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公開番号2025099054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215406
出願日2023-12-21
発明の名称固化処理土及びその製造方法
出願人五洋建設株式会社
代理人個人,個人
主分類C09K 17/02 20060101AFI20250626BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】竹等の植物を有効活用し、カーボンネガティブに寄与することができる固化処理土及びその製造方法の提供。
【解決手段】この固化処理土は、含水比を調整した粘性土に固化材及び吸水材として植物性材料が炭化してなる炭化材を添加して固化処理され、実質的にカーボンネガティブを達成するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
含水比を調整した粘性土に固化材を添加して固化処理された固化処理土において、
吸水材として植物性材料が炭化してなる炭化材が添加されていることを特徴としてなる固化処理土。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記炭化材は、竹炭である請求項1に記載の固化処理土。
【請求項3】
前記炭化材は、もみ殻燻炭である請求項1に記載の固化処理土。
【請求項4】
前記固化材は、セメントに高炉スラグが混合された高炉セメントである請求項1~3の何れか一に記載の固化処理土。
【請求項5】
前記炭化材は、燃焼温度300~800℃で炭化されている請求項1~3の何れか一に記載の固化処理土。
【請求項6】
含水比を調整した粘性土に固化材を添加して固化させる固化処理土の製造方法において、
前記粘性土と前記固化材とを均一に混合した後、植物性材料が炭化してなる炭化材を添加して混合させることを特徴としてなる固化処理土の製造方法。
【請求項7】
前記炭化材を燃焼温度300~800℃で炭化させる請求項6に記載の固化処理土の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カーボンネガティブが可能な固化処理土及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、港湾工事で発生する浚渫粘土に代表される軟弱な高含水比粘性土は、セメント系の固化材を添加し、固化処理することによって所定の強度を有する固化処理土として有効活用されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
しかしながら、このような固化処理土は、固化材としてセメントを使用するため、セメントの製造、運搬及び施工に際し温室効果ガスである二酸化炭素(CO

)を排出するため、地球温暖化防止の観点から、セメント使用量の低減やセメント製造の過程でCO

の排出量が少ない高炉セメント等の使用等が求められている。
【0004】
一方、コンクリートの分野では、カーボンニュートラルを実現するための技術開発が盛んに行われており、その一例として、コンクリートに炭化材を混和することによって、コンクリートに炭素を固定し、固定された炭素量に応じたCO

量がコンクリートの製造等によって排出されるCO

量を上回ることでカーボンネガティブを実現することが知られている。
【0005】
また、カーボンニュートラル実現のためには、樹木等の植物の光合成による二酸化炭素の吸収によるCO

排出量の低減が有効であり、特に、竹等の成長速度の速い植物は、増殖が比較的容易であり、数量の増加によってカーボンニュートラル実現に寄与することが期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-215191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、竹等の成長速度の速い植物は、建材等として利用が困難な場合が多く、成長速度が速い故に、管理者不足によって放置されている場合が多いという問題があった。
【0008】
また、竹等の成長速度の速い植物は、成長速度が速いが故に成長量と枯れ死量とが均衡し、枯れ死材の焼却廃棄等にCO

が排出されることによって、実際には、CO

排出量の低減の低減にあまり寄与していないおそれがあった。
【0009】
さらに、竹等の成長速度の速い植物は、繁殖力が強いため、他の植物の育成を阻害するおそれもあった。
【0010】
よって、竹等の成長速度の速い植物がカーボンニュートラル実現に寄与するためには、竹林等の適切な管理による伐採と植樹の好適なサイクルを構築し、伐採によって生じた材料を有効活用することが望まれている。
(【0011】以降は省略されています)

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