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公開番号2025109210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024002901
出願日2024-01-12
発明の名称セラミックス鋳込みヒーターとその製造方法
出願人株式会社サンコー
代理人
主分類H05B 3/18 20060101AFI20250717BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高温でもヒーター2の固化素材が熱損傷を受けず、従ってヒーター2も安定して使用可能なセラミックス鋳込みヒーターとその製造方法を提供する。
【解決手段】鋳固められた耐熱・絶縁・高熱伝導セラミックス1内の適所にヒーター2を保持させたセラミックス鋳込みヒーター並びに、型枠3内に適数本のヒーター2を保持させ、耐熱・絶縁・高熱伝導セラミックス1を含有するスラリーを型枠3内に流し込み、固化させることを特徴とするセラミックス鋳込みヒーターの製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鋳固められた耐熱・絶縁・高熱伝導セラミックス1内の適所にヒーター2を保持させたセラミックス鋳込みヒーター。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
耐熱・絶縁・高熱伝導セラミックス1が、炭化ケイ素を主成分とする請求項1に記載のセラミックス鋳込みヒーター。
【請求項3】
型枠3内に適数本のヒーター2を保持させ、耐熱・絶縁・高熱伝導セラミックス1を含有するスラリーを型枠3内に流し込み、固化させることを特徴とするセラミックス鋳込みヒーターの製造方法。
【請求項4】
耐熱・絶縁・高熱伝導セラミックス1が、炭化ケイ素を含有するものである請求項3に記載のセラミックス鋳込みヒーターの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐熱・絶縁・高熱伝導セラミックス1に直接電気通電用のヒーター2を埋め込んだ鋳込みヒーターとその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に鋳込みヒーターは、型枠中にシーズヒーターを固定し、その周りに溶湯アルミを鋳込んで固めたアルミ鋳込みヒーターが知られている。
【0003】
しかしアルミの融点は660℃であるから高温の作業環境になり、また溶融アルミは溶かす装置が大掛かりになり、作製数量が少ないと歩留まりが悪く、高価なものになるものであった。また少量では複数の行程の連結が良いとは言えず、無駄が多く、納期に長時間が掛かり、歩留まりが悪い欠点があった。
【0004】
例えばシーズヒーターを型枠内に固定し、溶湯アルミを流し込んで、ヒーターを所定位置に保持させる場合では、シーズヒーターは常温で配置されるが、660℃の溶融アルミを流し込むと、シーズヒーターが溶湯アルミと不均一に接触することになり、そのため、不均一な加熱による伸びのばらつきで変形し、いわゆる型の中で暴れる現象が起きることになり、ヒーターの配置が安定しない欠点があり、製品による加熱精度のばらつきが大きかった。また厚みは溶湯アルミを鋳込む関係上、20mm以上の確保が必要であった。
【0005】
このようにして得たアルミ鋳込みヒーターは、300℃以下でしか使用できない制限があった。その理由は内部のシーズヒーターがアルミ鋳込みヒーターの外面を300℃以上にするためには、シーズヒーターの表面温度を少なくとも600℃程度にする必要があるので、シーズヒーターの周りのアルミが溶けてシーズヒーター表面を侵食し断線するためである。
【0006】
従って、アルミ鋳込みヒーターの用途は、射出成型機のノズル周辺に密着させて使用されることが多く、被加熱物は300℃以下での金属が主体であって、それよりも高温で加熱したい場合は使用できない欠点があった。
【0007】
また、下記の許文献1に記載のようにセラミックにヒーターを鋳込むタイプもあるが、セラミックの焼成時にヒーターが損傷しないように、予めヒーターに、無機質粉体を圧接処理しておかなければならず、工程が煩瑣になる欠点があった。
【0008】
特開昭60-221985号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、鋳込み金属を溶融してヒーターを封入するのではなく、常温大気中で型枠にセラミックススラリーを流し込むことにより、セラミックス鋳込みヒーターを製造することである。そして300℃以上の使用に耐えるセラミックス鋳込みヒーターの開発である。本発明によれば、溶融金属の中でも損傷しないもので、特に溶融アルミの加熱・溶融、亜鉛の加熱にも適用でき、また、1000℃の熱風を出すことで加熱源となる1000℃の熱風発生機や、炉型の内部で使用しても堪え得るセラミックス鋳込みヒーターを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は新規なセラミックス鋳込みヒーターの開発により、その目的を達成できたもので、従来の溶湯アルミに代え、耐熱・高熱伝導セラミックス1でヒーターを固定することで、高熱でも耐え得るようにした。
(【0011】以降は省略されています)

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