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公開番号2025108816
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002238
出願日2024-01-11
発明の名称プロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 21/14 20060101AFI20250716BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ワイヤーグリッド層のピンホールによるプロジェクターの表示品質の低下を抑制する。
【解決手段】プロジェクターP1は、第1光を射出する第1光源1と、第1光源1から射出される第1光が入射する第1導光素子2と、第1導光素子2から射出される第1光が入射し、第1光のうち第1偏光成分を通過させ、第1光のうち第2偏光成分を遮光する第1偏光光学系4と、第1偏光光学系4から射出される第1偏光成分を画像情報に基づいて変調する第1光変調素子5と、第1光変調素子5から射出される光を投写する投写光学系7を有する。第1偏光光学系4は、第1導光素子2から射出される第1光が入射する第1偏光素子41と、第1偏光素子41から射出される光が入射する第2偏光素子42を備える。第1偏光素子41は、ワイヤーグリッド層を有する無機偏光板である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1光を射出する第1光源と、
前記第1光源から射出される前記第1光が入射する第1入射端および前記第1光を射出する第1射出端を備える第1導光素子と、
前記第1導光素子から射出される前記第1光が入射し、前記第1光のうち第1偏光成分を通過させ、第1光のうち第2偏光成分を遮光する第1偏光光学系と、
前記第1偏光光学系から射出される前記第1偏光成分を画像情報に基づいて変調する第1光変調素子と、
前記第1光変調素子から射出される光を投写する投写光学系と、を有し、
前記第1偏光光学系は、
前記第1導光素子から射出される前記第1光が入射する第1偏光素子と、
前記第1偏光素子から射出される光が入射する第2偏光素子と、を備え、
前記第1偏光素子は、ワイヤーグリッド層を有する無機偏光板であることを特徴とするプロジェクター。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
第2光を射出する第2光源と、
第3光を射出する第3光源と、
前記第2光源から射出される前記第2光が入射する第2入射端および前記第2光を射出する第2射出端を備える第2導光素子と、
前記第3光源から射出される前記第3光が入射する第3入射端および前記第3光を射出する第3射出端を備える第3導光素子と、
前記第2導光素子から射出される前記第2光が入射し、前記第2光のうち第3偏光成分を通過させ、第2光のうち第4偏光成分を遮光する第2偏光光学系と、
前記第3導光素子から射出される前記第3光が入射し、前記第3光のうち第5偏光成分を通過させ、第3光のうち第6偏光成分を遮光する第3偏光光学系と、
前記第2偏光光学系から射出された第3偏光成分を画像情報に基づいて変調する第2光変調素子と、
前記第3偏光光学系から射出された第5偏光成分を画像情報に基づいて変調する第3光変調素子と、
前記第1光変調素子から射出された光と前記第2光変調素子から射出された光と前記第3光変調素子から射出された光とを合成する光合成素子と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項3】
前記第1偏光素子は、前記第1光のうち前記第2偏光成分を反射することにより前記第2偏光成分を遮光し、
前記第1偏光素子により反射された前記第2偏光成分は、前記第1導光素子の前記第1射出端に入射し、
前記第1導光素子は、前記第1入射端から入射する前記第1光を内面で反射して前記第1射出端から射出するとともに、前記第1射出端から入射する前記第2偏光成分を前記第1偏光成分に変換して前記第1射出端から射出することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項4】
前記第2偏光素子は、有機偏光板であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のプロジェクター。
【請求項5】
前記第2偏光素子は、無機偏光板であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のプロジェクター。
【請求項6】
前記第2偏光素子の光出射面は、前記第1光変調素子の光入射面と接合されていること
を特徴とする請求項4に記載のプロジェクター。
【請求項7】
前記第1偏光素子の前記第2偏光成分に対する遮光率をSとすると、50%≦S≦100%であることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項8】
前記第1光変調素子は、有効画素の配置領域のサイズが24.95mm×44.35mm以下の液晶パネルであることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項9】
透光性基板の一方面に前記第1偏光素子が固定され、前記透光性基板の他方面に前記第2偏光素子が固定されることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項10】
前記第1光は、緑色光であり、前記第2光は、赤色光であり、前記第3光は、青色光であることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクター。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、光変調素子を用いて画像光を形成し、投射レンズにより拡大投射するプロジェクターが記載される。光源と光変調素子との間には、アクリル樹脂等からなる透明なブロック、および、コンデンサーレンズが配置される。光源はLEDであり、無偏光の光を射出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-180962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プロジェクターでは、光源から射出される無偏光の光のうち特定の偏光成分を光変調素子に入射させるために、光変調素子の入射側に偏光素子を配置する。偏光素子としては、ワイヤーグリッド偏光板などの無機偏光板、あるいは、有機偏光板が用いられる。
【0005】
有機偏光板は、一般的に無機偏光板よりも安価であるが、耐光性、耐熱性が低い。従って、無偏光の光が入射する場合には、透過しない偏光成分を吸収することによる発熱量が多く劣化しやすいため、寿命が短い。そのため、光源から射出される無偏光の光が直接偏光板に入射する場合には、有機偏光板よりも耐光性、耐熱性が高い無機偏光板の使用が好ましい。
【0006】
しかしながら、ワイヤーグリッド層には微小なピンホールが形成されることがあり、ピンホールがある無機偏光板を検査により選別して不良品として除外すると、歩留まりが低下し、無機偏光板のコストが上昇する。ピンホールの部分には偏光分離機能がないため、光変調素子によって画像光を形成する際、ピンホールを通過した光が入射する画素は、黒表示でも明るく表示されてしまう。従って、コスト上昇を回避するため、ピンホールがある無機偏光板を選別せずに使用すると、表示品質が低下するという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明のプロジェクターは、第1光を射出する第1光源と、前記第1光源から射出される前記第1光が入射する第1入射端および前記第1光を射出する第1射出端を備える第1導光素子と、前記第1導光素子から射出される前記第1光が入射し、前記第1光のうち第1偏光成分を通過させ、第1光のうち第2偏光成分を遮光する第1偏光光学系と、前記第1偏光光学系から射出される前記第1偏光成分を画像情報に基づいて変調する第1光変調素子と、前記第1光変調素子から射出される光を投写する投写光学系と、を有し、前記第1偏光光学系は、前記第1導光素子から射出される前記第1光が入射する第1偏光素子と、前記第1偏光素子から射出される光が入射する第2偏光素子と、を備え、前記第1偏光素子は、ワイヤーグリッド層を有する無機偏光板であることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1のプロジェクターの要部を示す説明図である。
変形例1の第1偏光光学系および第1光変調素子の説明図である。
変形例2の第1偏光光学系の説明図である。
実施形態2のプロジェクターの要部を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係るプロジェクターを説明する。
【0010】
(実施形態1)
図1は、実施形態1のプロジェクターP1の要部を示す説明図である。図1に示すように、プロジェクターP1は、スクリーンSに画像光を投写する。プロジェクターP1は、第1光源1と、第1導光素子2と、第1平行化素子3と、第1偏光光学系4と、第1光変調素子5と、第1出射側偏光素子6と、投写光学系7と、制御部8を備える。本形態では、第1光源1、第1導光素子2、第1平行化素子3、第1偏光光学系4、第1光変調素子5、第1出射側偏光素子6、および投写光学系7は、軸線Lに沿ってこの順で配置される。以下、本明細書において、軸線Lに沿う方向を軸線方向とする。
(【0011】以降は省略されています)

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