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公開番号
2025106793
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2024202853
出願日
2024-11-21
発明の名称
パターン形成方法およびフォトレジスト膜
出願人
三星エスディアイ株式会社
,
SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250709BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】感度を改善できるパターン形成方法及びそれにより得られるフォトレジスト膜を提供する。
【解決手段】基材上に有機スズ化合物を含む半導体フォトレジスト用組成物を適用する段階;乾燥および加熱してフォトレジスト膜を形成する段階;および前記フォトレジスト膜を露光および現像する段階を含み、前記有機スズ化合物はSn-C結合を含む少なくとも1個の有機リガンドおよび少なくとも1個の有機カルボニルオキシ基を有し、前記フォトレジスト膜は露光前または露光後に(R
1
Sn)
x
O
y
(OAR
2
)
z
で表される化合物を含むものである、パターン形成方法、並びに(R
1
Sn)
x
O
y
(OAR
2
)
z
で表される化合物を含むフォトレジスト膜。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
基材上に有機スズ化合物を含む半導体フォトレジスト用組成物を適用する段階;
乾燥および加熱してフォトレジスト膜を形成する段階;並びに
前記フォトレジスト膜を露光および現像する段階を含み、
前記有機スズ化合物は、Sn-C結合を含む少なくとも1個の有機リガンドおよび少なくとも1個の有機カルボニルオキシ基を有し、
前記フォトレジスト膜は、露光前または露光後に、(R
1
Sn)
x
O
y
(OAR
2
)
z
(x、y、およびzは、それぞれ独立して、0.1~0.9であり、x+y+z=1であり、Aは、単結合またはC=Oであり、R
1
は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、置換もしくは非置換のC6~C30アリールアルキル基、およびL
a
-O-R
a
(ここで、L
a
は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキレン基であり、R
a
は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基である)の中から選択され、R
2
は、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)で表される化合物を含むものである、パターン形成方法。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記フォトレジスト膜は、Sn-OAR
2
結合、Sn-O-Sn結合、およびSn-C結合を含むものである、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項3】
露光前、前記フォトレジスト膜に含まれる前記(R
1
Sn)
x
O
y
(OAR
2
)
z
で表される化合物の含有量は、半導体フォトレジスト用組成物の100重量%に対して5~95重量%である、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項4】
露光および現像後、前記フォトレジスト膜に含まれる前記(R
1
Sn)
x
O
y
(OAR
2
)
z
で表される化合物の含有量は、半導体フォトレジスト用組成物の100重量%に対して5~95重量%である、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項5】
前記基材上に有機スズ化合物を含む半導体フォトレジスト用組成物を適用する段階は、
化学的気相蒸着(CVD)、又は物理的気相蒸着(PVD)から選択される蒸着方式、並びにスピンコーティング、スリットコーティング、又はインクジェットプリンティングから選択される塗布方式の少なくとも1つの方法で行われるものである、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項6】
前記フォトレジスト膜を露光する段階は、5nm~150nmの波長の光を用いて行われるものである、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項7】
前記R
1
は、置換もしくは非置換のC1~C8アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C8シクロアルキル基、1つ以上の二重結合または三重結合を含む置換もしくは非置換のC2~C8脂肪族不飽和有機基、置換もしくは非置換のC6~C20のアリール基、置換もしくは非置換のC4~C20ヘテロアリール基、カルボニル基、エトキシ基、プロポキシ基、またはこれらの組み合わせであり、
前記R
2
は、水素、置換もしくは非置換のC1~C8アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C8シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C8アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C8アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C20のアリール基、またはこれらの組み合わせである、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項8】
前記R
1
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、tert-ブチル基、2,2-ジメチルプロピル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、エテニル基、プロペニル基、ブテニル基、エチニル基、プロピニル基、ブチニル基、フェニル基、トリル基、キシレン基、ベンジル基、ホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、ペンタノイル基、エトキシ基、プロポキシ基、またはこれらの組み合わせであり、
前記R
2
は、水素、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、tert-ブチル基、2,2-ジメチルプロピル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、エテニル基、プロペニル基、ブテニル基、エチニル基、プロピニル基、ブチニル基、フェニル基、トリル基、キシレン基、ベンジル基、またはこれらの組み合わせである、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項9】
前記半導体フォトレジスト用組成物は、界面活性剤、架橋剤、レベリング剤、有機酸、抑制剤(quencher)、またはこれらの組み合わせの添加剤をさらに含む、請求項1に記載のパターン形成方法。
【請求項10】
(R
1
Sn)
x
O
y
(OAR
2
)
z
(x、y、およびzは、それぞれ独立して、0.1~0.9であり、x+y+z=1であり、Aは、単結合またはC=Oであり、R
1
は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、置換もしくは非置換のC6~C30アリールアルキル基、およびL
a
-O-R
a
(ここで、L
a
は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキレン基であり、R
a
は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基である)の中から選択され、R
2
は、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである)で表される化合物を含むフォトレジスト膜。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本記載は、パターン形成方法およびパターンの形成に使用されるフォトレジスト膜に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
次世代の半導体デバイスを製造するための要素技術の一つとして、EUV(極紫外線光)リソグラフィが注目されている。EUVリソグラフィは、露光光源として波長13.5nmのEUV光を用いるパターン形成技術である。EUVリソグラフィによれば、半導体デバイス製造プロセスの露光工程で、極めて微細なパターン(例えば、20nm以下)を形成できることが実証されている。
【0003】
極紫外線(extreme ultraviolet、EUV)リソグラフィの実現は、16nm以下の空間解像度(spatial resolutions)で行える互換可能なフォトレジストの現像(development)を必要とする。現在、伝統的な化学増幅型(CA:chemically amplified)フォトレジストは、次世代デバイスのための解像度(resolution)、光速度(photospeed)、およびフィーチャー粗さ(feature roughness)、ラインエッジ粗さ(line edge roughnessまたはLER)についての仕様(specifications)を満たすために努力している。
【0004】
これらの高分子型フォトレジストで起こる酸触媒反応(acid catalyzed reactions)に起因する固有のイメージぼかし(intrinsic image blur)は、小さなフィーチャー(feature)サイズにおいて解像度を制限するが、これは電子ビーム(e-beam)リソグラフィで長い間知られてきた事実である。化学増幅型(CA)フォトレジストは高い敏感度(sensitivity)のために設計されたが、それらの典型的な元素構成(elemental makeup)が13.5nmの波長でフォトレジストの吸光度を低くし、その結果、敏感度を減少させるため、部分的にはEUV露光下でさらなる困難を経験することがある。
【0005】
CAフォトレジストはまた、小さなフィーチャーサイズにおいて粗さ(roughness)問題によって困難を経験し、部分的に酸触媒工程の本質に起因して、光速度(photospeed)が減少するにつれてラインエッジ粗さ(LER)が増加することが実験から明らかになった。CAフォトレジストの欠点および問題に起因して、半導体産業では新しいタイプの高性能フォトレジストに対する要求がある。
【0006】
前記説明した化学増幅型有機系感光性組成物の短所を克服するために、無機系感光性組成物が研究されてきた。無機系感光性組成物の場合、主に非化学増幅型機序による化学的変性で現像剤組成物による除去に耐性を有するネガティブトーンパターニングに使用される。無機系組成物の場合、炭化水素に比べて高いEUV吸収率を有する無機系元素を含有していて、非化学増幅型機序でも敏感性が確保可能であり、ストキャスティクス効果にもより敏感でなく、ラインエッジ粗さおよび欠陥の個数も少ないことが知られている。
【0007】
タングステン、およびニオブ(niobium)、チタン(titanium)、および/またはタンタル(tantalum)と混合されたタングステンのペルオキソポリ酸(peroxopolyacids)に基づく無機フォトレジストは、パターニングのための放射敏感性材料(radiation sensitive materials)用として報告されてきた(US5061599,;H.Okamoto,T.Iwayanagi,K.Mochiji,H.Umezaki,T.Kudo、Applied Physics Letters,49(5),298-300,1986)。
【0008】
これらの材料は、遠紫外線(deep UV)、x線、および電子ビームソースであって、二重層構成(bilayer configuration)に大きなフィーチャーをパターニングする上で効果的であった。より最近には、プロジェクションEUV露光によって15nmのハーフ-ピッチ(HP)をイメージング(image)するために、ペルオキソ錯化剤(peroxo complexing agent)と共に陽イオンハフニウムメタルオキシドスルフェート(cationic hafnium metal oxide sulfate、HfSOx)材料を使用する場合、印象的な性能を示した(US2011-0045406,;J.K.Stowers,A.Telecky,M.Kocsis,B.L.Clark,D.A.Keszler,A.Grenville,C.N.Anderson,P.P.Naulleau,Proc.SPIE,7969,796915,2011)。このシステムは非-CAフォトレジスト(non-CA photoresist)の最上の性能を示し、実行可能なEUVフォトレジストのための要件に近づく光速度を有する。しかし、ペルオキソ錯化剤を有するハフニウムメタルオキシドスルフェート材料(hafnium metal oxide sulfate materials)はいくつかの現実的な欠点を有する。第一、これらの材料は高い腐食性の硫酸(corrosive sulfuric acid)/過酸化水素(hydrogen peroxide)混合物でコーティングされ、保存期間(shelf-life)の安定性(stability)が良くない。第二、複合混合物として性能改善のための構造変更が容易でない。第三、25wt%程度の極めて高い濃度のTMAH(tetramethylammonium hydroxide)溶液などで現像されなければならない。
【0009】
最近は、スズを含む分子が極紫外線吸収が卓越することが知られるにつれ、活発な研究が行われている。その一つである有機スズ高分子の場合、光吸収またはこれによって生成された二次電子によってアルキルリガンドが解離しながら、周辺鎖とのオキソ結合による架橋により有機系現像液で除去されないネガティブトーンパターニングが可能である。このような有機スズ高分子は、解像度、ラインエッジ粗さを維持しながらも飛躍的に感度が向上することを示したが、商用化のためには、前記パターニング特性の追加的な向上が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
一実施形態によるパターン形成方法は、感度が改善されたパターンを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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