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公開番号
2025110028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003713
出願日
2024-01-15
発明の名称
移乗支援機構及びこれを備えた車椅子
出願人
アクセスエンジニアリング株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61G
1/003 20060101AFI20250718BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】
簡易な機構で被介護者をベッドからストレッチャー又は車椅子などに移乗させることができると共に、ストレッチャーや車椅子などに容易に装備することが可能な移乗支援機構を提供する。
【解決手段】
固定ベッドから搬送ベッドへ、または搬送ベッドから固定ベッドへの被介護者の移乗を介助する移乗支援機構であって、前記固定ベッドと前記搬送ベッドとの間で被介護者の受け渡しを行う移乗用ボードと、前記移乗用ボードに結合自在な連結部材と、前記搬送ベッド側に設けられると共に前記連結部材を介して前記移乗用ボードを前記搬送ベッドの幅方向へ進退させるアクチュエータと、を備えており、前記移乗用ボードは、前記連結部材が結合するボード本体と、前記アクチュエータによる進退に応じて前記ボード本体の周囲を回動して被介護者を移送する無端状の搬送ベルトと、から構成されている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
固定ベッドから搬送ベッドへ、または搬送ベッドから固定ベッドへの被介護者の移乗を介助する移乗支援機構であって、
前記固定ベッドと前記搬送ベッドとの間で被介護者の受け渡しを行う移乗用ボードと、前記移乗用ボードに結合自在な連結部材と、前記搬送ベッド側に設けられると共に前記連結部材を介して前記移乗用ボードを前記搬送ベッドの幅方向へ進退させるアクチュエータと、を備え、
前記移乗用ボードは、前記連結部材が結合するボード本体と、前記アクチュエータによる進退に応じて前記ボード本体の周囲を回動して被介護者を移送する無端状の搬送ベルトと、から構成されていることを特徴とする移乗支援機構。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記移乗用ボードのボード本体には、前記搬送ベルトの回動をサポートするローラが回転自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載の移乗支援機構。
【請求項3】
前記搬送ベッドは背もたれ部、座面部及び脚部に分割されて、前記背もたれ部を前記座面部に対して曲げ起こす一方、前記脚部を前記座面部に対して曲げ下した際に、全体として椅子形状に変形可能であり、
前記背もたれ部と前記座面部との間、及び前記座面部と前記脚部との間には、前記アクチュエータが配置されていることを特徴とする請求項1記載の移乗支援機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベッドに横たわった状態の被介護者がストレッチャーまたは車椅子へ移乗する際に、その移乗を介助する移乗支援機構に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
病院や高齢者介護施設等においては、施設内の移動のために被介護者をベッドからストレッチャー又は車椅子に、あるいはストレッチャー又は車椅子からベッドへ移乗させる場面が多々存在する。この際、被介護者が自立的な動作で移乗できないのであれば、介護者が被介護者を抱き起こしたり抱きかかえたりしながら移動させることとなり、介護者に過度の負担を強いることになる。
【0003】
従来、このような被介護者の移乗を介助して介護者の身体的負担を軽減する装置としては、特許文献1に開示された移乗支援機構が知られている。この機構は、被介護者が横たわるベッドに対して隣接配置されるストレッチャー本体と、このストレッチャー本体に対して移動可能に設けられて前記ベッド上に進出自在な寝台と、この寝台の周囲を循環する閉ループの搬送ベルトとを備えている。使用方法としては、先ず、前記寝台の一部をベッド上に進出させて被介護者の右半身又は左半身の下に挿入する。この状態から前記搬送ベルトを寝台の周囲で回動させると、被介護者を当該寝台の上に載せることができる。また、寝台に対する被介護者の乗り込みが完了したら、当該寝台をベッド上から前記ストレッチャー本体上に戻すことで、被介護者を前記ストレッチャーに移乗させることが可能となっている。
【0004】
また、特許文献2には、ストレッチャーの寝台そのものが閉ループの搬送ベルトによって移動自在に設けられた移乗支援機構が開示されている。この特許文献2の機構では、被介護者の移乗先であるストレッチャーの寝台が前記搬送ベルトの回動に伴って移動元のベッド側へ移動し、これによって当該寝台への被介護者の乗り込みを容易なものとしている。また、被介護者の寝台への乗り込みが完了したら、前記搬送ベルトを逆方向へ回動させることによって、当該寝台をベッド側からストレッチャー側へ引き込み、被介護者を寝台と一緒にストレッチャーへ乗り移らせることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭62-253057号公報
実用新案登録第3239551号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、これら文献に開示される移乗支援機構は、ストレッチャーの寝台そのものが搬送ベルトの回動に伴ってストレッチャー(移乗先)とベッド(移乗元)との間を往復する構成のため、前記寝台の移動を支持する機構が必要であり、しかも被介護者が乗り込んだ寝台を片持ち状態で保持しなければならず、ストレッチャー側に複雑で且つ堅牢な機構を設けることが必要であった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、簡易な機構で被介護者をベッドからストレッチャー又は車椅子などに移乗させることができると共に、ストレッチャーや車椅子などに容易に装備することが可能な移乗支援機構を提供することにある。
【0008】
すなわち、本発明は、固定ベッドから搬送ベッドへ、または搬送ベッドから固定ベッドへの被介護者の移乗を介助する移乗支援機構であって、前記固定ベッドと前記搬送ベッドとの間で被介護者の受け渡しを行う移乗用ボードと、前記移乗用ボードに結合自在な連結部材と、前記搬送ベッド側に設けられると共に前記連結部材を介して前記移乗用ボードを前記搬送ベッドの幅方向へ進退させるアクチュエータと、を備えている。そして、前記移乗用ボードは、前記連結部材が結合するボード本体と、前記アクチュエータによる進退に応じて前記ボード本体の周囲を回動して被介護者を移送する無端状の搬送ベルトと、から構成されている。
【発明の効果】
【0009】
このような本発明によれば、アクチュエータを用いて固定ベッドと搬送ベッドとの間で移乗用ボードを移動させることにより、無端状の搬送ベルトが当該移動用ボードの周囲を回動して、被介護者Mを固定ベッドと搬送ベッドとの間で移動させるので、当該移乗用ボードの移動量を最小限に抑えつつも、被介護者を固定ベッドと搬送ベッドとの間で移乗させることができ、簡易な機構で被介護者の移乗を実現可能である他、当該移乗支援機構をストレッチャーや車椅子に対して容易に装備することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の移乗支援機構を装備した電動車椅子の実施形態の一例を示す概略図である。
実施形態に係る電動車椅子の座席を水平に展開した様子を示す概略図である。
実施形態に係る移乗支援機構の一例を示す概略図である。
実施形態に用いる移乗用ボードを示す平面図である。
図4のV-V線断面図である。
被介護者を常設ベッドからストレッチャーへ移乗させる際の第一ステップを示す概略図である。
被介護者を常設ベッドからストレッチャーへ移乗させる際の第二ステップを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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