における図3のB-B断面を示す断面図。
受網及び目塞ぎ部材を示す平面図。
受網及び目塞ぎ部材を示す斜視図。
目塞ぎ部材を受網に取り付ける様子を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。コンバイン1は、汎用コンバインであって、図1乃至図5に示すように、左右一対のクローラ式走行装置である走行装置2に支持された機体3を有している。該機体3の前方には、圃場の穀稈を刈取る前処理部5が昇降自在に設けられており、機体3の前方側かつ左右方向における一側方(右方)には、オペレータが着座してコンバイン1を操縦する運転操作部6が設けられている。機体3の他側方(左方)には、前処理部5で刈取り・搬送された穀稈を脱穀処理及び選別処理する脱穀装置7が設けられている。運転操作部6の後方には、脱穀装置7で脱穀・選別された穀粒を貯蔵するグレンタンク10が配置されており、該グレンタンク10の後方には、該グレンタンク10内に貯蔵された穀粒を機外に排出するための排出オーガ11が設けられている。
【0010】
前処理部5は、圃場の穀稈を分草するデバイダ12と、該デバイダ12によって分草された穀稈を刈取るレシプロ式の刈刃13と、該刈刃13の後方側に配設されたバケット状のプラットホーム14と、これらデバイダ12及び刈刃13の上方に配設され、穀稈を機体3後方側に掻き込むリール15と、を備えており、該リール15によってプラットホーム14に掻き込まれた穀稈を、刈刃13が刈取るように構成されている。刈刃13によって刈り取られた穀稈は、プラットホーム14内のプラットホームオーガ16によって横送りされ、収穫した穀物をフィーダ17によって脱穀装置7の扱室19内へ刈取った穀稈ごと投入するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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