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公開番号2025108539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025064463,2022517450
出願日2025-04-09,2020-09-17
発明の名称アスファルト混合組成物を調製する方法
出願人ベーアーエスエフ・エスエー
代理人個人,個人,個人
主分類C08J 3/20 20060101AFI20250715BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】アスファルト組成物の物理的性状に関しては大幅な改善が達成されているが、前記利点のためには時間とエネルギーの両方でより大きな努力が必要である。上記を考慮して、特に時間及びエネルギー効率に関して、非常に効果的な方法で前記材料を得るための改善された方法の提供が依然として必要である。
【解決手段】本発明は、アスファルト混合組成物を調製する方法であって、(1)アスファルト組成物を準備し、前記組成物を110~200℃の範囲の温度に加熱する工程、(2)粒状材料を準備し、前記材料を110~240℃の範囲の温度に加熱する工程、(3)1種又は複数の熱硬化反応性化合物を準備する工程、(4)(3)で準備された1種又は複数の熱硬化反応性化合物を(1)で得られたアスファルト組成物に添加し、2~180秒の範囲の時間混合物を均質化する工程、(5)(4)で得られた混合物を(2)で得られた粒状材料に添加し、5~180秒の範囲の時間スラリーを均質化する工程を含む、方法に関する。更に、本発明は、前記方法によって得られた、又は得られるアスファルト混合組成物、及びその使用に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アスファルト混合組成物を調製する方法であって、
(1)アスファルト組成物を準備し、前記組成物を110~200℃の範囲の温度に加熱する工程、
(2)粒状材料を準備し、前記材料を110~240℃の範囲の温度に加熱する工程、
(3)1種又は複数の熱硬化反応性化合物を準備する工程、
(4)(3)で準備された1種又は複数の熱硬化反応性化合物を(1)で得られたアスファルト組成物に添加し、2~180秒の範囲の時間混合物を均質化する工程、
(5)(4)で得られた混合物を(2)で得られた粒状材料に添加し、5~180秒の範囲の時間スラリーを均質化する工程を含む、方法。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
(4)の後及び(5)の前に、(4)で得られた混合物が、60~190℃の範囲の温度で保管される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
(4)の後及び(5)の前に、(4)で得られた混合物を、100rpm以下の混合速度で混合する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
(4)で得られた混合物が(5)で直接処理される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1種又は複数の熱硬化反応性化合物が、ポリイソシアネート、エポキシ樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、及びそれらのうちの2種又はそれ以上の混合物からなる群から選択される1種又は複数の化合物を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記1種又は複数の熱硬化反応性化合物の総量と前記アスファルト組成物との質量比が0.1:99.9~25:75の範囲である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
(4)で得られた混合物と(2)で得られた粒状材料との質量比が0.5:99.5~25:75の範囲である、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
(2)で準備された 粒状材料が、砂利、再生アスファルト舗装材、砂、1種又は複数のフィラー材料、及びそれらのうちの2種又はそれ以上の混合物からなる群から選択される1種又は複数の粒状材料を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
(1)で準備されたアスファルト組成物が、1種若しくは複数の添加剤を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
(2)で準備された粒状材料が、再生アスファルト舗装材を5~100質量%含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト混合組成物を調製する方法、前記方法によって得られた、又は得られるアスファルト混合組成物、及びその使用に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
導入
一般に、アスファルトは、アスファルテン及びマルテンに分類されるさまざまな分子種を含有するコロイド状物質である。アスファルトは粘弾性及び熱可塑性を有するため、極度の寒さから極度の暑さまで、さまざまな温度において性状が変化する。アスファルトは、暑い気候では柔らかくなり、極寒時にはひび割れる傾向がある。低温においてアスファルトはもろくなり、亀裂が入りやすくなるが、高温では柔らかくなり、物理的性状が失われる。
【0003】
結合材、又はより一般的な用語では改質材として熱硬化反応性成分を添加することにより、アスファルトの物理的性状をさまざまな温度においてより一定に保ち、及び/又はアスファルトがさらされる温度範囲にわたって物理的性状を改善することができる。
【0004】
添加された結合材又は改質材によって改質されるそのようなアスファルトは、当該技術分野で長年の間既知である。しかし、アスファルト業界では、改善されたアスファルトが依然として必要である。これは、部分的には、現在知られているポリマー改質アスファルトに多数の欠陥があるためである。これらの欠陥には、例えば、永久変形(わだち掘れ)、曲げ疲労、湿気に影響されやすいこと、低温稼動での弾性の低下が含まれる。
【0005】
WO 01/30911 A1において、組成物の総質量に対して、ポリメリックMDIを約1~8質量%含むアスファルト組成物であって、ポリメリックMDIの官能基数が少なくとも2.5である、アスファルト組成物が開示されている。該文献はまた、2時間未満の反応時間を使用して、前記アスファルト組成物を調製する方法に関する。生成物であるMDI-アスファルトの形成は、生成物の粘度の増加によって、又はより好ましくは動的機械分析(DMA)によって測定される。
【0006】
WO 01/30912 A1において、アスファルト及び水の他に、乳化性ポリイソシアネートを含む水性アスファルトエマルジョンが開示されている。該文献はまた、前記エマルジョンを含む骨材組成物、及び前記組成物を調製する方法に関する。
【0007】
WO 01/30913 A1において、組成物の総質量に対して、ポリメリックMDIをベースとするプレポリマーを約1~5質量%含むアスファルト組成物であって、該ポリメリックMDIの官能基数が少なくとも2.5である、アスファルト組成物が開示されている。該文献はまた、前記アスファルト組成物を調製する方法に関する。
【0008】
https://eapa.org/wp-content/uploads/2018/07/EAPA-paper-Warm-MixAsphalt-version-2014-1.pdf「The use of Warm Mix Asphalt」、EAPA Position Paper、2014年1月1日、1~23頁において、100℃をわずかに超える温度で、従来のHMAと同等の性状又は性能を有するアスファルトを製造するためのウォームミックスアスファルト(WMA)技術が開示されている。
【0009】
https://www.faa.gov/documentlibrary/media/advisory_circular/150-5370-14A/150_5370_14a_app 1 _part_I I_a. pdf:「Hot Mix Asphalt Paving Handbook, AC 150/5370-14A, Appendix 1, Part II-a」、2001年1月1日、1~11頁において、いくつかの種類のアスファルトプラント環境、すなわちバッチプラント、並流式ドラム混合プラント、及び向流式ドラム混合プラントにおけるホットミックスアスファルトプラントの操作が開示されている。
【0010】
http://web.archive.org/web/20071223141536/http://www.in.gov/indot/files/chapter_03(5).pdf:「HOT MIX ASPHALT PLANT OPERATIONS, Chapter 3」、2007年12月23日、1~78頁において、バッチ及びドラムプラント環境でのホットミックスアスファルトプラントの操作、HMAの性状、骨材の混合、プラントの検査及びスケールチェック、プラントのキャリブレーション、プラントのトラブルシューティングにおけるプラントの種類の影響が開示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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