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公開番号2025106418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2025063020,2022525291
出願日2025-04-07,2020-10-30
発明の名称エンドセリンレセプターアンタゴニストを使用する眼疾患の処置
出願人パフューズ セラピューティクス, インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 31/422 20060101AFI20250708BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】眼疾患を処置する方法を提供すること。
【解決手段】本開示は、ヒト視覚系に、そして結果として、クオリティー・オブ・ライフに大きく影響を及ぼすある特定の眼の疾患が、エドネンタンまたはA-182086を使用して処置され得るという発見に関する。エドネンタンまたはA-182086は、単独で、または例えば、眼内圧(IOP)降下剤、神経保護剤、抗VEGF剤、もしくは全てと組み合わせて使用され得る。エドネンタンまたはA-182086を、単独で、またはさらなる薬剤と組み合わせて使用することによって、ある特定の疾患において網膜への灌流の増大が提供され、網膜細胞への損傷が低減される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2019年10月30日および2020年8月20日にそれぞれ出願された米国仮特許出願第62/928,092号および同第63/068,215号(これらの全内容は、全ての目的のために本明細書に参考として援用される)の優先権を主張する。
続きを表示(約 2,400 文字)【0002】
分野
本開示は、医療の分野および眼疾患の処置に関する。より具体的には、本開示は、緑内障、糖尿病網膜症(DR)、網膜静脈閉塞症(RVO)、非動脈炎性前部虚血性視神経症(non-arteritic anterior ischemic optic neuropathy)(NAION)、動脈炎性前部虚血性視神経症(arteritic anterior ischemic optic neuropathy)(AION)、および未熟児網膜症(ROP)の処置または改善におけるエドネンタンおよびA-182086エンドセリンレセプターアンタゴニストの使用に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
眼の疾患は、ヒトのクオリティー・オブ・ライフに対して非常に大きな影響を有するが、有効な処置は非常に分かりにくいままである。米国では、一千億ドル超という年間の経済的負担が、視力喪失、眼疾患、および視覚障害から生じると概算される。消耗性の眼疾患の例としては、緑内障、糖尿病網膜症(DR)、網膜静脈閉塞症(RVO)、非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)、動脈炎性前部虚血性視神経症(AION)、および未熟児網膜症(ROP)が挙げられる。
【0004】
緑内障は、視野欠損および視神経乳頭陥凹によって特徴づけられる眼の障害である。異常に高い眼内圧は、眼に有害であることが一般に公知であり、緑内障患者において、これはおそらく、網膜の変性を引き起こす最も重要な物理的変化であるという明確な徴候がある。最終的には、処置されなければ、時間を経て徐々に視力が失われる。しかし、緑内障の病態生理学的機序は、なお未知である。
【0005】
緑内障には3つの基本的なタイプが存在する:原発性、続発性、および先天性。原発性緑内障は、最も一般的なタイプであり、開放隅角緑内障および閉塞隅角緑内障に分けられ得る。原発性開放隅角緑内障(「POAG」)は、米国で観察される緑内障の最も頻度の高いタイプである。POAGは通常、慣用的な眼の検査中にその初期段階で検出される。原発性閉塞隅角緑内障は、急性緑内障ともいわれ、通常は、突発的な発症を有し、眼の疼痛および霧視によって特徴づけられる。続発性緑内障は、種々の他の状態(例えば、傷害、炎症、一般的な血管疾患、および糖尿病)の合併症として起こる。先天性緑内障は、眼の排液機序における発生上の欠損に起因する。
【0006】
糖尿病網膜症(DR)は、糖尿病の最も一般的な合併症であり、先進国の生産年齢集団における視力の低下および失明の原因第1位である。DRの発生率は、糖尿病の進展の時間とともに増大する。従って、1型糖尿病を有する患者のうちの90%および2型糖尿病を有する患者のうちの60%は、糖尿病の進展の20年後にある程度のDRを有する。西側諸国におけるDRの有病率は、非常に似通っており、およそ30%であり、その症例のうちの10%では、DRは、視力に重篤に脅威を与える進行した段階にある。
【0007】
DRは、血中グルコースレベルの変化が、網膜血管の変化を引きおこす場合に起こる。いくらかの場合には、これらの血管は腫脹し(swell up)(黄斑浮腫)、眼の後部へと液体を漏出させる。他の場合には、異常な血管が網膜の表面上で増殖する。処置されなければ、DRは、徐々により重篤になって「背景網膜症(background retinopathy)」から進行して、視力に重篤に影響を及ぼし得、失明をもたらし得る。
【0008】
網膜静脈閉塞症(RVO)は、網膜の血管障害であり、全世界で視力喪失の最も一般的な原因のうちの1つである。具体的には、それは、糖尿病網膜症後の網膜血管疾患に由来する失明の最も一般的な原因第2位である。RVOはしばしば、根底にある健康上の問題(例えば、高血圧症、高コレステロールレベル、糖尿病、および他の健康上の問題)の結果である。網膜静脈閉塞症には2つのタイプがある: 網膜中心静脈閉塞症(CRVO)は、主要な網膜静脈の閉塞であり、網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)は、より小さな分岐静脈のうちの1つの閉塞である。
【0009】
現在では、網膜静脈の閉塞を除去する(unblock)方法は存在せず、許容される処置は、網膜静脈閉塞症に関連する健康上の問題に対処することに指向される。視力は、網膜静脈閉塞症に罹ってしまった眼でも戻る場合もある。約1/3はある程度の改善を有し、約1/3は同じままであり、約1/3は徐々に改善するが、最終的な転帰を決定するには、1年またはより長くかかり得る。いくらかの場合には、閉塞した血管は、網膜における液体蓄積をもたらす。他の場合には、虚血の発生が、新たな血管の形成を引きおこす。RVOは現在、抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬物の硝子体内注射で処置されている。
【0010】
前部虚血性視神経症(AION)は、視神経の前部(後毛様体動脈循環によって主に供給される領域)への虚血性損傷から生じる。前部虚血性視神経症は、2つのタイプに分けられる: 血管炎(特に、巨細胞動脈炎)に続発する動脈性AION(AAION)および非炎症性小血管疾患に続発する非動脈性AION(NAION)。NAIONは、全AIONのうちの95%を構成し、50歳を超える人々における急性視神経症の最も一般的な原因であり、100,000人あたりおよそ2~10人の間の個体に影響を及ぼす(米国で1年間あたりおよそ1500~6000の新たな症例)。現在では、NAIONの一般に許容される処置または二次的防止は存在しないが、いくらかの患者では、ステロイドが旧来から使用されている。
(【0011】以降は省略されています)

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