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公開番号
2025109512
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003450
出願日
2024-01-12
発明の名称
磁気共鳴イメージング装置、撮像方法および撮像プログラム
出願人
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
A61B
5/055 20060101AFI20250717BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】撮像全体にかかる時間を短くするとともに画質を向上させること。
【解決手段】実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、設計部と、収集部とを含む。設計部は、多断面同時励起によるマルチスライス撮像のための複数のスライスを含む第1スライス群と、ナビゲータエコー用のスライスとに関するスライス位置に対するパルスシーケンスを設計する。収集部は、前記パルスシーケンスに基づいて、前記第1スライス群と前記ナビゲータエコー用のスライスとを同時励起し、エコー信号を収集する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
多断面同時励起によるマルチスライス撮像のための複数のスライスを含む第1スライス群と、ナビゲータエコー用のスライスとに関するスライス位置に対するパルスシーケンスを設計する設計部と、
前記パルスシーケンスに基づいて、前記第1スライス群と前記ナビゲータエコー用のスライスとを同時励起し、エコー信号を収集する収集部と、
を具備する磁気共鳴イメージング装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記エコー信号に対して、ナビゲータエコーに基づき動き補正を実行する補正部と、
前記動き補正が実行されたエコー信号に対して多断面分離再構成処理を実行し、再構成画像を生成する画像生成部をさらに具備する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項3】
前記補正部は、前記ナビゲータエコーに基づき、前記第1スライス群の次の撮像であって、多断面同時励起によるマルチスライス撮像のための複数のスライスを含む第2スライス群のスライス位置を補正する、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項4】
前記設計部は、前記ナビゲータエコー用のスライスを、前記第1スライス群の隣接するスライスの間隙に位置するように設計する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項5】
前記設計部は、前記第1スライス群の次の撮像であって、多断面同時励起によるマルチスライス撮像のための複数のスライスを含む第2スライス群と、前記ナビゲータエコー用のスライスとのスライス位置に対応するパルスシーケンスをさらに設計し、
前記収集部は、前記設計部により設計された前記第2スライス群に関する前記パルスシーケンスに基づいて、前記第2スライス群および前記ナビゲータエコー用のスライスを同時励起し、エコー信号を収集する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項6】
前記設計部は、前記第1スライス群の各スライスに関するフリップ角よりも、前記ナビゲータエコー用のスライスに関するフリップ角を大きく設計し、
前記ナビゲータエコーを用いて心拍周期を決定する決定部をさらに具備する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項7】
前記設計部は、前記第1スライス群の各スライスに関するフリップ角よりも、前記ナビゲータエコー用のスライスに関するフリップ角を小さく設計し、
前記ナビゲータエコーを用いて呼吸周期を決定する決定部をさらに具備する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項8】
Fourier DecompositionまたはPREFUL(Phase-Resolved Functional Lung)におけるグラディエントエコーによる間欠収集において、前記間欠収集の間で、ナビゲータエコー用のスライスを励起し、エコー信号を収集する収集部と、
前記ナビゲータエコーに基づき、心拍周期または呼吸周期を決定する決定部と、
を具備する磁気共鳴イメージング装置。
【請求項9】
前記エコー信号に対して多断面分離再構成処理を実行し、再構成画像を生成する画像生成部と、
前記ナビゲータエコーに基づき、前記再構成画像に対して画像処理を実行する補正部と、をさらに具備する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項10】
前記補正部は、前記画像処理として、体動および拍動に対する同期処理、前記体動および前記拍動に対する補正処理、および、同期処理後または補正処理後の信号変動に対する解析処理の少なくとも1つを実行する、請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置、撮像方法および撮像プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
MRI(Magnetic Resonance Imaging)の撮像においてu被検体が動いてしまうと、画像のボケやゴーストアーチファクトが発生し、データの質が低下してしまう。例えば、ファンクショナルMRI(fMRI)のように全脳の連続撮像を行っている際中に頭部が動くと、脳の各領域の微小な信号変化を得たい場合には、スライス方向および面内方向の位置ずれによる信号変化が無視できない。そこで、ナビゲータと呼ばれる付加信号を収集することで、当該付加信号から被検体の体動または臓器の動きの量を計算し、次の連続収集の撮像位置を微調整して、実質的に動きの影響を減らす手法がある。
しかし、目的とする撮像のパルスシーケンスは、所望の信号対雑音比(SNR)やコントラストを得るためにチューニングされた条件で設計される。よって、ナビゲータ信号を収集しようとすると、目的とする撮像とナビゲータ信号の収集とを交互に実行することとなり、信号の取得タイミングの同時性が低下してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2020-506754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、撮像全体にかかる時間を短くするとともに画質を向上させることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、設計部と、収集部とを含む。設計部は、多断面同時励起によるマルチスライス撮像のための複数のスライスを含む第1スライス群と、ナビゲータエコー用のスライスとに関するスライス位置に対するパルスシーケンスを設計する。収集部は、前記パルスシーケンスに基づいて、前記第1スライス群と前記ナビゲータエコー用のスライスとを同時励起し、エコー信号を収集する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成例を示す図である。
図2は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の第1動作例を示すフローチャートである。
図3は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の第2動作例を示すフローチャートである。
図4は、本実施形態に係る撮像スライスの第1設定例を示す図である。
図5は、本実施形態に係る撮像スライスの第2設定例を示す図である。
図6は、本実施形態に係る撮像スライスの第3設定例を示す図である。
図7は、本実施形態に係る撮像スライスの第4設定例を示す図である。
図8は、本実施形態に係る撮像スライスの第5設定例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しながら、磁気共鳴イメージング装置、撮像方法および撮像プログラムの実施形態について詳細に説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。以下、一実施形態について図面を用いて説明する。
【0008】
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、磁気共鳴イメージング装置1は、架台11、寝台13、傾斜磁場電源21、送信回路23、受信回路25、寝台駆動装置27、シーケンス制御回路29およびホストコンピュータ50を有する。
【0009】
架台11は、静磁場磁石41と傾斜磁場コイル43とを有する。静磁場磁石41と傾斜磁場コイル43とは架台11の筐体に収容されている。架台11の筐体には中空形状を有するボアが形成されている。架台11のボア内には送信コイル45と受信コイル47とが配置される。
【0010】
静磁場磁石41は、中空の略円筒形状を有し、略円筒内部に静磁場を発生する。静磁場磁石41としては、例えば、永久磁石、超伝導磁石または常伝導磁石などが使用される。ここで、静磁場磁石41の中心軸をZ軸に規定し、Z軸に対して鉛直に直交する軸をY軸に規定し、Z軸に水平に直交する軸をX軸に規定する。X軸、Y軸及びZ軸は、直交3次元座標系を構成する。
(【0011】以降は省略されています)
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