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公開番号
2025106638
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2022089658
出願日
2022-06-01
発明の名称
環境分解性成分を含有した樹脂、及び其の樹脂を用いた成形品
出願人
丸紅ケミックス株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20250709BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明は環境分解成分を用いて製造した環境樹脂の最適な製造法と、其の樹脂を用いた最適な加工法を提供する。
【解決手段】・環境樹脂を用いた射出品、押出成形品を製造する手段を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
環境分解成分を10%W/V以上含み接合樹脂を熱可塑性樹脂とした樹脂成形品で、
環境分解物質を平均の粒径が1,000μm以下に粉砕し、粉砕した環境分解物質の粉体を、
マレイン酸変性のポリオレフィンを含む溶剤系、又は水系(エマルジョン系)の溶液に浸漬し、
前記溶液の温度を25度以上に加温して、攪拌して、混ぜ合わせ、
乾燥して、得られた塊を、粉砕する事で得られる、環境分解物質の粉体をマレイン酸変性のポリオレフィンは担持されたマレイン酸変性のポリオレフィン含有の環境分解物質。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記請求項1記載マレイン酸変性のポリオレフィンを含む環境分解物質をオレフィン系樹脂と、単軸、又は多軸押出機を用いて溶融混錬した成形用加工用樹脂。
【請求項3】
前記請求項2記載の成形用樹脂を用い成形加工をした樹脂成形品。
【請求項4】
請求項3は前記請求項1乃至請求項3記載のマレイン酸変性のポリオレフィンを、ハロゲン化ポリオレフィンの置き換えた、環境分解物質含有の、ポリオレフィンを主成分とする成形用樹脂、又はその樹脂を用い成形加工をした樹脂成形品。
【請求項5】
請求項3は前記請求項1乃至請求項3記載のマレイン酸変性のポリオレフィンを、スチレン変性アクリル樹脂に、ポリオレフィンをスチレン系樹脂、又はスチレン系樹脂を主成分とするポリマーアロイ、ポリマーブレンドに置き換えた、環境分解物質含有の、スチレン系樹脂を主成分とする成形用樹脂、又はその樹脂を用い成形加工をした樹脂成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自然環境の中で、分解する成分を含有する樹脂の製造方法、及び環境分解成分を含有する樹脂を用いた成形品に関するモノで、環境負荷を低減し、環境問題を解決する手段を提供する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、50μm以上150μm以下の微細化された紙粉を、熱可塑性樹脂で結着させた紙粉含有の成形加工用樹脂の製造方法が示されている。然しその紙粉含有の成形加工用樹脂を用いた成形加工、例えば射出成形の中の発泡成形、中空成形、圧空成形等に関しての記載は一切ない。
樹脂の混練性を高める為に紙粉にはシランカップリング剤、ステアリン酸等の高級脂肪酸、マレイン酸変性のポリオレフィン、オレフィン-無水マレイン酸共重合体を例示されている。マレイン酸変性のポリオレフィン、オレフィン-無水マレイン酸共重合体は配合予定のオレフィン系樹脂とは高い相容(溶)性を示すが、具体的な実施の手段が示されていない。
【0003】
特許文献2には、特許文献1と同様に微細紙粉(但し平均粒径が10μmから50μmと変更されている。)を同じ様に熱可塑性樹脂を用いて結着させる事が開示されている。特に無水マレイン酸基を有する化合物を0.3~5重量部含む事を開示している。無水マレイン酸基を有する化合物を含有する事で相容(溶)性が高まるとの記述があるが、無水マレイン酸基を有する化合物をどの様にして使用するかの具体的な説明はない。特許文献から、2軸の押出機に紙粉と、例えばポリオレフィンと、無水マレイン酸基を有する化合物を単に入れ込み、ペレット化する工程しか示していない。然もマレイン酸基を有する化合物は示されているが、塩素化ポリオレフィンに代表されるハロゲン化ポリオレフィンの開示はされていない。
【0004】
特許文献3には、平均粒径が10μmから100μmの微細紙粉を含む樹脂の製造方法が記載されている。特許文献2と同様にマレイン酸基を有する化合物の記載は有る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4904389号公報
特許第5683529号公報
特許第55991868号公報 特許文献3には、平均粒径が10μmから100μmの微細紙粉を含む樹脂の製造方法が記載されている。特許文献2と同様にマレイン酸基を有する化合物の記載は有る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
プラスチック成形品の環境汚染が問題となる昨今、自然界で容易に分解する環境分解性成分を主成分とする成形用樹脂の製造方法と、其の樹脂を用いた成形品の加工法を提供する。
【課題を解決するため(為)の手段】
【0007】
【発明の構成、作用、効果】
【0008】
(構成)
請求項1記載の第1発明は、環境分解物質とマレイン酸変性のポリオレフィンとが混ざり合い、環境分解物質の粉体表面にマレイン酸変性のポリオレフィンが担持されている。
(作用・効果)
請求項記載の第1発明は、環境分解物質の粉体表面にマレイン酸変性のポリオレフィンが担持されているので、マレイン酸変性のポリオレフィンは、ポリオレフィンと高い相容(溶)性を示すので、前記マレイン酸変性のポリオレフィン含有の環境分解物質と、ポリオレフィンとを単軸、又は多軸押出機を用いて溶融混錬して得られるポリオレフィンを用い、環境分解物質を含む成形加工用樹脂は、マレイン酸変性のポリオレフィンによって環境分解成分と、ポリオレフィンとは高い相容(溶)性を示すので、得られる前記成形用樹脂の物理的な強度は、マレイン酸変性のポリオレフィンを用いない場合より高くなる。
【0009】
(構成)
前記請求項2に記載の第2発明時は、環境分解物質と、マレイン酸変性のポリオレフィンと、マレイン酸変性のポリオレフィンと相容(溶)性を持つ、ポリオレフィンとからなる成形加工用樹脂。
(作用・効果)
前記請求項2に記載の第2発明時は、ポリオレフィンと相容(溶)性をもつマレイン酸変性のポリオレフィンが、環境分解成分の表面に担持されているので、前記成形加工用樹脂を用いて、成形加工した樹脂成形品は使用に耐える強度を持つ成形品が得られる。
【0010】
(構成)
前記請求項3記載の第3発明は、環境分解成分と、マレイン酸ポリオレフィンと、ポリオレフィンとから成る樹脂成形品。
(作用・効果)
前記請求項3記載の第3発明は、成形用樹脂のポリオレフィンと高い相容(溶)性を示すマレイン酸変性のポリオレフィンが、環境分解成分とポリオレフィンとを結着させるので、強度の高い成形品が得られる。
(【0011】以降は省略されています)
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