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公開番号
2025108582
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2025066591,2022522247
出願日
2025-04-15,2020-10-13
発明の名称
アモルファスポリαオレフィン含有ポリオレフィン配合物
出願人
エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー
,
Evonik Operations GmbH
代理人
弁理士法人あしたば国際特許事務所
主分類
C08L
23/04 20060101AFI20250715BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】強度と耐衝撃性のバランスが調整された射出成形部品を製造できる配合物。
【解決手段】少なくとも2種の異なるポリオレフィンを含み、追加成分としてモノマーであるエテン、プロペン、1-ブテンをベースとし、190℃での粘度が200mPa・s~200000mPa・sであるアモルファスポリ-α-オレフィンをさらなる成分として含み、少なくとも2種の異なるポリオレフィンとしてポリエチレンとポリプロピレンを含む配合物であり、ポリエチレンは、ISO1133の方法に従って測定されたメルトフローインデックス[MFI2.16kg@190℃]が10g/10分未満、好ましくは0.01~2g/10分であり、ポリプロピレンは、特定の方法に従って測定されたメルトフローインデックス[MFI2.16kg@230℃]が50g/10分、好ましくは0.01~25g/10分である配合物とそのような配合物の製造方法と使用が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも2種の異なるポリオレフィンを含み、
モノマーであるエテン、プロペン、1-ブテンをベースとし、かつ明細書記載の方法に
従って測定された190℃での粘度が200mPa・s~200000mPa・sである
アモルファスポリ-α-オレフィンをさらなる成分として含み、
前記少なくとも2種の異なるポリオレフィンとして、ポリエチレンとポリプロピレンを
含む配合物であり、
前記ポリエチレンは、明細書記載のISO 1133の方法に従って測定されたメルト
フローインデックス[MFI2.16kg@190℃]が、10g/10分未満、好まし
くは0.01~2g/10分であり、
前記ポリプロピレンは、明細書記載の方法に従って測定されたメルトフローインデック
ス[MFI2.16kg@230℃]が、50g/10分、好ましくは0.01~25g
/10分である配合物。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記少なくとも2種の異なるポリオレフィンとして、ポリエチレンとポリプロピレンを
含む、請求項1記載の配合物。
【請求項3】
前記2種の異なるポリオレフィンのうちの少なくとも1つが、少なくとも部分的に、好
ましくは完全に再生物である、請求項1または請求項2記載の配合物。
【請求項4】
前記アモルファスポリ-α-オレフィンの割合が、前記配合物の総質量に対し、1重量
%~25重量%、好ましくは2重量%~15重量%、特に好ましくは3重量%~10重量
%、非常に特に好ましくは5重量%~7.5重量%である、請求項1~請求項3のいずれ
か一項記載の配合物。
【請求項5】
前記少なくとも2種のポリオレフィンの総質量に対し、前記配合物中の少数ポリオレフ
ィンの割合が、1重量%~45重量%、好ましくは2重量%~30重量%、特に好ましく
は5重量%~20重量%であり、前記配合物中の多数ポリオレフィンの割合が、55重量
%~99重量%、好ましくは70重量%~98重量%、特に好ましくは80重量%~95
重量%である、請求項1~請求項4のいずれか一項記載の配合物。
【請求項6】
前記アモルファスポリ-α-オレフィンは、多分散度が5~10であり、および/また
は、好ましくはおよび、ガラス転移温度が-45℃~-25℃であり、いずれの場合も明
細書記載の測定方法に従って測定されている、請求項1~請求項5のいずれか一項記載の
配合物。
【請求項7】
前記アモルファスポリ-α-オレフィンは、明細書記載の測定方法に従って測定された
メルトフローインデックス[MFI2.16kg@140℃]が40~10,000であ
る、請求項1~請求項6のいずれか一項記載の配合物。
【請求項8】
前記アモルファスポリ-α-オレフィンは、モノマーであるエチレン、プロピレン、お
よび1-ブテンをベースとし、
モノマーであるプロピレンまたは1-ブテンの割合が50重量%を超え、
残りのモノマーであるエチレンと1-ブテン、またはエチレンとプロピレンの合計割合
が、いずれの場合も50重量%未満であり、
いずれの場合も、エチレン、プロピレン、および1-ブテンのモル比の合計に対する割
合である、請求項1~請求項7のいずれか一項記載の配合物。
【請求項9】
前記アモルファスポリ-α-オレフィンは、前記1-ブテンまたはプロペンブロックの
アイソタクチック性が、明細書記載の測定方法に従って測定されたmmmm-ペンタッド
分率で80%未満である、請求項1~請求項8のいずれか一項記載の配合物。
【請求項10】
前記成分を混合する、請求項1~請求項9のいずれか一項記載の配合物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、
少なくとも2種の異なるポリオレフィンを含み、モノマーであるエテン、プロペン、1
-ブテンをベースとし、かつ明細書記載の方法に従って測定された190℃での粘度が2
00mPa・s~200000mPa・sであるアモルファスポリ-α-オレフィンをさ
らなる成分として含み、少なくとも2種の異なるポリオレフィンとして、ポリエチレンと
ポリプロピレンを含む配合物であり、ポリエチレンは、明細書記載のISO 1133の
方法に従って測定されたメルトフローインデックス[MFI2.16kg@190℃]が
、10g/10分未満、好ましくは0.01~2g/10分であり、ポリプロピレンは、
明細書記載の方法に従って測定されたメルトフローインデックス[MFI2.16kg@
230℃]が、50g/10分、好ましくは0.01~25g/10分である配合物と、
そのような配合物の製造方法と、
その使用と、
に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリオレフィン、特にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンの群のホモポリマー
およびコポリマーは、一般的に使用されるプラスチックにおいて最大の群を形成しており
、世界で最大の生産量を記録している。これらの材料の実質的な適用分野は、フィルム、
包装、そして自動車製造用などの非常に多種多様な射出成形部品である。特に自動車製造
では、日常での最高の使いやすさを確保するために、強度と耐衝撃性のバランスが適切に
調整されたこれらの射出成形部品を製造することが重要である。
【0003】
このバランスを確保するためには、強度の確保を目的とした成分(通常、結晶性ポリプ
ロピレン)と、耐衝撃性の確保を目的とした別の成分(多くの場合、ポリエチレンに富む
成分)と、からなる混合物を使用するのが一般的である。後者の成分は、ゴム状で粘着性
があることが多い。したがって、設備の一部がベトベトになり、混合物をもはや処理でき
なくなるので、製造工程中のこの成分の割合を希望のままに増やすことはできない。
【0004】
異相ポリマー混合物、特にポリエチレンとポリプロピレンからなる異相ポリマー混合物
の品質を向上するために、しばしば添加剤を使用して、強度の原因となる結晶構造を有す
るポリプロピレンマトリックスを、柔らかい衝撃吸収性ポリエチレンに富む画分と相溶化
する。
【0005】
特許文献1は、ランダムエチレン/プロピレンコポリマーと、低密度~超低密度のラン
ダムエチレン/α-オレフィンコポリマーと、を含む相乗的複合組成物であり、当該α-
オレフィンが少なくとも4個の炭素原子を有する組成物を記載している。それはさらに、
当該複合組成物を含むポリオレフィン組成物、特にポリプロピレン組成物に関する。ラン
ダムエチレン/α-オレフィンコポリマーのMFIは、0.1~30dg/分である。
【0006】
特許文献2は、MFIが30dg/分以下のC
3
-C
2
-ブロックコポリマーおよびス
チレン-エチレン-ブチレン-スチレン(SEBS)ゴム成分の使用を記載している。
【0007】
特許文献3は、エチレンと3~10個の炭素原子を有するα-オレフィンとの反応によ
って得られるコポリマーを1~30重量%を含むポリマー組成物を記載している。コポリ
マーのMFIは、100~2000dg/分であり、分子量分布(MWD)は1~5であ
る。
【0008】
特許文献4は、MWDが5をはるかに下回るエチレン-α-オレフィンコポリマーを使
用した、ポリオレフィン(PPまたはHDPE)系「耐衝撃性改質」混合物の製造を記載
している。
【0009】
特許文献5は、最大MFIが500であるC
2
-C
3
コポリマーを製造するための気相
法を記載しており、気相反応器の下流で材料が「非粘着」状態で得られるという事実に言
及している。さらに、方法中のゴム含有量の高さが課題であると記載している。
【0010】
最近では、ポリプロピレンおよび/またはポリエチレン含有再生物を、処理後にバージ
ン・ポリエチレンおよび/またはポリプロピレンを使用して得られるものと同様の材料特
性を有する混合物に、処理できることがさらに必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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