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公開番号2025110431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004231
出願日2024-01-16
発明の名称搬送装置及び当該搬送装置を備える画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類B65H 5/02 20060101AFI20250722BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】搬送ローラーの回転方向を切り替える回転方向切替部を小型化に適した構造で実現した搬送装置及び当該搬送装置を備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】搬送装置は、電動機と、電動機の回転力を受けて回転する入力ギヤと、入力ギヤの回転力を受けて第1方向に回転する第1キャリアと、入力ギヤの回転力を受けて第1方向と反対の方向の第2方向に回転する第2キャリアと、第1キャリアの回転力及び第2キャリアの回転力のいずれか一方を受けて第1方向及び第2方向のいずれか一方に回転する出力ギヤと、を有し、入力ギヤ、第1キャリア、第2キャリア及び出力ギヤの回転中心が一直線上に設けられ、第1キャリアの回転力及び第2キャリアの回転力のいずれか一方を選択して出力ギヤに伝える回転方向切替部と、出力ギヤの回転力を受けて回転し用紙を搬送する搬送ローラーと、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電動機と、
前記電動機の回転力を受けて回転する入力ギヤと、前記入力ギヤの回転力を受けて第1方向に回転する第1キャリアと、前記入力ギヤの回転力を受けて前記第1方向と反対の方向の第2方向に回転する第2キャリアと、前記第1キャリアの回転力及び前記第2キャリアの回転力のいずれか一方を受けて前記第1方向及び前記第2方向のいずれか一方に回転する出力ギヤと、を有し、前記入力ギヤ、前記第1キャリア、前記第2キャリア及び前記出力ギヤの回転中心が一直線上に設けられ、前記第1キャリアの回転力及び前記第2キャリアの回転力のいずれか一方を選択して前記出力ギヤに伝える回転方向切替部と、
前記出力ギヤの回転力を受けて回転し用紙を搬送する搬送ローラーと、を備える、搬送装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1キャリアは第1被係合部を有し、
前記第2キャリアは第2被係合部を有し、
前記回転方向切替部は、前記第1被係合部に係合可能な第1係合部と前記第2被係合部に係合可能な第2係合部とをさらに有し、
前記第1キャリアの回転力を前記出力ギヤに伝える場合、前記第2係合部を前記第2被係合部に係合させて前記第2キャリアの回転を止め、
前記第2キャリアの回転力を前記出力ギヤに伝える場合、前記第1係合部を前記第1被係合部に係合させて前記第1キャリアの回転を止める、請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記回転方向切替部は、前記第1キャリアの回転を止めた場合に前記出力ギヤが前記第1方向及び前記第2方向の一方の方向に回転し、前記第2キャリアの回転を止めた場合に前記出力ギヤが前記第1方向及び前記第2方向の他方の方向に回転する、請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記第1被係合部は、前記第1キャリアの周面から径方向に向かって突出し、周方向に沿って並んだ複数の第1突出部であり、
前記第2被係合部は、前記第2キャリアの周面から径方向に向かって突出し、周方向に沿って並んだ複数の第2突出部である、請求項2に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記回転方向切替部は、前記第1係合部を駆動する第1駆動部と、前記第2係合部を駆動する第2駆動部と、をさらに有し、
前記第1駆動部と前記第2駆動部とは、前記第1キャリア及び前記第2キャリアの軸方向に対して平行な方向に隣接している、請求項2に記載の搬送装置。
【請求項6】
前記入力ギヤは、前記電動機の回転力を受ける入力外ギヤ部と、前記第1キャリア及び前記第2キャリアに回転力を伝える入力太陽ギヤ部と、を有し、
前記出力ギヤは、前記第1キャリア及び前記第2キャリアのいずれか一方の回転力を受ける出力内ギヤ部を有し、
前記第1キャリア及び前記第2キャリアの一方は、前記入力太陽ギヤ部に噛み合う第1遊星ギヤと、前記第1遊星ギヤ及び前記出力内ギヤ部に噛み合う中間遊星ギヤと、を有し、
前記第1キャリア及び前記第2キャリアの他方は、前記入力太陽ギヤ部及び前記出力内ギヤ部に噛み合う第2遊星ギヤを有する、請求項1に記載の搬送装置。
【請求項7】
前記第1キャリア及び前記第2キャリアの一方は、周方向に沿って並んだ、前記複数の第1遊星ギヤ及び前記複数の中間遊星ギヤを有し、
前記第1キャリア及び前記第2キャリアの他方は、周方向に沿って並んだ前記複数の第2遊星ギヤを有する、請求項6に記載の搬送装置。
【請求項8】
前記第1キャリア及び前記第2キャリアの一方は、前記第1遊星ギヤを軸支する第1遊星ボスと、前記中間遊星ギヤを軸支する中間遊星ボスと、を有し、
前記第1キャリア及び前記第2キャリアの他方は、前記第2遊星ギヤを軸支する第2遊星ボスを有する、請求項6に記載の搬送装置。
【請求項9】
前記入力ギヤは、軸方向において、前記入力外ギヤ部と前記入力太陽ギヤ部との間に入力ギヤ軸部を有し、
前記第2キャリアの回転中心には、前記入力ギヤ軸部を受ける第2キャリア軸穴が設けられている、請求項6に記載の搬送装置。
【請求項10】
前記入力ギヤ、前記第1キャリア、前記第2キャリア及び前記出力ギヤの回転中心を通る固定軸を更に備え、
前記入力ギヤの回転中心には、前記固定軸を受ける入力ギヤ軸穴が設けられ、
前記第1キャリアの回転中心には、前記固定軸を受ける第1キャリア軸穴が設けられている、請求項6に記載の搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、搬送装置及び当該搬送装置を備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、電子写真方式の画像形成装置は、用紙の一方の面に画像を形成した後に用紙を反転させて、用紙の他方の面にも画像を形成する両面印刷の機能を有している。そのような画像形成装置では、一方の面に画像を形成されて排出トレイの手前の搬送ローラーまで搬送されてきた用紙を、搬送ローラーの回転方向を逆回転に切り替えることで画像形成装置の内部に送り返し、画像形成装置内の搬送路で用紙の裏表を反転させている。
【0003】
例えば、特許文献1には、駆動源からの回転力によって回転駆動される駆動入力ギヤと、駆動入力ギヤと噛み合って駆動入力ギヤと逆方向に回転する第1出力ギヤと、カウンタギヤを介して駆動入力ギヤと噛み合って駆動入力ギヤと同じ方向に回転する第2出力ギヤと、第1出力ギヤ及び第2出力ギヤと噛み合い、搬送ローラーを駆動するための駆動出力ギヤを備える画像形成装置が開示されている。駆動入力ギヤからの第1出力ギヤへの駆動力の伝達経路を切断または接続することができる第1クラッチと、駆動入力ギヤからの第2出力ギヤへの駆動力の伝達経路を切断または接続することができる第2クラッチと、を切り替えることによって、第1出力ギヤの駆動力が伝達されれば駆動出力ギヤは駆動入力ギヤと同じ方向に回転し、第2出力ギヤの駆動力が伝達されれば駆動出力ギヤは駆動入力ギヤと逆方向に回転する。そのような構成により、駆動源が1つであっても、駆動出力ギヤの回転方向を切り替えて、駆動出力ギヤに駆動される搬送ローラーにより搬送される用紙の搬送方向を切り替えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-023983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、搬送ローラーの回転方向を切り替える構成としての駆動入力ギヤ、第1出力ギヤ、カウンタギヤ、第2出力ギヤ、駆動出力ギヤ等が、板状の取付フレームの一面において、同一平面上に並べて配置されている。そのため、搬送ローラーの回転方向を切り替える構成を実現するためには、多数のギヤを同一平面に配置するための広い面積を有する固定部材が必要となり、画像形成装置内に組み込む搬送装置としての小型化が困難であるとの問題点がある。
【0006】
本開示の目的は、1つの電動機を備える搬送装置において、用紙を搬送する搬送ローラーの回転方向を切り替える回転方向切替部を、小型化に適した構造で実現した搬送装置及び当該搬送装置を備える画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る搬送装置は、電動機と、電動機の回転力を受けて回転する入力ギヤと、入力ギヤの回転力を受けて第1方向に回転する第1キャリアと、入力ギヤの回転力を受けて第1方向と反対の方向の第2方向に回転する第2キャリアと、第1キャリアの回転力及び第2キャリアの回転力のいずれか一方を受けて第1方向及び第2方向のいずれか一方に回転する出力ギヤと、を有し、入力ギヤ、第1キャリア、第2キャリア及び出力ギヤの回転中心が一直線上に設けられ、第1キャリアの回転力及び第2キャリアの回転力のいずれか一方を選択して出力ギヤに伝える回転方向切替部と、出力ギヤの回転力を受けて回転し用紙を搬送する搬送ローラーと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係る画像形成装置の内部構造を示す概略断面図である。
実施形態1に係る搬送装置の概略斜視図である。
実施形態1に係る搬送装置の概略側面図である。
実施形態1に係る搬送装置の一部を切断した概略斜視図である。
実施形態1に係る回転方向切替部の一部を切断した概略斜視図である。
実施形態1に係る回転方向切替部の分解斜視図である。
実施形態1に係る回転方向切替部の分解斜視図である。
図5のVIII-VIII断面の断面図である。
図8のIX-IX断面の断面図である。
図8のX-X断面の断面図である。
実施形態1に係る搬送ローラーが印刷用紙を排紙トレイに搬送する場合を示す概略斜視図である。
実施形態1に係る搬送ローラーが印刷用紙を装置本体に送り返す場合を示す概略斜視図である。
実施形態1に係る画像形成装置の一部を示すブロック図である。
実施形態2に係る搬送装置の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではなく、実施形態で説明される構成の全てが本開示の解決手段として必須であるとは限らない。
【0010】
<画像形成装置>
図1は、本開示に係る画像形成装置100の内部構造を示す概略断面図である。画像形成装置100は、例えば、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能等を有する複合機であって、電子写真方式によって印刷用紙に多色又は単色の画像を形成する。なお、本開示の画像形成装置100は、複合機に限定されず、例えば、プリンタ機能のみを有する印刷機であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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