TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025107019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024000710
出願日2024-01-05
発明の名称色素剤、及びそれを用いた着色合成樹脂の製造方法
出願人日農化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C09B 67/44 20060101AFI20250710BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 水溶性天然色素が合成樹脂に馴染みやすく、且つ、合成樹脂の成型性に悪影響を及ぼしにくい色素剤を提供する。
【解決手段】
合成樹脂を着色するための色素剤であって、炭素数1~2の一価アルコールの含有量が10質量%~50質量%であり、イソプロピルアルコールの含有量が5質量%~25質量%であり、ノルマルプロピルアルコールの含有量が0質量%~10質量%であり、炭素数2~4のグリコールの含有量が1質量%~10質量%であり、ジプロピレングリコール-n-ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、及びジエチレングリコールジメチルエーテルからなる群から選択される1種以上のエーテルの含有量が0質量%~10質量%であり、水溶性天然色素の含有量が1質量%~20質量%であり、残部が水である、色素剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂を着色するための色素剤であって、
炭素数1~2の一価アルコールの含有量が10質量%~50質量%であり、
イソプロピルアルコールの含有量が5質量%~25質量%であり、
ノルマルプロピルアルコールの含有量が0質量%~10質量%であり、
炭素数2~4のグリコールの含有量が1質量%~10質量%であり、
ジプロピレングリコール-n-ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、及びジエチレングリコールジメチルエーテルからなる群から選択される1種以上のエーテルの含有量が0質量%~10質量%であり、
水溶性天然色素の含有量が1質量%~20質量%であり、
残部が水である、色素剤。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記一価アルコールの含有量が20質量%~50質量%である、請求項1に記載の色素剤。
【請求項3】
前記イソプロピルアルコールの含有量が10質量%~25質量%である、請求項1に記載の色素剤。
【請求項4】
前記ノルマルプロピルアルコールの含有量が2質量%~10質量%である、請求項1に記載の色素剤。
【請求項5】
前記エーテルの含有量が1質量%~10質量%である、請求項1に記載の色素剤。
【請求項6】
請求項1乃至5に記載の色素剤と合成樹脂を混合することを特徴とする、着色合成樹脂の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、天然色素を含有する色素剤に関し、特に、水溶性天然色素を含有する色素剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
着色剤としては、石油などから合成された有機顔料や、鉱石や金属酸化物などから作られる無機顔料が知られている。これらの有機顔料や無機顔料は、アクリル樹脂やウレタン樹脂などの合成樹脂に混合され、インキ、塗料、プラスチックなど幅広い用途で使用されている。
【0003】
一方、有機顔料や無機顔料以外の着色剤として、植物から得られる天然色素も知られている。例えば、ウコンに含まれる天然色素のクルクミンは、古くから布の染色に使用されており、また、赤シソに含まれる天然色素は、梅干しの着色に使用されている。このように、天然色素は、食品や布を着色する用途で使用されている。
【0004】
昨今、SDGsへの取り組みに代表されるように、環境問題やエネルギー資源の有効活用が強く求められている。このような状況を踏まえ、天然色素を合成樹脂の着色に用いることも検討されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3147064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
天然色素の中には、水に溶解する水溶性天然色素がある。天然色素の中でも水溶性天然色素は、合成樹脂に馴染みにくく、不均一な着色になってしまうという問題がある。
【0007】
一方、水溶性色素を乳化したり顔料化したりすることで、水溶性色素を水に溶解しにくくし、水溶性色素の着色対象物への馴染みやすさを改善する技術も知られている。しかしながら、このような技術を用いる場合には、乳化や顔料化のための工程が必要になり、コストが上昇するという問題がある。また、水溶性色素を乳化や顔料化させるために配合する成分によっては、合成樹脂の成型性に悪影響を及ぼすこともある。
【0008】
本発明は、水溶性天然色素が合成樹脂に馴染みやすく、且つ、合成樹脂の成型性に悪影響を及ぼしにくい色素剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の要旨は以下のとおりである。
[1] 合成樹脂を着色するための色素剤であって、炭素数1~2の一価アルコールの含有量が10質量%~50質量%であり、イソプロピルアルコールの含有量が5質量%~25質量%であり、ノルマルプロピルアルコールの含有量が0質量%~10質量%であり、炭素数2~4のグリコールの含有量が1質量%~10質量%であり、ジプロピレングリコール-n-ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、及びジエチレングリコールジメチルエーテルからなる群から選択される1種以上のエーテルの含有量が0質量%~10質量%であり、水溶性天然色素の含有量が1質量%~20質量%であり、残部が水である、色素剤
[2] 前記一価アルコールの含有量が20質量%~50質量%である、[1]に記載の色素剤。
[3] 前記イソプロピルアルコールの含有量が10質量%~25質量%である、[1]に記載の色素剤。
[4] 前記ノルマルプロピルアルコールの含有量が2質量%~10質量%である、[1]に記載の色素剤。
[5] 前記エーテルの含有量が1質量%~10質量%である、[1]に記載の色素剤。
[6] [1]乃至[5]に記載の色素剤と合成樹脂を混合することを特徴とする、着色合成樹脂の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、水溶性天然色素が合成樹脂に馴染みやすく、且つ、合成樹脂の成型性に悪影響を及ぼしにくい色素剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日農化学工業株式会社
色素剤、及びそれを用いた着色合成樹脂の製造方法
4日前
ベック株式会社
被覆材
18日前
ベック株式会社
水性被覆材
1か月前
ベック株式会社
水性被覆材
1か月前
株式会社リコー
インクセット
1か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
27日前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
19日前
artience株式会社
印刷インキ
1か月前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
1か月前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
1か月前
JNC株式会社
光硬化型導電性ペースト
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
株式会社フェクト
透明防錆塗料
1か月前
ハニー化成株式会社
防反射処理剤
18日前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
ハニー化成株式会社
親水防汚処理剤
18日前
artience株式会社
粘着剤及び粘着シート
14日前
アイカ工業株式会社
ポリマー被覆粒子の製造方法
11日前
ウォールボンド工業株式会社
壁紙の剥離方法
28日前
リンテック株式会社
粘着シート
1か月前
artience株式会社
印刷インキおよび印刷物
20日前
三洋化成工業株式会社
粘着剤主剤及び粘着剤組成物
12日前
artience株式会社
化粧材用プライマー組成物
12日前
artience株式会社
水性粘着剤及び粘着シート
1か月前
artience株式会社
ヒートシール剤および積層体
18日前
荒川化学工業株式会社
粘着剤組成物、硬化物及び積層体
1か月前
サカタインクス株式会社
金属印刷用インキ組成物
1か月前
理研ビタミン株式会社
樹脂シートコーティング用防曇剤
28日前
サカタインクス株式会社
金属印刷用インキ組成物
1か月前
協立化学産業株式会社
シール剤組成物
1か月前
三井化学株式会社
コート層
1か月前
王子ホールディングス株式会社
再剥離性粘着シート
12日前
artience株式会社
活性エネルギー線硬化型接着剤
14日前
花王株式会社
研磨液
1か月前
花王株式会社
研磨液
1か月前
五洋建設株式会社
固化処理土及びその製造方法
18日前
続きを見る